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ジラウド・ベース・センターコミュの福田郁次郎さんとのBBS(Jiraud Note Pad)にて。

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 ジラウド・ベース・センターさんのBBSの抜粋より

福田郁次郎氏(以下 福田氏)

 私は基本的に楽器は一本でよいと思っているんですよ。
それには条件があって自分の音というものが確立できた場合ね。
とにかく自分の音を探すのが大変なんです。基本的に他人の真似で構わない人が沢山の楽器を持つのかな?
取りあえず真似から入って自分の音を探している真面目な人もいますよね。
少なくとも一本で充分研究するのが良いのかなと私は思います。
勿論流行もありますから色々使ってみたい気持ちも分かります。でも同時に複数の楽器は使えないからね。
偉大なベーシスト達、つまり己の音を持っているベーシストはそんなに楽器を変えないでしょう?
私はFenderJBが長かったのですよ。その楽器を知り尽くすのに20年以上かかったかな。
その楽器の良きも悪きも知って「J-Bass」を造ったんだけれど、楽器は性能だけでもないことも知りましたし、とにかく難しいです。人間関係と同じですよ。
完璧な人間だから好きになる訳じゃないでしょう?
どうしても楽器達を道具に考えてしまいますが、長く付き合うと人間関係?みたいなものが生じます。そう言った相棒を一本造ってから道具的な楽器を考えれば良いのではないでしょうか?
楽器との関係を人間関係と捉えるとケンカもあり心変わりもあるでしょう。それは仕方のないことですが、自分の楽器に名前を付けている人って私は素敵だなと思ってしまいます。


わたくし

 >楽器は性能だけでもないことも知りましたし、とにかく難しいです。人間関係と同じですよ。
完璧な人間だから好きになる訳じゃないでしょう?

 ほんとうにおっしゃる通りですね。
長所短所、一長一短は、「その楽器の個性そのもの」だと思いました。
もしも「全てを満たす楽器(ベース)」がこの世に存在したとしたら、「個性」は存在しなくなってしまうように思います。
「絵の具」の色で「一番すばらしい色」が無いように、楽器もまた同じなのでしょう。
「どの音が一番好きな音か?」というように思います。
しかし、この逆の発想もまたあります。
ある友達のミュージシャンいわく、
「スティーブ・ルカサーは、どの楽器を弾いても[同じ音]になる!」
と申しておりましたが、大切なことは自分の「演奏スタイル」を確立することに尽きることだとつくづく、実感しているわたくしです。
先生のように、「何(ベース)を持っても福田節」というようになりたいと思っております。

 


福田氏

 本当に楽器は好きか嫌いかの判断しかないですね。その感じ方も人それぞれでしょう。
それだけに良い楽器と言うより愛される楽器を造りたいと思っていますよ。
ただ楽器って使う人と共に成長するものじゃないですか?世の中には買って直ぐに売っちゃう人もいるんだけれど、少なくとも3〜4年は使って欲しいと思うのが正直な気持ちです。でもそこには経済的な問題や、バンドが必要とするサウンド等の複雑な問題が沢山あるから手放すのは仕方ないよね。
それとルーカーサーの話だけれど、彼はエフェクト系を使い過ぎなんですよ。だから原音はあまり関係ないみたい。色んなものを通り過ぎているため、音が凄く遅くなっている。昔、TOTOを見に行ったときにも感じたし、テレビでジェフ・ベックとかサンタナと競演したときにもルーカーサーの音だけ抜けてこなかった。だから私的には彼の場合何を使っても同じだと思うよ。テクニックは完璧なんだからもう少しストレートなサウンドを出してくれたら好きになるんだけれどなぁ。


わたくし

  先生の仰っています意味が、ようやく理解が出来るくらいまでベースを続けて来れました。
 わたくしもベースを始めたばかりの頃は、「ベースの良し悪し」が分らずに、
買う時の「楽器屋さんの店員さん言葉」や「雑誌などの批評」などを信頼し、
「信じ込みでつくられた”価値観”」を持っていました。
 「人の言葉」=「真実」で、そのまま「自分の価値観」=「楽器」
という方程式で楽器を見ていました。

しかし、福田先生のお作りになる楽器=JIRAUDベースに出会い、
わたくしの中の楽器の価値観が崩壊しました。
JBは勿論のこと、もう一つはPBです。
JIRAUDさんのMobius Type1PBを初めて試奏させていただいた時のことです。
PBが、こんなにも素晴らしく煌びやかで最高のサウンドが出るのだ!!と驚き、
一転してしまいました。

それまでは、色々なメーカーの殆ど全てのPBを試した結果、
 「PB」=「もこもこな音」=「スラップで良い音がしない」=「大嫌い!!!」
と言う方程式が出来上がっていました。
この「先入観」が、わたくしの「PB嫌い」の根源でした。
しかし、PBがこんなにも「美しく繊細」で、「煌めき」があるサウンドであることを初めてMobius Type1PBが教えてくれました。
JIRAUD BASSと出会い(Black Cloud、J-Bass、Fourier(1HAM,2HAM)を所有することが出来ましたが)、次こそはMobius Type1PB思っております。
ですから、○○様のお気持ちも十分にお察し致します。
JBとPB、シングルとハム・・・
似て非なるものですね。
福田先生の仰っています「相棒を一本」とは、
”相棒を知り尽くしたと言えるほどに1本の楽器と向き合うこと”が一番大切だと思いました。
わたくしは買った楽器を手放すことが出来ない性分(楽器がかわいそう!)ですので、
今でも高校生の時に購入しましたYAMAHAを持っておりますが、
自分が出したい音に楽器がついて来ませんが、
JIRAUDさんの楽器は、まだまだ”わたくし”のほうがついて行けてません。
わたくしの場合、JIRAUD BASSは「相棒」ではなく「師匠」であります。
いつも、JIRAUD BASSが大切なことを教えてくれます。
早く「フル・チューンを使いこなせる腕」になりたいと思っております。
 長々と申し訳ありませんでした。


