聖書のおはなし小部屋　Part２コミュのB-4　宮の建設　宮の建設と品性建設

※国と指導者上巻、その他 　
※B=列王紀上5：1〜8：66


■聖句　列王紀上6：7

＜7 宮は建てる時に、石切り場で切り整えた石をもって造ったので、建てている間は宮のうちには、つちも、おのも、その他の鉄器もその音が聞えなかった。＞

＊エペソ2：
＜19 そこであなたがたは、もはや異国人でも宿り人でもなく、聖徒たちと同じ国籍の者であり、神の家族なのである。
20 またあなたがたは、使徒たちや預言者たちという土台の上に建てられたものであって、キリスト・イエスご自身が隅のかしら石である。
21 このキリストにあって、建物全体が組み合わされ、主にある聖なる宮に成長し、
22 そしてあなたがたも、主にあって共に建てられて、霊なる神のすまいとなるのである。 ＞

神殿は、わたしたちの体をあらわすものとして、聖書には書かれています。キリスト・イエスを隅のかしら石として、教会とそこに属する人々が神の家族として、あるいは、私たち自身の体を聖なる神殿、教会として保ち、霊的神のすまいとなるようにという神のみこころをあらわしています。


■列王紀上6:11―13

＜11 そこで主の言葉がソロモンに臨んだ、
12 「あなたが建てるこの宮については、もしあなたがわたしの定めに歩み、おきてを行い、すべての戒めを守り、それに従って歩むならば、わたしはあなたの父ダビデに約束したことを成就する。
13 そしてわたしはイスラエルの人々のうちに住み、わたしの民イスラエルを捨てることはない」。＞

　愛に富まれる主の祝福は、常に条件付であるということを覚えておくことは大切です。何の努力もしないで、祈るだけでは祝福は来ません。例えば、子供が頭のいいこになりたいと、祈りはしても、勉強をせずにゲームや遊んでばかりいては、賢い子になるはずがありません。

　12節には、「もしあなたがわたしの定めに歩み、おきてを行い、すべての戒めを守り、それに従って歩むならば、」と、主は明確に宣言しておられます。

　『この主の家を建てるためになされる準備は、主が与えられた命令に従ってなされなければならない。その建設に労力を惜しんではならない。なぜなら、そこで神が民とお会いになるからであった。その建物は、イスラエルの神の偉大さを地上の民に表さなければならない。あらゆる部分において、それはイスラエル人が全世界にその誉れを表すために召された神の完全さを表さなければならない。
　建設に関する設計検討は、たびたび繰り返された。すべての働きは、この明細な設計に極めて正確に従うべきであった。信じる者も信じない者も、その仕事に示された働きの重要さについて学ぶべきであった。
　宮の建設に見られる配慮は、われわれの品性建設に関しての教訓である。安価な材料が使われてはならなかった。それぞれの部分を組み合わせるのにいい加減な働きをしてはならなかった。部品は完全に他の部品と適合しなければならなかった。神の教会もそうでなけれなならない。品性建設という働きに、神の民は価値のない材木を持ってきたり、不注意で下手な働きをすべきではない。・・・・
　困惑と苦難のときに、また耐えるべき重い負担がもたらされたときに、品性形成にどのような種類の材木が使用されたかが明らかに見られるであろう。』（原稿18、1905年）

●神は技術、理解力、適応性を与えられる―6：12,13

　『この言葉は、ソロモンが宮の建築に従事している間に、彼に送られた。主は、建設に従事した彼の努力と他の者たちの努力を気にかけておられることを彼に保障なさった。

　神は今日、ご自分の働きに同じ注意と配慮を向けておられる。主のみ言葉を果たすために、また主のみ名に栄光をもたらすために誠実な望みをもって働く者たちは、増し加わる知識を得るであろう。なぜなら、主が彼らと協力なさるからである。主は、ご自分の栄光を見続けている者たちを承認の目を持って見守っておられる。主は、彼らに技術と理解力と働きへの適応性を与えられるであろう。最善を尽くす決心で神の奉仕につく人々は、もし、主によって与えられた指導に気をつけて、自分自身の知恵と考えに従わないならば、尊い教育を受けるであろう。すべての者は、謙遜に主を求めつつ、快活な感謝の気持ちで得た知識を主のために使用するように、教えられやすいものとなるべきである。』（同上）


アーメン！！