聖書のおはなし小部屋　Part２コミュのB-5 契約の箱のそばにおかれた天使

※国と指導者上巻、その他 　
※B=宮の建設、列王紀上5：1〜8：66

■聖句　列王紀上6：23-38

23 本殿のうちにオリブの木をもって二つのケルビムを造った。その高さはおのおの十キュビト。
24 そのケルブの一つの翼の長さは五キュビト、またそのケルブの他の翼の長さも五キュビトであった。一つの翼の端から他の翼の端までは十キュビトあった。
25 他のケルブも十キュビトであって、二つのケルビムは同じ寸法、同じ形であった。
26 このケルブの高さは十キュビト、かのケルブの高さも同じであった。
27 ソロモンは宮のうちの奥にケルビムをすえた。ケルビムの翼を伸ばしたところ、このケルブの翼はこの壁に達し、かのケルブの翼はかの壁に達し、他の二つの翼は宮の中で互に触れ合った。

28 彼は金をもってそのケルビムをおおった。
29 彼は宮の周囲の壁に、内外の室とも皆ケルビムと、しゅろの木と、咲いた花の形の彫り物を刻み、
30 宮の床は、内外の室とも金でおおった。
31 本殿の入口にはオリブの木のとびらを造った。そのとびらの上のかまちと脇柱とで五辺形をなしていた。
32 その二つのとびらもオリブの木であって、ソロモンはその上にケルビムと、しゅろの木と、咲いた花の形を刻み、金をもっておおった。すなわちケルビムと、しゅろの木の上に金を着せた。
33 こうしてソロモンはまた拝殿の入口のためにオリブの木で四角の形に脇柱を造った。
34 その二つのとびらはいとすぎであって、一つのとびらは二つにたたむ折り戸であり、他のとびらも二つにたたむ折り戸であった。
35 ソロモンはその上にケルビムと、しゅろの木と、咲いた花を刻み、金をもって彫り物の上を形どおりにおおった。
36 また切り石三かさねと、香柏の角材ひとかさねとをもって内庭を造った。
37 第四年のジフの月に主の宮の基をすえ、
38 第十一年のブルの月すなわち八月に、宮のすべての部分が設計どおりに完成した。ソロモンはこれを建てるのに七年を要した。


　キュビトという単位は、手のひらを広げた時の親指から小指の先まで、およそ４４センチということですが、１０キュビトというのは、その１０倍なので、４４０センチで、４，４メートルということになります。二つの天使の像はそれぞれ４メートルを超える高さのものでした。それらが、金で覆われていたので、それは本当に黄金色に輝き美しかっただろうと思います。またそれは至 聖所に置かれ、至 聖所も金で覆われていたので、神の荘厳さを表すにふさわしいと言えます。
　宮の建築は３８節にあるように７年を要したと書かれています。
次の７章１節には、自分たちの家も建設し、それに１３年かかったので、宮とソロモンの家の両方にかかった年月は２０年になります。

　『最も壮麗な至 聖所が、山でモーセに示された型に従ってダビデに示された。契約の箱の上のケルビムに加えて、ソロモンは箱の各々の端に立たせる他のもっとも大きな二人の天使を作った。それは、神の律法を守る天のみ使いたちをあらわしていた。この至 聖所の美しさと輝きを描写するのは不可能である。この場所に、神聖な契約の箱が祭司により厳粛に崇敬の念をもって設置された。そして、その場所の床に立っていた二人の威厳あるケルビムの翼の下に置かれた。
　聖歌隊が神をたたえて声を高め、彼らの声のメロディは、あらゆる種類の楽器によって伴奏された。そして、宮の庭が賛美で鳴り響いている間、神の栄光の雲が、昔、荒野の幕屋を満たしたように建物を占めた。』（RH１９０５年１１月９日）


　インターネットには数多くのソロモンの至 聖所のイラストがありますが、どれも、正しくはないように思いました。近いものもありましたが、天使の足が動物のひづめになっていました。 あるイラストには、頭は人間、体はライオン、背中に翼がついているスフィンクスのような天使になっているものが描かれているのがありましたが、そのような描写は聖書に書かれていません。まるで、エジプトや、バビロンの偶像です！！
　聖書を読む時は、注意してよみ、イラストを探すときも、聖書の描写を頭に正しく描いておかなければ、容易にサタンのわなにはまってしまいそうだと思いました。




アーメン！！