福田氏

 ___弘法は筆を選ばず___

___弘法にも筆の誤り___

・・と言われていますが、私はどんなに達人でも悪い筆より良い筆で書いた方が良いと思うし、
どんな達人でもミスはあると常々思っています。

ただ全くの素人には良い筆を選択できないと思うんですよ。
一般的に私達は達人の書を見て同じように書きたいと思い、道具を揃えようとします。
でも弘法が使っている筆は彼自身が完成させたものというのが私の考えです。
達人が使い込んだものが最高って言うことかな?
でも達人はまず粗悪品を使い込もうとは思わないでしょう?
だから目指すものが何かって問題だと思います。
上を目指す人にはジラウド・ベースって良いと思います(笑)。
それは木工的にも、電気的にもレスポンスが良いからです。
ジラウド回路と一般的回路では良質な筆とマジック(太字ペン)位の差があると思いますよ。
だけれど最近ではマジックで書いた方が楽という人が多いみたいです(笑)。
少なくとも弘法は「マジックで書は書けないなぁ」って苦笑すると思いません?


わたくし

  福田先生の
「弘法は筆を選ばず」の書き込み、
正に仰る通り、わたくしも同感です。
そして、「楽器が身体の一部である」ならば、
「自分にとって使い勝手が良く、自分の理想であるものを選択するに他なりません。
「弘法」さまも、「隅々まで丁寧に作られた入魂の逸品の筆」と、
「パートタイマーが流れ作業で、時計と睨めっこをしながら休憩時間待つ片手間に作られた筆」とがあったら、「入魂の逸品」を選ぶことでしょう。
「極めた者」は何を使っても「上手い」です。
しかし、「進んで下手物を選ぶ必要」もありません。
「自分に合った最高の身体(楽器)」をわたくしは使い続けたいです。

その意味でわたくしにとりまして、福田先生に入魂して作っていただいたJIRAUD BASSは、最高に「満足」しております!

 「本当に良い楽器」は、色々なことを教えてくれます。
JIRAUD BASSを使い始めてからは、とにかく「弦のタッチ」に一番気を使うようになりました。
「いい加減なタッチ」でもごまかしてしまうような楽器ではありません。
「量産の楽器」はそこまでの表現力がありませんから、
プレイヤー自身も気付きません。(JIRAID BASSを使う以前のわたくし)
「縦振動と横振動の音の違い」がわかって、はじめて気が付くからです。

JIRAUD BASSを使い始めて、
「自分自身の弱点や課題を楽器が教えてくれました。」
わたくし自身がいい加減なタッチで満足し、そのことさえも気付いていませんでした。・・・未だに未熟ですが。
(_ _;)m

ともかくJIRAUD BASSはわたくしにとって、「良き師匠」です。
「楽器は身体の一部」で「入魂とは一生懸命に良い楽器を作ろうとする”こころ”」ではないかと思います。


福田氏

 能登さん>
とにかく楽器は奥が深いよね。でももっと深いのが人間なんだよね。
「類は友を呼ぶ」と言うか、音を追求している人は自然に訪ねてきてくれるんだよね。
楽器の終着点は良い音楽であるわけだから、全てがプロセスにしか過ぎないと思う。
だから色んな意味でジラウド・ベースが一つの刺激になれば良いのかなと思う今日この頃です。

コメント(4)

 BBSで、わたくしとジラウドの福田さんとの書き込みを上げさせていただきました。

 楽器に対しての考え方、そして「楽器とは何か?」

楽器のことだけではなく、「楽器と向き合うこと」を
教えて下さる福田さん。

 いま、「自分の愛器」を作った人を知らない人は沢山いらっしゃいます。
特に量産メーカーの場合には。

 わたくしは、「福田さん」に製作していただいたことを
誇りに思っています。

 「人が楽器を作る」のですね。
そして、楽器によってプレイヤーが磨かれる。

 自分を磨いてくれる楽器をこころから愛しています。

楽器は「自分の手足」なのですから。



 ありがとうございます

   感謝をこめて・・・

                   能登
能登さん>
ご無沙汰してます。
私もそう思いますね。楽器フェアで初めて福田さんのベースを持った瞬間、これだ!って思った私も一人です。
ありがとうございます!
 まぶぱぱ さま

 お久しぶりです。ご無沙汰いたしまして申し訳ございません。
 変わらずお元気のことと存じます。

 今回、前管理人さまが、退会なさったようで(わたくし全然知らなかったのです)管理人をさせて頂きました。
今後とも宜しくお願い致します。
     m(__)m

 そうですね。まぶぱぱさまと初めてお目にかかったのも、
楽器フェアでしたね。
とてもお上手なスラップが印象に残っております。^^

 今年の楽器フェアは、福田さんの所用が重なり、
残念ながら出展出来ないようです。

 まぶぱぱさんのプレイを機会がありましたら、
また拝聴させて下さい。

 ありがとうございます
   感謝をこめて・・・

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