久々、大学図書館で読んでみた。
遠藤周作+「茶の本」+学識
キリスト教徒で「お茶好き」向きかも知れません。
中世日本宣教における歴史を茶の文化から考察する。
正直言って斜め読みである。
イタリア語は知らないので査証できませんが、読みやすい良い歴史文化本だと思います。
枕本に近いし高いし持ち帰りとか買う気には。
https://www.msz.co.jp/book/detail/09654/
みすず書房の本
救い
(SALVEZZA
Quando le due metà del mondo si incontrarono per la prima volta 伊)
著者ベッピ・キュッパーニ
訳者中嶋浩郎
発行日 2023年9月1日
「時は1579年(天正7年)。大航海時代のイエズス会宣教師アレッサンドロ・ヴァリニャーノと東方貿易商人のアルヴィーゼ・モーロ。戦国時代の日本にたどり着いた二人のイタリア人の思惑と行動が、西洋(キリスト教)と東洋(茶の湯、禅仏教)の最初の出会い、そしてその後の断絶をもたらした。大友宗麟や高山右近といったキリシタン大名をはじめ、織田信長、千利休、豊臣秀吉との息詰まる交渉も描く、壮大な歴史小説。」
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キュッパーニ
人文学者、作家。1980年、ヴェネト州ヴィチェンツァ県バッサーノ・デル・グラッパに生まれる。パドヴァ大学卒。パリ、リスボンでヨーロッパのヒューマニズム文化を学び、カイロ(アメリカ大学)とダマスカス(フランス学院アラブ研究所)で中東の文学の伝統を研究。その後、シカゴ大学で比較文学の博士号を取得
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書評
文芸春秋2月号にありました。サイトとかには?
1579年、戦国の終わりに、二人のイタリア人がやってくる。後に天草天正遣欧少年使節を派遣したイエズス会の宣教師のヴァリニャーノと貿易商のアルヴィーゼである。
「キリスト教に対置されるのが茶の湯である」