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エッペのお話コミュのエッペのお話 第10話

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ここは、地球ではない場所・・・

ここは、銀河ではない場所・・・

ここは、現代ではない時間・・・


そんな我々が知り得ない場所に彼らは住んでいる。



そう。彼らは確かにそこで生きている・・・


---------------------------------------------------
ウェーノに戻ったエッペ達は、今後について協議した。
このまま自分たちだけで行動していいのか。
ウェーノの為という名目のもと、自分達で冒険ごっこをして楽しんでるだけではないのか。

しかし、ウェーノの町で大きな事件が起こっていることには間違いがない。
話し合いが2時間を越えようとして、誰からも意見が出なくなった頃、ピーターが口を開いた。
「カシューヤ保安官に相談してみたらどうだろう。」

ピーターがそういうと、他の二人の目は輝き放った。
「あの憧れのカシューヤさんに!?」
「確かに、こんな事件だ。保安官に相談したほうがいい。」

彼らは、町のヒーロー、そして自分たちのヒーローであるカシューヤと面会できると考えただけで、浮き足立っていた。

「早速保安所に行ってみようぜ。」

3人は保安所に行くと、門番の2人が声をかけてきた。
「おい。そこで止まれ。」
「何の用だ。」

「テルエーブという団体が、ウェーノの町で好き放題しています。
カシューヤさんに会わせてください。」
エッペが頭を下げると思いがけない言葉が返ってきた。

「カシューヤ様に会わせろだと?ふざけるな。カシューヤ様は公務でご多忙だ。さっさと帰れ。」

「おい。待てよ。ウェーノの危機だって言ってるのがわからないのか。
門番なんかに用はない。カシューヤさんに会わせろ。」
ジャックが叫んだ。

「帰れって言ってるのがわからねーのか!!!」

門番は二人がかりでジャックに殴りかかってきた。
「止めろー!!!」
エッペとピーターが止めに入る。

門番2人とエッペ達3人の総勢5人が入り乱れていた。

「何事だ。」

不意に保安所の中から声が聞こえた。
その声に5人は振り向いた。

「カシューヤさん。」
最初に声を発したのはエッペだった。
長年憧れ続けたヒーローが目の前にいるのだ。
エッペは感動で目から一滴の涙がこぼれた。

「どうしたんだ。」
その澄んだ声はどんな雑踏の中でもクリアに聞こえそうなほど透き通っていた。

「テルエーブがウェーノの町を破壊すると言ってきてるんです。」
門番がそう答えると、カシューヤは整った眉を少し傾けた。

「そうか。君たちはテルエーブが何かを知ってるのかい。」

「はい。潜入捜査してきました。まだ上層部は未知ですが、彼らのしてる事はウェーノを破壊すると思います。」

エッペが答えるとカシューヤはくるっと背を向けると、門番に一言命令をした。

「彼らはうそつきだ。すぐに叩きのめせ。」

「え?」
エッペ達は呆然とした。

しかし次の瞬間には門番が襲い掛かってきた。
「覚悟しろ!お前ら!!」

「まずい。とりあえず一回この場を離れよう。」
ジャックがそう言うと、3人は走り出した。

「待てコラ!!!」

執拗に追いかけてくる門番の声を遠くに聞きながら、かなり長い時間走った。

走ってる最中、エッペは涙が止まらなかった。
その涙は、さっき流した涙とは違う涙だった。

・・・続く・・・

コメント(2)

なんと!!カシューヤが・・・。
先が読めない展開・・・。
作者アオボガンに敬意を表します。

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