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食品学コミュの栄養素抜粋情報 ポリフェノール  まとめ中 http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=1908320

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編集中  全く意味がわかりません   ごめんなさい。





代表的なポリフェノール
・フラボノイド・・・緑茶、ブドウ、ナス、ソバ
・カテキン・・・緑茶
・タンニン・・・カキ、緑茶、赤ワイン
・ケルセチン・・・赤ワイン、ココア、タマネギ、ブロッコリー
・アントシアニン・・・ブルーベリー、イチゴ、ナス
・イソフラボン・・・大豆、そら豆などの豆類



ポリフェノール Poliphenole

  ポリフェノールとは,同一分子内に複数のフェノール性水酸基(ヒドロキシ基)
  をもつ植物成分の総称で、ほとんどの植物に含有され、その数は5000 種以上に
  及ぶといわれています。光合成によってできた植物の色素や苦味の成分であり、
  抗酸化能力に優れた水溶性(一部は脂溶性)物質です。 


ポリフェノールの生体調節機能

  ポリフェノールは食物繊維成分の次に多い成分で、生体防御や種の保存に関連
  する植物細胞の生成、活性化、分裂(grows, divides, survives)に寄与する
  重要物質です。人体の細胞と植物細胞が近似することから、抗酸化性(フェノ
  ール性水酸基による作用と言われています)抗変異原性、内分泌(ホルモン)
  促進作用などの有用性を応用して、医薬品や食品などが数多く製造されています。


ポリフェノールの摂食量とポリフェノールが多い食品

  ポリフェノールの中でも最も一般的なフラボノイドの摂食量は、
  平均的な人で200-300 mg 、
  多い人で800-1000mg    と言われ、血中への吸収率が高いことが特徴です。


ポリフェノールは、チョコレートやココア(カカオ豆)には非常に多く含まれ、

  3000mg/100g を超える製菓ブランドもあります。
  野菜や果物の総ポリフェノール量は
  平均で100g 当り50mg、
  緑茶(煎茶)では205mg/100ml 位が含まれています。
  
  通称カカオポリフェノール(クロバミド類及びケルセチン類)、
  緑茶ポリフェノール(カテキン類)、

  ブドウポリフェノール(アントシアニン類)
  などと呼ばれる成分は、含有する食品の名前を
  そのまま付けた商用名であり、正式な名称ではありません。 


ポリフェノールの種類

  分類は色々な手法がありますが、最も研究が進んでいるフラボノイドと、
  その他ポリフェノールという実用的で簡単な分類をします。

? フラボノイド系 flavonoid.

  別途下段に解説

? クロロゲン酸系 chlorogenic acid

  コーヒーの渋み成分. 消化器、代謝性疾患を改善する作用があります。

? フェニルカルボン酸系。Phenylcarbone

  没食子酸系とも呼ばれる。 没食子酸  gallic acidは生薬の一つでインクフシバチ
  がブナ科植物Castanea crenata SIEB.に産卵してできる瘤gallに存在するフェノール
  カルボン酸で、タンニンTannic acidの成分。
  お茶のタンニンとは異なります(タンニンは渋み成分の通称)

? エラグ酸系 Ellagic acid

  ペルー原産マメ科のタラの木Caesalpinia spinosa (Molina) Kuntze、イチゴ、
  ラズベリーなどに含有する。美白効果があるといわれ、化粧品などに多用されています。

? リグナン系 Lignane

  ゴマに多い成分の総称。セサミン、セサモリン、セサミノール、セサモールなど
  が著名ですが、セサミンの研究が進んでいます。

? クルクミン系 Curcumin

  ウコンが代表的な含有植物。

? クマリン系 Coumaric acid

  クマリンは甘い香りを発する植物成分で、パセリ、にんじん、桃、柑橘系フルーツに
  多い。その他、一般的なポリフェノールには catechol カテコール benzoic acid
  安息香酸 hydroquinone ヒドロキノン等が知られています。プロアントシアニジン    Proanthocyanidinはフラボノイドのアントシニンの全躯体で、多重ポリフェノール類   (ポリマーポリフェノール)の縮合型に分類されています。
  
  またカテキンのフラバノール骨格が多数結合した分子もポリマーポリフェノールで、
  特に縮合型タンニン condensed tanninsと呼んでいます。

  柿渋など皮をなめすタンニンとは異なります。


フラボノイド類は分子構造的には、

  2−フェニルクロモン骨格を持つ化合物群を指します。
  フラボノイド類はポリフェノールの中でも最も重要な成分といえます。
  種類も多くありますが、研究開発が進んでいる、将来性のある分野です。

