今こそ燃え上がれ！リンかけ２！コミュの【ネタバレ】COUNT187 帰郷

半年に及ぶ（笑）長き戦いを制した麟童を称え、
優勝杯が授与され、賞金とカイザーナックルが贈られる。

受け取った優勝杯を「割ってくれ」という麟童の頼みを聞き入れたイヨリは、
衛兵の剣を拝借、一閃！
そして、真っ二つに割れた優勝杯の片割れを、
「半分はあんたのもんだぜ」と、アポロンに差し出す麟童。
それに対しアポロンは、麟童は自力で勝ったのだから、と受け取ろうとしない。

「試合では勝ったが勝負では俺の負けだ
最後の土壇場で運よく勝てただけで全体では圧倒的にあんたの勝ちだ
こうしないと俺の気持ちがおさまらねえ
受け取らないってんならまたもや延長戦をやるか」

「わかったお前の気持ち素直に受けよう」

ようやく優勝杯の片割れを受け取るアポロン。
麟童は賞金の目録を半分に破り（笑）、カイザーの片方と共にアポロンに渡す。
アウル大慌てｗ

「アポロンいい勝負だったぜなあ」
握手を求め、手を差し出す麟童。

会場中から２人を称える拍手が湧きあがる。

『父上あなたがなぜギリシア軍最強の実力を持ちながら
十二神の一人に選ばれぬことを屈辱と思わなかったか
リンドウとの戦いを経てようやく私にもわかりました
真の勇者にはよけいな肩書は無用ということですね』

鳴り止まぬ拍手に包まれる両雄。

麟童に応え、手を差し延べるアポロン。

あぁ、ええ話や…（感涙）

――と、その手をすり抜けるように麟童が…
　　　　　ドシャア
まんま「あしたのジョー」８巻ですか（笑）

ページをめくると、何事もなかったように元気に九十九里へ帰ってくる麟童がｗ

久しぶりに一菜と再会し、賞金が半分になった事を謝るが、
麟童が無事に帰っただけで嬉しいという一菜。
ヒューヒュー♪←昭和の表現（笑）

「オヤジは病院か？後で見舞いに行ってみよう」
何も知らず、ハラがへったと一菜に食事の支度を頼み、
「やっぱり九十九里は落ちつくなぁ」と、
部屋でゴロ寝した時、ふと視界の端に・・・

石松の遺影。

無表情で「ちょっと出てくる」という麟童に、
一菜は真実を説明しようとするが、
「言うな　聞きたくない　何も聞きたくない」と飛び出す麟童。

茫然自失で九十九里の砂浜に腰を下ろしていた麟童の前に、
志那虎が現れる。

「優勝したそうだな思ったよりやるじゃねえか」
そして持っていた小箱を麟童に投げ渡す。
「石松からお前への遺品だ」
それは、竜児の形見の右グラブだった。

「これで全部揃ったな
お前はボクシングをする許しを全員から得たわけだ」

「もういいよもうやる気がしねえ」と、うなだれたままの麟童。
しかし、志那虎は「そうはいかねえ」と、それを許しはしない。

「オレと河井は石にお前の事を頼まれた」のだと。

「明日から俺がお前に稽古をつけてやる
日の出の時刻に遅れるな
言っておくが俺は石みてえに優しくねえぞ」

指針を失い抜け殻となった麟童…
果たして再び闘志は甦るのか…？