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世界の先達に学ぶコミュの(1)2006年ノーベル平和賞受賞者のムハマド・ユヌス博士を紹介する。

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第1回目は本年度ノーベル平和賞受賞者のムハマド・ユヌス博士を紹介する。

男性49.9%、女性27.4%であり世界最貧国の一つ。青年時代彼は同国大学を卒業後フルブライト留学生としてアメリカに渡り経済博士号を取得し帰国。

その後国中を襲った大飢饉の際「自分が学んだ経済学は全く役に立たない」無力感に襲われた。貧しい村人の中に答えを見出そうと歩く中、ある荒れた家の前で3人の子持ちの女性が竹で椅子をつくり販売、かろうじてその日の糧を得ていた光景に出会った。

高利貸しに材料費を頼っていたため彼女の儲けは1日2セント(2円40銭)にしかならなかった。ユヌスさんは彼女に「高利貸しに頼らずにやっていくにはいくら必要か」とたずねたところ「6ドル」という。ユヌスさんは6ドルを貸すことにした。 

そのお金をもとに彼女は自分で「ビジネス」ができるようになり、結果、利益は1日2セントから1ドル25セントになった。たった6ドルが彼女の人生を変えたのである。「本当に驚きます。こんな小さなことで人の生活がすっかり変わるのだから。

それにみんなが自分でやれる力を持っていることにも驚きました」。ユヌスさんはその後同様に苦しむ人々に自分のポケットマネーから貸し与えその全てが返済された。「身銭を切る覚悟で」保証人にもなったがこれも全額返済された。

そこで一般の民間銀行に話を持ちかけたが、「担保がない貧困層に融資はできない」とことごとく断られた。 あまりにも冷淡な民間銀行に失望したユヌスさんは1983年貧民層を対象にしたグラミン(農民)銀行を設立。

更に貧困と闘い続け、多くの人々に経済的自立と希望を与えている。その結果借り手の約半数以上が貧困を脱出したと報告されている。また、この銀行がつくりあげたシステム(マイクロクレジット)は世界の多くの国でも採用され、2005年、利用者は1億3千万人と発表されている。

ユヌスさんの人生の最終目標は「世界の貧困人口を2015年までに半減させること」。今後益々所得各差が広がると推測される日本においても同システム導入が必要と考える。思いや
り助け合うネットワークも今回、同博士が受賞したノーベル平和賞を心から祝福したい。

(思いやり助け合うネットワーク新聞掲載文から)

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