代表的なフラボノイド「代表的な成分名」(比較的多量に含有する食品)

  イ) イソフラボン      Isoflavone
        ゲニスチン    genistein
        ダイゼイン    idzein   
        (大豆、レッドクローバー) 別途解説

  ロ) フラボノール      Flavonol
        ケルセチン    quercetin、
        ケンフェロール  kaempferol、
        ミリセチン    myricetin」

        ケルセチン    レタス
                 ロッコリ
                 リンゴ果皮
                 イチゴ
                 タマネギ
                 茶
                 ソバ
                 プロポリス
                 
        ケンフェロール  ニラ
                 ブロッコリ
                 ダイコン
                 タマネギ
                 グレープフルーツ
                 プロポリス
                 
        ミリセチン    クランベリー
                 ブドウ
                 
        ケルセチンの三位 ヒドロキシラムノシルグルコース
                 が縮合した配糖体がルチンrutin。
                 
  ハ)     フラバノン   Flavanon
         ヘスペリジン  hesperidin
         ナリンゲニン  naringenin
         ヘスペレチン  hesperetin(配糖)
         ヘスペリジン  (レモンの果皮・果汁、ミカンの果皮)
         ナリンゲニン  naringenin(配糖体)
         ナリンギン   (ザボンの果皮、ブンタンの果皮)

  ニ)     アントシアニン Anthocyanin 
         シアニジン系  cyanidin
         デルフィニジン delphinidin系      

         シアニジン(配糖体シアニン)赤色色素。
                 イチゴ
                 ブドウ
                 ブルーベリー
                 
         デルフィニジン(配糖体デルフィニン)青色色素
                 ナスの皮
                 ブドウ
                 ブルーベリー
                 エルダーベリー
 (スイカズラ科エルダーベリーElderberry。Sambucus caerulea RAFIN.,
  Sambucus canadensis LINNE, Sambucus nigra LINNE等いくつかある)

         マルビジン
         malvidin-3-glucoside
         ペツニジン
         ペオニジン
         ペチュニジンなど...

       一般のブルーベリーにはマルビジンが最も多く含まれ
       ビルベリー類(エルダーベリーなど)は、より抗酸化
       作用が強いデルフィニジンが多く含まれています。

  ホ)      フラバノールflavonol


         「カテキンcatechin」

 カテキンの種類
 
   エピカテキンEpicatechin(カカオ)
   エピガロカテキンEpigallocatechin(緑茶)
   エピカテキンガレートEpicatechin gallate (緑茶)
   エピガロカテキンガレートEpigallocatechin gallate。
   テアフラビンTheaflavin(紅茶)...カテキンが発酵過程で酸化したもの。
   
   フラボン Flavone
   クリシン Chrysin
   アピゲニン Apigenin
   ルテオリンLuteolin」
        クリシン(果実の果皮)

   アピゲニン(セロリ,パセリ、ピーマン)
   ルテオリン(シュンギク、セロリ,パセリ、ピーマン)




参考)フラボピリドールFlavopiridolの発見
医薬品開発に、国際的規模で熱帯雨林などの資源が探索されていますが、熱帯や亜熱帯に産するMeliaceaeと呼ばれる、マホガニー科の Dysoxylum binectariferumという木の皮から抽出されるフラボノイド成分が、がん細胞のアポトーシスを誘導するという有力な研究が進んでいます。
Dysoxylum binectariferumより発見され、分子構造をヒントに合成された新しいフラボノイドはフラボピリドールFlavopiridolと名付けられてます。木材関係者にはマホガニー類に花粉症のような強烈なアレルギー作用を起こす物質があることが旧くから知られていました。


その他、健康食品関連の著名なポリフェノール成分

* Galangin ガランジンプロポリスの主成分の一つ。
* Fisetin フィセチンワイン、茶、野菜に含有する。
* Chalcone カルコン天然には少ない色素。紅花の赤、黄色色素として著名。あしたばにも含有するといわれますが詳細は不明。カルコナリンゲニンChalconaringeninは柑橘類に含有されます。
* puerarin プエラリン乳房が大きくなると宣伝されたプエラリア(現地名グワーオクルア)のイソフラボン主成分。
プエラリアはタイを主産地とする豆科クズ属の多年草で、学術名は、プエラリア・ミリフィカPueraria mirifica (White Kwao Krua)。同種類のPueraria lobata.はいわゆる葛(くず)のことで、澱粉質は葛湯や生薬の葛根湯に用いられます。
プエラリアにはゲニステイン等、他のイソフラボンも含有されていますから、イソフラボン特有の働きはあるはずですが、プエラリン固有の働きは不明です。



参考)近似種に葛芋Yumbeanと呼ばれ、アジア、メキシコなどで食用にされている芋類がありますが、この葉や種の成分にロテノンRotenoneがあります。
ロテノンはデリスDerris ellipticaというマメ科の植物に最も多い成分で、化学合成されて、殺虫剤(農薬)に使用されています。
除虫菊などでも著名な成分ですが、ロテノンは魚を殺しますので、辺地では違法な漁などにも使用されています。
最近ではロテノンとアルツハイマーとの因果関係の関連報告が多くあります。
ロテノンの農薬や蚊取り線香を吸引しないように充分お気を付けください。


ポリフェノールとフラボノイドの分子構造
フェノールC6H5OHは、芳香族ベンゼン環の水素が水酸基OHに置換して合成されますが、このフェノールの多重型が多価フェノールと呼ばれる、ポリフェノールです。
特に有用なポリフェノールとしてフラボノイド類が挙げられますが、フラボノイドとは,ベンゼン環2個を3個の炭素原子でつないだ構造(ジフェニルプロパン構造)を有するフェニル化合物群の総称で、3個の接続炭素原子からなる部分の構造によって、いくつかに分類されます。

いくつかの例を挙げますと
1. イソフラボン フラボンで,B環の結合位置がC環2位から3位に置き換わったもの。
2. フラボノール フラボンのC環3位に水酸基が結合したもの。
3. フラバノン C環4位にカルボニル基を有するもの。
4. アントシアニジン C環に2個の2重結合を有し,C環1位の酸素が+に荷電したもの。
5. フラバノール フラバンのC環3位に水酸基が結合したもの。

コメント(13)

私も最近ポリフェノールについて勉強しようとおもっているところです♪
このまとめかなり参考になりましたー!!
まだ編集中ですか??是非完成させてくださいね。
楽しみにしてます。
エリリンさん もしかすると、ポリフェノールって勉強しても
その大部分が意味の無い物になりそう、、、ううっ

エリリンさんに 
まかせちゃっても いいかな〜? (いいとも風投げかけw)
えっ!!!(笑)
私、ポリフェノールのこと全然わかってなくてこの前教授に話をふられた時にドキっとしました。情けない・・・。

ほんと普通に生活するには無意味な点が多いかも。
でもここまで調べてるのはすごい!!
何を参考に書いてるんですか??
化学はさっぱりわからないのですが
構造的にベンゼンにOHがついた構造のものは
よけいな電子を求め消費する、性質があるのですか。

であればにおい成分なんかでも結構こんなのは多い
気がします。

普通の色のある野菜と、香りのあるものを食べていたら
無理してブルーベリー食べんでもいいのでは、と。
やはり情報戦の勝者にすぎない気が改めてします。
>大さん
ポリフェノール(特にフラボノイド系)が機能するのは体内で発生する活性酸素(平たく言えば誰かとくっつきたくて仕方のない酸素)をラジカルという形態で補足する性質があるそうです。ベンゼン環を有する他の芳香族化合物も似た化学構造をしているものが多くありますが、結合しているOHがただの水酸基なのか、フェノール性水酸基なのかによって機能が変わると推察できます。




追記
縮合型タンニンはさらに基本骨格がカテキン類(カテキン・エピカテキン・ガロカテキン・エピガロカテキンおよびそれらガレート物)のみで構成される「単純縮合型」とそれ以外の構造を含む「複合縮合型」に分類できます。
>装甲ヒビキ様

ありがとうございます。

活性酸素の電子を捕捉するのですね。
フェノール性であればよいのであれば
クローブなんかの香気もそうですね。

ただフェノール自体の毒性とのかねあいに
なりそうな気もします。

とりすぎることのデメリットは今はほとんど
語られませんが、サプリメントの形で大量
摂取すること、はひょっとしたら害のほうが
大きかった、なんて報告も出てきそうな気が
します。
>エリリンさん
はい ネットと図書館です。なので解らない事があっても答えてくれる人が居ないので、うやむやです。特に、ポリフェノール、抗酸化物質などのことを特別に扱っている本を見ても、なんにでも効くっ等の文章が永遠と続くのみ。 この現象を見ると、
傾向として(あくまで傾向)は似非科学による商品販売戦略、に見られる文体に類似しているので、その本で見ることが、本当に良いのか?判断出来なくなります。どうなんでしょう。ほんとに。
情報が欲しい〜〜〜。中立な人で専門家って言う人はなかなか居ないものです。 もしかして、聞いてしまってもいいですか?
大さん! ヒビキさん!  


