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『世界の肖像』コミュの「パンかご」の土地に生まれて

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アフリカ南部の国ジンバブエ。

かつて、ジンバブエは、
南部アフリカの「パンかご」と呼ばれ、
各国へ輸出するほど、
豊かな食糧生産地だった。


だが、その豊かなな土地と、豊富な富は、
国のわずかな白人と、
大統領のムガベとその一族のものだった。



かつて、白人国家として、アパルトヘイトの中で、
黒人たちを奴隷のように扱い、
国の富を独占し、
その後、政治は手放したものの、
相変わらず富を独占し続けてきた白人たち。


そして、アパルトヘイトの中で虐げられ、
黒人国家として独立した後も、貧しいままの黒人たち。



「白人たちの富を、黒人たちにも行き渡らせる」

1980年、そう公約して、
独立以来、大統領を続けているムガベは、
結局、何もしなかった。

この国で変わったことといえば、
黒人のムガベとその一族が、
白人と同じ、リッチな生活を手に入れたことくらいだ。



「自分たちの国」として独立したジンバブエに、
夢を託してきた黒人たちが、
不満を爆発させるのも時間の問題だった。


そんな黒人たちの不満を、
自分の失策無策からそらすため、
大統領のムガベは、
黒人たちに、白人の農場などを襲わせるなどして、
強制的に、白人たちから財産を奪い、
無計画に、黒人たちに、振る舞った。

だが、無計画かつ、なんのフォローもしない、
およそ政策と呼べないような状況は、
この国の豊かな農地や産業を、
一気に崩壊させた。


ジンバブエのインフレは、
年率2億%を越えるなど、
歴史上最悪の経済崩壊を起こし、
国民の半数以上が飢えに直面している。


国連のWFPの今年10月の調査によれば、
日に1食しか食べられない人たちは60%、
そして、1食すら
食べられないことがある人たちは12%だ。



だが、そんな、悲惨な状況の中でも、
子どもたちは、笑顔を作り、
そして、遊びまわることができる。


チグドゥ(Chigudu)さん家族の5人の子どもたちも、
元気に外で遊び回っていた。

だが、その晩、子どもたちは、
突然、下痢と嘔吐を繰り返した。

コレラだった。


この5人の兄弟のお兄さんラブゴットくんは言う。

「最初はプリスカ、
 二番目はサミーで、
 次がシャンテルにクロパス、
 そして、アイシャ、この小さな子だよ。」


たった2日間で、5人の兄弟が死んだ。

一番上の子は12歳。

そして、一番下のアイシャは、
1歳と8ヶ月だった。


さらに、その翌日には、
子どもたちの看病をしていた、
おばあちゃんとおばさんが死んだ。



崩壊した公共システムは、
人々から、安全な水と、清潔な環境を奪い、
そして、コレラという病気を与えた。


現在は、適切に、しかも、簡単な治療さえすれば、
1%以下の死亡率と言われるコレラも

崩壊した医療システムの中にいる
ジンバブエの人々にとっては、
脅威の伝染病となり、
すでに、1000人以上の命を奪い、
犠牲者は、さらに増えている。



長い間、独裁していた大統領のムガベは、
憲法をねじ曲げ、
今年行われた大統領選挙に出馬。

だが、国民の多くが、
そんなムガベに「NO」の声を上げた。

そして、ほぼ落選が決定しかけたとき、
ムガベは、選挙そのものを無効にしてしまって、
今も、ちゃっかり大統領のままでいる。


ジンバブエの人々の苦しみは、さらに増し、
それどころか、今、
ムガベが政権にしがみつくための
道具のようになっている。


国の内外から、ムガベに対して
批判的圧力を高めれば高めるほど、

ムガベは、国際社会の支援を拒み、妨害し、
国内の反対する人々を、次々に誘拐、虐待し、
そして、人々がさらに苦しむ結果になっている。



この国の農産物を一括管理している
政府の「穀物市場委員会」は、
国民への供給より優先して、
国営のペットフード工場や、
その他の家畜の飼料へと穀物を提供している。

作られているペットフード
「Doggy's Delight(ワンちゃん大喜び)」は、
主に、国外への輸出にまわされるという。



政府は、「ワンちゃん大喜び」を作り、
子どもたちは、道路の脇で、
輸送中のトラックからこぼれ落ちる
トウモロコシの粒を拾い集めている。


このまま行けば、来年は、
さらに深刻な状況に陥ると、
国連やNGOは警告している。


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関連リンク
BBC
Zimbabwe child malnutrition rises
http://news.bbc.co.uk/2/hi/africa/7800840.stm

