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食品学コミュの(6/10)ハンバーガーが小児の喘息リスクを増大  http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=54388400&comm_id=148788

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週に3回以上ハンバーガーを食べる小児は喘息および喘鳴(ぜんめい)のリスクが高く、果物、野菜および魚の豊富ないわゆる「地中海食(Mediterranean diet)」を摂っている小児は呼吸器リスクの低いことが新しい研究で示された。「この結果は、地中海食により小児の喘息の一部を予防できるというこれまでの報告を裏付けるものである」と研究を率いたドイツ、ウルムUlm大学疫学研究所のGabriele Nagel博士は述べている。この報告は医学誌「Thorax(胸部)」6月3日号に掲載された。




 今回の研究では、富裕国および貧困国を含めた20カ国の小児5万人のデータを収集。子どもの主な食生活および喘息の有無を親に尋ねるとともに、約3万人の小児のアレルギー検査を実施した。その結果、食事によるアレルギーへの影響はみられなかったが、食生活と喘息および喘鳴には関連がみられた。富裕国、貧困国ともに果物を多く摂取している小児は喘鳴が少なかったほか、富裕国では魚の摂取、貧困国では加熱した青野菜の摂取が喘鳴の予防になるようであった。これは、果物と野菜に豊富な抗酸化ビタミン類および生理活性物質、魚に含まれるオメガ-3脂肪酸によるものと考えられるという。

 一方、ハンバーガーを多く食べる小児は生涯の喘息、喘鳴の罹病率が高く、特に富裕国のアレルギーのない小児にこれが当てはまることもわかった。ただし、この結果は、「喘息を増大させるその他の生活習慣因子を示すマーカーである可能性もある」と研究グループは述べている。なお、肉類全般による喘鳴リスクの増大は認められなかったという。

 米マイアミ大学ミラー医学部教授のMichael Light博士は、食事が喘息に影響を及ぼすことに同意し、「全体をみれば抗酸化物質および不飽和脂肪酸が何らかの役割を演じているということでデータは一致している」と述べている。「今日から食事を変えれば喘息が治るというわけではない。この研究からわかることは、喘息の原因の1つが食事に関連している可能性を示している点である」と同氏は付け加えている。

 5月に米ニューオーリンズで開催された米国胸部学会(ATS)国際会議で発表された別の研究では、高脂肪食と肺機能障害との間に関連が認められている。オーストラリアの研究グループが、高脂肪食または低脂肪食を摂取した後の喘息患者の検査を実施した結果、高脂肪食により炎症が悪化し、肺機能が低下することが明らかにされた。研究の筆頭著者であるハンターHunter医学研究所(HMR、ニューラムトン)のLisa Wood氏は「この知見が裏付けられれば、脂肪の摂取を減らすことが喘息管理に有用であると考えることができる」と述べている。

原文http://consumer.healthday.com/Article.asp?AID=639737

[2010年6月3日/HealthDay News]
Copyright (c) 2010 HealthDay. All rights reserved.

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