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ジラウド・ベース・センターコミュのJIRAUD BASS とスラップのバリエーション

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 きょうのトピは、独り言で大変に恐縮なのですが、
わたしくしのジラウド・ベースとスラップのバリエーションについてお話させていただきます。

 そもそも、
わたくしがベースを始めたきっかけは、
ルイス・ジョンソンというベーシストが、クインシー・ジョーンズと共に来日した時に観たベースを熊手のような手でかきむしる様なスラップを目の当たりにしてからでした。

 それ以来、ベースという楽器は、わたくしから放せないものになりました。

さて、スラップの仕方は愚か、
ピチカートでさえまともに出来ないわたくしにとって、
ルイス・ジョンソンなどは、途方も無い遥かなたのものでした。

 来る日も、来る日もとりあえず、
ルイスのレコードをひたすら聴き続けました。
”STOMP”などは、レコード(当時)3枚以上ダメにしました。

耳コピーでも本のスコアを見ても同じサウンドは出せませんでした。

「何故だろう?」
いつも悩んでいました。

教則ビデオのゆっくりと弾いているルイスも、
穴が開くほど観て、それを早くしていっても
同じには聴こえません。

それからしばらく経ち、
通常の再生速度のビデオを回している内に、
あることに気が付いたのです。


ルイスが解説していないサムピング、プル・アッピング以外の音のバリエーションに気が付いたのです。

それは、どういうことかと言いますと、

「カラ打ち」などに代表される
いわゆる”ゴースト・ノート”と一からげにして表されている音・・・

これは単純に「ゴースト・ノート」と一言で表現されてしまいますが、
実はいくつもの「サウンド・バリエーション」があることを
ルイスは、意図的か無意識かはわかりませんが、
「使い分けて」いたのです。

#1:ミュート(左手)

#2:バッティング(左手)

#3:ミュート(右手・掌)

#4:ゴースト・ノート(空打ち、右手)

#5:ゴースト・ノート(プル、右手)


 実にこれだけの種類(区別と言ってもよいでしょう。)を
ルイスは使い分けていたのです。
そして、それぞれのサウンドの違いが、
フレーズの中でより多くの変化をもたらし、
「ハリのある音」と「スピード感」
「フレーズの小気味よさ」を作り出していることが
わかりました。
(サムピング、プル、空打ちだけでは、パターンの配列だけを
組み合わせてできるもののみに留まってしまいます。)

ゴースト・ノートは譜面上では単に「×」で表されていますが、
これらの音の違いが、スラップのサウンドに様々で複雑な「表情」を作ってくれているのです。

 この音の違いは、
パッシブのプレシジョン・ベースやジャズ・ベースでは、
ほとんど分らない音域(倍音と言いましょうか)での表現ですので、それらの違いの効果が期待できません。

ですから、ルイスはプレシジョンからミュージックマンへ
持ち替えざるを得なかったのだろうと推察できます。

その他、アレンビック(ルイスにとっては低音力が不満だったかも知れません)や
B.C.Richなどの・・・
より高音(倍音)がきちんと表現される楽器を選ばざるをえなっかたのでょう。

「叩いて引っ張る」という形式だけでは、
単調なパターン同士の順列、組み合わせだけの単純なスラップ奏法を、
より多彩な音のバリエーションを作り出し加えることで、
単純さ>複雑さ>スピード感という変化を与えたことは、
ルイスにとって非常に画期的であったことには間違いありません。

ジラウドさんのフーリエ4は、
その点でわたくしにとってのサウンド・バリエーションを
限界まで広げてくれているベースと言えますでしょう。

超HiFiなワイド・レンジは、
ゴースト・ノートの多種類の音の「違い」を
ハッキリと出音してくれるのです。


5つのゴースト・ノート + サムピング + プル・アッピングで、
合計7つの種類の音をフルに鳴らしきることで、
よりダイナミックさやスピード感、スリル感を味わえることが
出来るようになりました。

パッシブ楽器や、一般のアクティブ・ベースでは、
ジラウドさんのフーリエ4のような表現力はありませんでした。

 是非、みなさんもスラップに奥行きや表現の広さを
取り入れてみてみては如何でしょうか。^^


 ちなみに
わたくしのフーリエ4はFull Tuned にしてあります。
福田先生の入魂の一本です。



 ありがとうございます

   こころより・・・

     感謝をこめて・・・


                    能登

コメント(13)

