ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

エッペのお話コミュのエッペのお話 第9話

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
ここは、地球ではない場所・・・

ここは、銀河ではない場所・・・

ここは、現代ではない時間・・・


そんな我々が知り得ない場所に彼らは住んでいる。



そう。彼らは確かにそこで生きている・・・


---------------------------------------------------

4階、5階、6階は事務のようで、女性しかおらず静かだった。
しかし、あまりにも静か過ぎて不気味だった。する音はPC入力のキーボードの音だけ。

さらに上ると、また怒声が聞こえてきた。
「お前ら!納期が迫ってんだ!!わかってんのか!!」
「さっさと運べ!!給料泥棒が!!」
作業員たちの服は、本来白かったのであろうが、今では原色がわからないほど黒ずんでいる。
6階7階8階は工場のようだ。
新しい詐欺道具を作っているのだろう。

「全く。予想以上の酷さだな。」
「ああ。被害者は、一般市民だけじゃなさそうだな。」

そう。社員も皆被害者なのである。

「俺、ここの入社説明会に行った奴から、ここの会社の事聞いた事あるぞ。」
ピーターが続けて説明した。

「ここの会社は、もともと幹部しかいなかったんだ。
だから、説明会では、頑張れば誰でも幹部になれる。
そうすれば給料もかなりもらえるって。
社長は、努力する人間を見捨てないと。みんな平等のフィールドがある。
20代でぶっちぎれ!って。」

それを聞いてジャックは唖然とした。

「20代でぶっちぎれだって?ふざけやがって。この有様を見ろよ。
どう見たって20代をぶっちぎてるようには見えないけどな。
労働時間で言ったらぶっちぎってるんじゃないか?」

「もうちょっと上の方に言ってみようぜ。」
エッペの一言で、8階へ向かった。

8階は他とは別格の豪勢な造りになっていた。
ロビーには噴水が見える。そして、やんわりクラシックが流れている。
どうやら幹部達の階らしい。

「へっ。こんな事だろうと思ったよ。」
「大勢雇って奴隷のようにこき使って自分達は甘い汁をすすってやがる。」

空調管はここで終わっている。
「9階と最上階の10階には違うルートで行くしかないな。」

エッペは額から流れ落ちる汗を拭いながら言った。
その汗は、単に暑いから流れ出る汗だけではなさそうだ。

「一度・・・戻ろう。」

エッペのその言葉に、逆らう者は現れなかった。

・・・続く・・・

コメント(1)

うんうん、この展開を待っていました。
はて、この状況どこかで聞いたような・・・。
まさか!!

ログインすると、みんなのコメントがもっと見れるよ

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

エッペのお話 更新情報

エッペのお話のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング