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エッペのお話コミュのエッペのお話 第2話

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ここは、地球ではない場所・・・

ここは、銀河ではない場所・・・

ここは、現代ではない時間・・・


そんな我々が知り得ない場所に彼らは住んでいる。



そう。彼らは確かにそこで生きている・・・


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「ふっふっふっ・・・」

ウェーノの町を一望できる丘までやって来た所で
エッペは立ち止まり深呼吸をした。

「すーーーーーっっっ、、、ぱーーーー」


体全身から汗が噴き出し、体の体温を下げようとフル稼働している。

こんな運動をしている時は大概心地良い風が吹いてくるものだ。

今日も、そんな冷やかな風が体を包み込んできた。


「ふーー。気持ちいい〜。」

エッペはこの瞬間がたまらなく好きだ。

この風があるから、単純なルーチンワークのジョギングにも取り組めるのだろう。


「さて、戻りますか。」

丘から町を見下ろして、坂道を下り始めた。


「おい!エッペ!!!」

急に後ろから大声をかけられ、危うく転びそうになった。

「なんだよ!誰かと思えば、バナーオじゃないか。」

後ろからいきなり失礼にも大声を出して呼び止めた彼は、
エッペの同級生である。

ウェーノリトルスクールでは、二人はライバルとして周りからも認められていたほどだ。

「エッペ。お前も来月の試験受けるらしいな!」

「もちろんだ。」

エッペがそう答えた。

「町の保安官は一回の試験で一人しか採用されないんだぞ!
今回は俺も受ける。残念だったな。」

そうなのだ。この町の保安官試験は年に2回。さらに、採用は1回につき1人と決まっている。

保安レベルを高く保つため、このような採用方法が取られた。
ちなみに、この制度を作ったのも、前回話に出てきた保安官長のカシューヤである。

「俺を見くびるなよ!余裕かましてると泣く羽目になるぜ。」

エッペが言い返すと、バナーオはくるっと後ろを向き、

「精々トレーニングに励むんだな。」

と捨て台詞を言うと、走り去っていった。

「ふん。相変わらずムカつく野郎だ。」

エッペはそう言うと、トレーニングに戻った。

エッペには負けられない理由があった。
それは、ウェーノリトルスクール時代に遡る必要がある。

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エッペとバナーオには奇しくも同一人物に恋をしてしまったのだ。

名前はヨシミ。

メガネをかけた彼女は、内気でモテるタイプではなかったが、
なぜかエッペとバナーオは好みが同じだったらしい。

ヨシミはエッペが好きだったが、内気な性格ゆえ口にすることはできなかった。

そんな中、バナーオがとんでもない事を口にした。

「ヨシミ!俺とエッペと、先に保安官になった方と付き合え!いいな!!」




ヨシミは断れなかった。


自分では告白できないことを彼女は知っていたのだ。
エッペがこの勝負に勝てば・・・

そう、彼女は祈ることにしたのだ。

エッペはそのヨシミの気持ちを理解していた。



「絶対勝つ。」

そう、エッペは心に誓ったのである。

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エッペは今でももちろん彼女が好きだ。

この気持ちを通じ合わせるためには勝つしかない。

もう、試験まで3週間を切っているのだ。


・・・続く・・・

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