In pictures: In a time of cholera
http://news.bbc.co.uk/2/hi/in_pictures/7786491.stm

New York Times
Cholera Spreads in Zimbabwe
http://www.nytimes.com/slideshow/2008/12/11/world/20081212CHOLERA_index.html

Zimbabwe Lifts Ban on Aid Groups, but Its Effects Linger
http://www.nytimes.com/2008/08/30/world/africa/30zimbabwe.html

In Zimbabwe, Survival Lies in Scavenging
http://www.nytimes.com/2008/12/22/world/africa/22zimbabwe.html

Washington Post
In Hungry Zimbabwe, Pet Food as a Priority
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2008/03/02/AR2008030202530.html


Save the Children
Zimbabwe: Children in Crisis
http://www.savethechildren.org/programs/emergencies/zimbabwe-hunger-crisis.html

国境なき医師団(日本語)
ジンバブエ:新たなコレラ発生の中での混乱
http://www.msf.or.jp/news/2008/12/1531.php

UNICF
http://www.unicef.org/infobycountry/zimbabwe_31248.html


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『世界の肖像』のジンバブエ関連
崩れ落ちる人びと
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=27973477&comm_id=1808806

ムバヤさんの80年
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=249573301&owner_id=5766188

少女よ、大志を抱け!(1/5) ジャクリーン
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=32675563&comm_id=1808806
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http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=32702132&comm_id=1808806
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http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=32830011&comm_id=1808806
少女よ、大志を抱け!(4/5) ベティ
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=32874921&comm_id=1808806
少女よ、大志を抱け!(5/5) "ガール・チャイルド・ネットワーク"
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=32985995&comm_id=1808806


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写真
1.輸送中のトラックからこぼれ落ちるトウモロコシの粒を拾い集める子どもたち(AP)
2.5人の兄弟が亡くなったチグドゥさん一家のお墓
3.コレラで亡くなったフィラデルフィアさん(28)の
 2人の子どもの1人パンシャちゃん4歳
 お母さんの葬儀で

コメント(22)

ジンバブエ・こんな国から・ワンちゃんのエサを
安かろう・悪かろう(ジンバブエの人々にとって)
そんな事を・承知の上で商売する・商社・国・世界銀行が
絡んでいる・そして・・消費車は何も知らずに・知ろうとせずに
ムカベを助けている・不買運動も出来ずに・げっそり
世界人類が平和でありますように

オーム ナマッ シヴァーイャ
出来ればジンバブエとかダルフールとかで活動したいんですが…

なかなか難しいですよね。

ちょっとずつしか進んでいけませんが…

いつかたどり着けるよう進んで行きます。

いつもありがとうございます。
飽食の国にいる私たちには正直想像しがたい状況。
同じ地球上にこのような国があり、無力な子供達が、亡くなってしまう。
自分の事しか考えられない支配者。
悲しい事ですね涙
思わず

うちのペットフードの出所を調べてみました。。。

玄米ベースだから産地は特定できませんでしたが

子どもたちがペットフードの原料のおこぼれを食するような産業構造は納得できません。

そんなグローバル化なんてくそくらえですよ。。。

言葉が悪くなって申し訳ない。。。

ジンバブエ政府はペットフード産業による利益を国民に還元すべきなんですよ。





一番大切なことは、アフリカの、今回の場合、ジンバブエですが、何か協力したいと、考えているのなら、やはり、彼らの教育水準を、高めていく以外にないでしょう。投資をするなら、とくに子供たちの教育に力を入れるような援助を考えるべきです。彼らが、その国の希望なのですから。はじめは、効果が現れにくいですが、だんだんと、よくなるほうへ、進むことでしょう。

アフリカの希望は、今の子供たちなのですから。


ここにじっとしている 間にも 世界の何処かで 信じがたいことが起こっていて・・・
今、それを 知るという形でしかいられない・・・
人の原点、 存在というのは 一体なんなのか・・・そう・・考えてしまいます。


NHK
ジンバブエ コレラの被害拡大
http://www.nhk.or.jp/news/t10013329001000.html
1月2日 15時47分

政治の混乱などで国内情勢が悪化しているアフリカ南部のジンバブエでは、コレラの感染拡大に歯止めがかからず、死者の数は1500人以上に達して、国際赤十字などが「深刻な状況だ」として、医療を充実させるための支援を呼びかけています。

ジンバブエでは、ムガベ政権と最大野党の対立から政治的な混乱が続くなか、経済も極端なインフレで破たん状態に陥っています。そして、下水道の機能もまひして衛生状態が悪化し、去年8月からは各地でコレラの感染が広がっています。WHO=世界保健機関によりますと、これまでに死亡した人は、クリスマス前の先月19日に発表された1203人から大幅に増えて1551人となっています。また、感染者数も3万938人に達しているということで、感染は隣の南アフリカにも広がり、拡大に歯止めがかからない状態になっています。現地に入った国際赤十字の担当者は1日、「深刻な状態だ。医療施設や下水道の問題が感染拡大の危険性を高めている」と話しています。また、国際赤十字では、多くの病院で資金が足りずに薬などが不足し、患者に十分な治療を行えないうえ、3月ごろまで雨季が続くため、感染のさらなる拡大が懸念されるとしており、医療支援のため920万ドル、日本円で8億円余りの支援を呼びかけています。
「私は決して降参しない。ジンバブエは私のものだ」

asahi.com
ジンバブエ崩壊の危機
http://www.asahi.com/international/update/1230/TKY200812300156.html

 80年に独立した当時のジンバブエは豊かな農業国だったが、今では飢えが広がり、国連は「来春にかけて推計550万人に食糧援助が必要」とみる。

 世界保健機関によると今年8月以降、2万6千人以上がコレラに感染し、1500人以上が死亡した。だが財政難で公務員の給与は低く、公立病院の医師の多くは勤務をボイコット。首都最大のハラレ病院の外来病棟は最近、患者を受け付けていない。ムガベ氏は「コレラは英国の陰謀」と訴える始末だ。

 ムガベ氏の権力への執着は並大抵ではない。今年3月の大統領選で野党支持者を徹底弾圧し、6月の決選投票で5期目の当選を宣言した。国際社会の批判を受け、9月に最大野党との連立政権作りに合意したが、ポスト配分を巡り交渉はストップしたままだ。

 英米は「国を壊した人物は退陣するべきだ」(フレイザー米国務次官補)などと、ムガベ氏退陣を強く求めている。

 だがムガベ氏は19日、与党の集会で言い放った。「私は決して降参しない。ジンバブエは私のものだ」
なぜ子供たちは死ななければならなかったのか・・・
目の前でわが子や、兄弟や家族が死んでしまうことのつらさ・・・
平和と言うのは簡単なのに、平和にするのはこんなにも難しいんですね。

国際的に言っても、政治の介入は、あまりいい問題解決につながりません。それよりも、地道な『教育』に力を入れる努力を、切に願います。その国独自の力で、よくなろうとしなければ、ほかの国が援助を、どれだけしても、同じ事ですから。たしかに、即座に対応すべき事項もあるとは、思いますが、それと、同時に、『教育』に力を入れる工夫をみんなで、模索すべきだと、私は、強く感じております。大人もそして、子どもの教育、これが、その国々の道を切り開いていく、唯一の方途だと、私は、思うのです。
コレラの死者、2000人突破=ジンバブエ
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&id=719522

【ジュネーブ13日時事】世界保健機関(WHO)は13日、アフリカ南部ジンバブエでのコレラによる死者数が12日時点で2024人に達したことを明らかにした。感染者数も3万9806人で、昨年8月から流行しているコレラによる被害拡大に歯止めが掛からない情勢となっている。

 最も被害が深刻なのは首都ハラレで、近隣のチトゥンギザを含めた死者数は391人、感染者数は1万1784人に上った。また、同国内の88.7%に相当する62地区中55地区で感染が確認されている。 
今のジンバブエの医療危機は「犯罪」であるとして、
国際犯罪法廷で取り上げるべきだと
Physicians for Human Rights(人権のための医師団)が主張
http://news.bbc.co.uk/2/hi/africa/7826304.stm

ジンバブエの医療状況
コレラの死者は、
2204人

昨年の11月から2ヶ月あまりの間に、
炭疽病で、8人が死亡

HIV/エイズで、毎日、推定400人が死亡

マラリアによる死亡率は、
1990年には、10万人あたり168人だったのが、
2005年には、10万人あたり1100人に増加。
数年前にアフリカ日本協議会の尾関さんの講演では
「ジンバブエの治安はアフリカの中では良い方だ。
治安悪化はBBCのプロパガンダだ」
と言われてたんですが、この数年の間に一気に溜まってた悪いものが噴出してきたんでしょうか。。。

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