のとさん>
私も同感です。ちなみに私は小技と言っておりますけど。
楽器フェアの時、福田さんに1つ小技を教えていただきました。(笑)
なるほど…。
すみません、よく解りませんが、カラ打ちはフルートにもあります。キイだけパコパコ叩いて音を鳴らします。色々技を組み合わせるとバリエーションが増えて味わいのある深い演奏になっていくんですね。
しかし、このベースの写真、美しいですねー!
これだけでもアートになる感じがしました。
すみません、こんなんコメントで。
そうですね・・・
ルイスのゴーストノートには色々種類があると思います。
ゆっくり弾くとわかりにくいですが
通常の速度で弾くと、
空打ちの強弱やスピード+タイム感とノリで
「ルイスの音」が生まれてくると思います。
(低音と高音のバランスも重要)
自然に、その違いを理解した人だけ
ルイスにハマっているんだと思います!

私も「STOMP」のチョッパーソロは死ぬ程聞きましたよ(笑)
90%ぐらいはコピーしていると思っているのですが
途中の和音の部分が解りません(≧▽≦)ノ
多重録音なんでしょうかね?
誰か教えて下さ〜い!
☆まぶぱぱ さま

 こんばんは^^
最近の「小技」には、驚いてしまいます。
ウッテンのソロ・ベースを観ていると、
「技」というよりも、「芸」と言ったほうが
近いように感じます。^^
「芸人」まで到達出来たら、最高ですね!

 ありがとうございます
   こころより・・・
     感謝をこめて・・・
☆タグッド さま

 こんばんみ〜!^0^

 クラシック・フルート奏者のタグッドさんに、
コメントをいただけることは、
個人的に、と〜〜〜っても! 嬉しいです!
 ありがとうございます!

>カラ打ちはフルートにもあります。キイだけパコパコ叩いて音を鳴らします。色々技を組み合わせるとバリエーションが増えて味わいのある深い演奏になっていくんですね。

 そうですかっ!!(@@)
今度、是非ともお聴きしてみたいです!!
よろしくお願い致します。

 そう言えば、
ジャズ・ピアノの方で、
グランド・ピアノの開いた蓋の間から手を入れて、
弦を手で押さえてミュートしながら鍵盤を叩いて、
「カラ打ち」のようなことをしているのを観たことがあります。
何の楽器にしても、奥が深いのですね。


 ありがとうございます

   こころより・・・

     感謝をこめて・・・
☆S.K-MATSU さま

 こんばんは!

 別件ですが、音源のリンクを
こころよくご承諾してくださり、
ほんとうにありがとうございます。



>ソロをとるとたまにルイス風フレーズが出てしまいます(汗)
特にスティングレイPUの楽器を使ったときは要注意です(笑)

 やはり!そうでしたか!^^
わたくしもルイスは大好きです!
ルイスは、リズム型のスラップの開拓者ですよね。
わたくしも、JBでも1ハムでも・・・
同じように「あれ」になってしまいます。(^^;)

 雑誌での福田さんとルイスの対談では、
ルイスは「つまみ弾き」をしてみせたそうですが、
当時、「小指」でプルをしていらした福田さんのプレイを
観たルイスは、
「プルをしていないのに、何故プルの音が聴こえるんだっ??」
と・・・
福田さんのプレイに驚いていたそうです。

わたくしも!「小指スラップ」には驚いてしまいました。
恐るべし・・・福田先生!


 ありがとうございます

   こころより・・・

     感謝をこめて・・・
すげぇ〜!
そこまで研究したんですか!
ルイスジョンソンのソロをみたことがありますが、本当にかっこいいですね。はじめてみたとき「はぁ?」って・・・なにやってんのかよくわかんなかったんですねw
今でも私は何をやっているのかよくわかりません。
私もだれかの奏法を研究してみようとおもいます。

小指スラップ!?
いやいやいやいやいやw
そんなことできるんですか!?
小指って普通プルなんかしたら痛めてしまいそうですが・・・
☆ぴょん吉 さま

 こんばんは!^0^

 コメント、ほんとうにありがとうございます!!
ルイス・ジョンソン・コミュとのリンクにも
感謝致します。


>ゆっくり弾くとわかりにくいですが
通常の速度で弾くと、
空打ちの強弱やスピード+タイム感とノリで
「ルイスの音」が生まれてくると思います。
(低音と高音のバランスも重要)