>大さん ヒビキさん
ありがとう御座います。 まとめたわたしがちんぷんかんぷんです。そもそも科学を解っていない私なので、所詮そんなモンです。ww御免なさい。

とはいいつつも 本当に知りたいんです。 一体これってなんなのか? 解るまでやりたい。そのためには歴史からだって知りたいくらい。 
何か参考になるもの有りませんでしょうか?



大さん 

大量にとるとこの弊害が...って事有って普通だと思います(しかし知らない)何処かに有りますでしょうか、ありそうな場所や調べる方向性でだけでもお教え頂けませんでしょうか?

ひびきさん

つまり調べる方向としては芳香剤 あれ駄洒落のようだww頭が。。。。同じようでも違う構造。また吸収のされ方などにも興味が、、、この健康成分として売られている商材の結末は?最終的にどっちに転ぶのか解りませんが、知ってゆきたいです。

ズバリっ 日本語にて、臨床の結果を、論文として提示しているところは何処に有りますでしょうか? 是非お教えくださいませ。
未だにポリフェノールって何がいいんだか解りません。 
調べる優先順位も落ちています。

フラバン茶から調べるのがいいのかな。。
ポリフェノールというくくりにて良否を判断するような事はなしにします。。 反省^^;
基本的に、ベンゼン環にフェノール性水酸基が複数ついているものをポリフェノールといいますが、こういう構造のものは基本的に抗酸化性を持つと考えていただいていいと思います。

詳しくは有機化学の基本(大学学部生レベル)を学んでいただくのが良いのですが、炭素原子同士の二重結合に水酸基がついていると、水酸基は水素を手放して(つまり、他の物質を還元して)自らはカルボニル基になるのです。

このような性質を持つのは食品中にいわゆるポリフェノール類に限らず、トコフェロール(ビタミンE)やアスコルビン酸(ビタミンC)、還元型ユビキノンなどが他を還元する、いわゆる「抗酸化的に働く」メカニズムも、同様の反応によります(厳密にはいろいろ異なる面もあるのですが、炭素原子の二重結合と水酸基がからんだ反応という点で同じです)。

こういった食品中の「機能性」成分について理解するためには、こと抗酸化物質については有機化学の知識が必要だと思いますので、少なくとも大学学部生程度の有機化学を学ばれることをお勧めします。

例えば、「フェノール性水酸基の全てがフェノールのような毒性を有する」とは言えませんし、また、BHTのような一部の合成酸化防止剤も、化学的にはポリフェノール類と同様の反応様式で食品の酸化を抑制しています。こういったことも有機化学の知識があれば自然に理解できます。

栄養学的な意味としてはいろいろ見解があると思うのですが、私としては、ポリフェノール類をたくさん摂取することを考えるよりも、抗酸化的なビタミンも含めて、植物性食品をバランスよく摂取することをまず考えたほうが良いのではないかと思いますが。

こういうものを食品レベルで大量摂取することを止めはしませんが、それよりも気をつけるべきことがたくさんあると思います。
サプリの商品開発とか原料販売とかやってます。

で、思ったのは

研究職ではないので詳しくはないですが。
栄養素と言えど、単一物質の多量摂取(投与)は大抵ネガティブな様な気がします。
もっと言えば、
私たちの身体が、摂取物質の多様性が高まるほど多量摂取に対応出来ると言うか、
多様性により各物質間にプロドラッグ的性格が発揮される(?)というか、そんな気がしてます。
11: aguy様 私も同じく そう思います。

人類史上、これほど大量に摂取した歴史がありません。

◆良いほうに働くのだと考えれば◆(有効なプロドラッグ)
生体内の代謝反応をうまく利用したくすりの改善のための合理的な方法の一つです。今では、加水分解酵素だけでなく酸化還元酵素など他の生化学反応系を活用したものなど多くのプロドラッグが知られており、医療に貢献しています。


◆悪いほうに働くのだと考えれば◆(危険な副作用)
そもそもドラッグに良い意味も悪い意味もありませんが、
未知、未体験。という意味では変わりません。


 プロドラッグ 解説
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=12486391&comm_id=148788




やはり有効性と危険性どちらも同等に考えるのが
私の中では妥当な判断となっています。何かを防ぐ
何かに良い作用をする。。とっても儲けになる等
という期待をもって買うものでは無いと考えます。

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