カレーライス王子コミュの気が変わらないうちに・・・　第３話-１

ココはとあるカフェの店外スペースである。カレーライス王子とやっぱ福神漬けがナイトがなにやら話している。

Ｋ（カレーライス王子）：ああ〜、ヒマだな。何か事件でも起こらんかな〜!?
Ｈ（やっぱ福神漬けがナイト）：正義のヒーローがなに言ってんですか
Ｋ：かと言ってカラオケとかもな・・・最近不景気だからな
Ｈ：そうですね
Ｋ：あっそうだ!!今からイタリアンレストランにでも行かない!?
Ｈそんなことばっかり言ってるからお金がなくなるんでしょうがっ!!王子の場合は不景気にじゃなくて使い方に問題がありますっ!!
Ｋ：大丈夫だって。この前大金が入ったじゃねぇか・・・

（回想シーン）

Ｏ（おばはん）：きゃーっ!!宝石にカビがっ・・・
ＫＦ（カビコフスキー）：その宝石をよこせっ!!さもないともっとカビだらけになるぞっ!!

そう。カビコフスキーはこのところ大首領モーツカビトの命により、カビダラーケ帝国の資金元獲得にセイを出しているのである。

Ｋ：そこまでだっ!!カビコフスキーっ!!
ＫＦ：ちっ・・・カレーライス王子にやっぱ福神漬けがナイトかっ!!揃いも揃ってヒマ人どもがっ!!
Ｋ：くっ・・・当たってるだけに反論ができない・・・（オイ）
Ｈ：問答無用ですっ!!くらえっ!!福神漬けソードっ!!うおりゃぁぁぁぁぁ

ナイトが福神漬けソードを振りかざし、カビコフスキーへと向かっていく。そして、その頃カレーライス王子はと言うと・・・

Ｋ：ぶっ飛ばせ〜っ!!ナ〜イ〜トっ!!はいっ!!福神漬けソードーっ!!（なに野球の応援グッズ持ち出して応援してんだァーっ!!）

必死に応援していた（がびーん!!）

Ｈ：応援はいいですから、手伝ってくださいよーっ!!
ＫＦ：くっ・・・目立たぬよう一人で来たのがまずかったな。ココはひとまず引くか・・・

ヴウウゥン・・・カビコフスキーその場から消えた。コレでようやく平和が訪れたのだ。

Ｏ：ありがとうございます。コレ・・・少ないのですが・・・
Ｋ：ひゃっ・・・百万円っ!!?少ない!?（キリリとした顔で）何を言ってるんですかっ!!コレはあなた方が汗水流して必死に稼いだお金でしょう。受け取るわけにはいきません。お気持ちだけで
Ｈ：王子・・・
Ｏ：コレは夫との大事な思い出の品なんです。ですから、それに比べたら百万円なんて・・・
Ｋ：んじゃ、気が変わらないうちにいただいときます（ばびゅーん!!）
Ｈ：いただくんですかっ!!あんた応援してただけだろうがっ!!

こうして、二人は大金を手に入れたのである。（回想シーン終了）

いよいよ、二人はイタリアンレストランに入る。カレーライス王子がドアを開ける・・・

Ｋ：こんちくわ〜っ

中に入ると、その風景とくれば・・・（ココから先は作者にイタリアンレストランの経験がないため省略します）そして、太鼓の音らしきものが響いている。ドンドコドコドコ、ドンドコドコドコ・・・

Ｋ：おい・・・太鼓の音じゃねぇか!?イタリアンレストランってこういうもんなのか!?思いっきり和じゃねぇか
Ｈ：いや、そんなはずはないと思うのですが・・・
Ｚ（従業員）：お客様。ご注文はおきまりでしょうか!?
Ｋ：あ、フルコースでよろしく
Ｈ：（心の中）この人は貯金とは縁のない人なんだなぁ・・・
Ｋ：ナイト。ヒマつぶしにジャンケンでもしようぜ
Ｈ：いですよ。でも、僕、ジャンケン強いですよ。
Ｋ：ふふっ・・・このオレに勝てるかな!?勝負だーっ!!んじゃ、掛け声はオレがやるから。せ〜のっ!!最初はパー・・・（オイ）

もちろん、このときやっぱ福神漬けがナイトはグーを出している

Ｈ：なに反則的な勝ち方してるんですかっ!!大体まだジャンケン始まってないでしょ!!
Ｋ：勝ちは勝ちだもんね〜。はい、オレの勝ち〜っ!!お前ザコ〜っ
Ｈ：なんかむかつくな。その顔・・・
Ｋ：え!?今むかつくって言った!?言ったよね!?上司に対して
Ｈ：い、言ってません。全然、まったく、これっぽっちも。
Ｚ：お待たせしました。
Ｈ：ほ、ほら。王子が楽しみにしてた料理が出てきましたよ。うわ〜、おいしそうだなーっ
Ｋ：・・・おい。このナイフとフォーク・・・肉眼では見えづらいが・・・
Ｈ：はい。カビ菌が付着してますね。コレを触ったあとに、ほかの物を触ると次々にカビ菌が付着していくというわけですか。
Ｋ：こんなことをするのは・・・カビダラーケ帝国だな
Ｈ：ですね。でも、従業員にコレと言って怪しい動きはありませんし、脅されているわけでもなさそうです。

この間にも、太鼓の音が流れていく・・・ドンドコドコドコ、ドンドコドコドコ・・・

Ｋ：・・・っ!!まさか・・・

カビダラーケ帝国の陰謀に気づきはしたものの、それからさきは何も分からない・・・さて、次は厨房へ潜入します。次回へ・・・