 もう、ルイス博士ことぴょん吉さん
(http://plaza.rakuten.co.jp/jin3987/
 ぴょん吉さんのWebです。ルイス・ジョンソンの全てが分ります!)の前で、
コメントいただき恐縮です。

ぴょん吉さんの仰る通りですね!
ハリがあって、艶やかで、小気味良い・・・
「空打ち」の使い分けと、
サムピングとプル・アップのバランスがあって
はじめて「ルイスの音」なのですね。


>途中の和音の部分が解りません(≧▽≦)ノ
多重録音なんでしょうかね?

 4小節ごとの最後に上がっていくところは、
重ねています。
逆に、ベース・トラックは一番初めのほうに
レコーディングが行われますので(普通は)、
A、Bパターンと一緒に、その部分も録音して
後からベース・ソロを重ねたのでしょうね。
全てを弾くことは不可能(人間が弾くのでしたら)な
運指ですからね。(^^;)

ちなみに、シングルとアルバム版では、
ソロの長さが違っていますが、
そこらへんの編集作業上でも、重ねたほうが楽ですからね。

※ルイスの教則ビデオのスレが、
ルイス・コミュで話題になっていますが、
日本語版がでたらわたくしも買います!!


 ありがとうございます

   こころより・・・

     感謝をこめて・・・
☆BOO さま

 こんばんは。

 ルイスのスラップは、とても参考になると思いますので、
是非勉強なさってみて下さいね。

 福田先生の「小指スラップ」・・・
これは「凄い!!」ですよ。
少し見せて頂きましたが・・・参りました。。。
当時、福田先生はスラップのプルを小指でなさっていましたので、
親指で叩いているだけにしか見えないのですね。
(現在では、もちろん人差し指です。
それだけではなく、人差し指から小指までをお使いになって複数同時プルまでなさいます。^^;)

それに福田先生の6連譜は、
「神業」ですよ!
一番早く無駄の無いストロークの順序や、
粒立ちの正確さ、
速さ、正確さ、ノリの全てがパーフェクトです。
30年以上第一線にいらっしゃる理由がわかります。


 ありがとうございます

   こころより・・・

     感謝をこめて・・・
☆タグッド さま

 追伸

 写真のベースは・・・

 実は、わたくしのベースなのですよ!!(^0^)b
これは、福田先生に無理を言って(強制的に?!)
売っていただきました。

製造番号0番です。
この試作品を作るのに、
福田先生の膨大な時間と手間がかかっています。
(もちろん!!汗もかかっておりまする!)

ですから、
「すんばらしい〜っ!! サウンド!!」が鳴ります。

「誰かの手に落ちてしまう前に買え!」

こりが・・・わたしの鉄則です。。。(汗)


 ありがとうございます

   こころより・・・

     感謝をこめて・・・
なんと!製造番号0番?!驚きです!
製作者とたくさんお話できて、なおかつお知り合いで、なおかつ自分の楽器を作って頂けるなんて羨ましいです!
私のフルートはアメリカはヘインズ社製、誰が作ったか解りません…。調整師に聞くところによるとこの楽器の型はもうないそうです。オールハンドメイド製ですが、どんな職人さんが作ったかは思いをはせることしかできません。
写真のベース、美しいです。
製作者の汗がかかっている…素晴らしいです!何だか感動!
☆タグッド さま

 「職人」が精魂込めて作った楽器には、
「魂」が入っていますね。
昔から、「入魂の逸品」などと言いますが、
あれは本当だと思います。

ベルトコンベアーの流れ作業で、
パート・タイマーが作る楽器と一人の「職人」が
作り出した楽器とでは、ぼくの感想では、やはり違っていました。

量産メーカーの物が悪いと言っているわけではありませんよ。
あくまで、ぼくが使ってみて感じたことです。
量産メーカーの楽器の音が好きな人は、それを使っていただければいいのですから。



>どんな職人さんが作ったかは思いをはせることしかできません。

 きっと、素敵な職人さんですよ!^0^b
そうでなくては、最高の楽器を作ることは出来ませんから。
いい加減に作った楽器は、いい加減な音しかしません。

うれしいです!
楽器が違っていても、楽器への思いは一つですね!


 ありがとうございます

   こころより・・・

     感謝をこめて・・・

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