カレーライス王子コミュの珍・三匹のこぶた最終章

三男ブタ：狼は帰れ

ツー、ツー、ツー・・・

狼男：おい、ちょっと待てっ!!オレは、まだ、なにも言ってないぞっ!!

そう。何度も言うが、三男ブタの家のインターホンには、カメラが内蔵されてるため、相手がわかるのだ。

狼男：もう一度挑戦だ。

ピンポーン・・・

内蔵カメラに気づかないバカな狼。

そして、インターホンからは、三匹そろって・・・

か～え～れっ!!か～え～れっ!!

帰れコールである。

狼男：おのれっ

食料の分際で・・・

その頃、家の中では・・・

長男ブタ：やったーっ!!ロイヤルストレートクラッシュだっ!!

三男ブタ：｢クラッシュ｣じゃなくて｢フラッシュ｣ですよ

次男ブタ：そうよ

あんた何勝手に技名みたいにしてんのよ。あちしたちは、トランプしてんのよ!?遊戯王のカードゲームしてるんじゃないんだからさ。

長男ブタ：オカマは黙ってろ

にしても、なんで、暖炉で大鍋使ってお湯なんか沸かしてんだ!?

次男：ラーメンでも食べるの!?

三男ブタ：違いますよ

｢三匹のこぶた｣の話上、狼は、煙突から入ってくるんです。

長男ブタ：それでか。

次男ブタ：今日は、狼鍋ね。

こちらは、家の外の狼男・・・

狼男：と言うわけには、いくかっ!!あいにく、こちらも｢三匹のこぶた｣の話は知っている。煙突から入るわけがない・・・しかし、レンガとなると・・・戦車が必要になるな・・・しかし、そうなるとかなり時間がかかる・・・どうする・・・

狼：がるる・・・

狼男：なに!?ドアの鍵が開いている!?

だああぁぁぁ(狼たちがズッコケる)

狼男：・・・

いくらセキュリティがすごい家に住んでても、要は、住むヤツ次第ってことか

そして、狼男がドアに手をかける。

ガチャ・・・

狼男：あ、はじめまして。狼男です。

し～ん・・・

三匹のこぶたたちがヒソヒソと話し始める。

長男ブタ：おい・・・なんで、入ってきてんだ!?

三男ブタ：考えられるとすれば・・・鍵をかけ忘れた・・・というところですか。

次男ブタ：言ってる場合じゃないわよ

どうすんの!?

三男ブタ：逃げますっ!!

だああぁぁぁ(長男ブタと次男ブタがズッコケる)

三匹のこぶたたちが声を揃えて・・・

じゃ、そういうわけで・・・

裏口から一目散に逃げ出す三匹のこぶたたち。

狼男：ふんっ!!逃がしてたまるかっ!!

狼男が裏口のドアノブに手をかける。

ドアを思いっきり、引く・・・

ガンっ!!ガンっ!!ガンっ!!

しかし、ドアが開かないっ!!

狼男：なんで開かないんだっ!!くそっ!!

狼：がるる・・・

狼男：なに!?このドアは引くんじゃなくて押す!?(ガビーン!!)

ガチャ・・・

狼男：開いた・・・。ん!?あそこだっ!!逃げているぞっ!!でも、なんで・・・

こちらは、逃げている最中の三匹のこぶた・・・

長男ブタ：なんで、逃げる乗り物が人力車なんだよっ

三男ブタ：仕方ないでしょ

家買うのにお金がかかったんですから

次男ブタ：こんなんで逃げられるわけないわ～っ!!

そう。三男ブタが引く人力車に長男ブタと次男ブタが乗っているのである。

ドンっ!!

話に夢中になってた三男ブタが前にいた人とぶつかったっ!!

三男ブタ：痛っ!!あ、ごめんなさい。よそ見してまして・・・