工夫したり助けてもらったりして。

娘が大きくなってきて、ついに24”マウンテンバイクが窮屈になってきました。
小学生の内は持ち堪えてほしかったのですけど、成長しているのだから喜ばしくもあります。
エンチャント2/GIANTは、娘から重いと評価されていました。
まぁ、仕方無い。二回りくらい大きな親のバイクと大して変わらない重さだもの。しかも親のは軽量ですし。

先日、エスケープ？R3/GIANTに乗った娘、サイズ的に乗れたことが驚きでしたが、娘も「ナニコレ軽い！」と驚いていました。
このバイク、カミサンが街乗り用にしていたモノなのですが、娘が自分のバイクの重さ(持って重い、漕いで重い)に気付いてしまったのです。
結果、カミサンは娘にバイクを譲ることにしました。
今のエンチャント2はほとんど街乗りでしたし、もうマウンテンバイク遊びもしないだろうし。
実は娘、マウンテンバイクのボランティア活動には楽しんで参加するのですが、その後のバイク遊びはほとんどしない(笑)この頃です。

とは言え、履かせていたタイヤはグラベルキング28C/パナ。
娘は抜重できないから、街乗りでパンクさせかねない。
そこで、タイヤをタフな街乗り用32Cに替えました。メーカはよく分かりません。(笑)
トレッドはしっかりしていて、サイドのホワイトリボンは反射素材。安心です。
しかし、フレームが32Cは許容外だったらしい。どんだけストイックな設計のクロスバイクなんだ。
タイヤはギリで入るのですが、使っていたドロヨケが入らない。
仕方無く、ドロヨケは一部切除などの改造でタイヤクリアランスを調整して、付け直しました。


ついでに、サイドキックスタンドも取り付けます。
色々お安いのもあったのですが、ここはミノウラ製を安心材料込みで奢りました。
操作の軽さと節度感に安心します。

フロントバスケットは、装着を見送りました。
駐輪中に荷物置きっぱで重心のズレからハンドルが空転して、バイクが倒れるのが目に見えるので。
これまで使っていたハンドルポーチを移したので、鍵の持ち運びもばっちり。
ベルとキャットアイのバッテリーライトも付けて、道交法にも沿ってますよ。

完成して娘に乗らせたら、タイヤの太さ＝重さは気にならない様子。
スタンドの使い易さに喜んでいました。
で、驚きの発言。
「これは良いけど、山走る自転車はどうするの？」

え？まだマウンテンバイク乗るの？
嬉しいというか、驚いた。
そうかぁ…なら、空いているバックウッズ/ＧＴを何とか形にしましょうか。

これも、カミサンの小技練バイクだったもの。26"です。
カミサンは、ブリザード/ＲＭＢに乗り替えているのですけどね。
現状足りていないのはドライブトレイン。ブリザードに移植したから。

そこで少し考えました。
娘は全然飛ばさないし、ガシガシ行かない。（でも、乗ればスムースに下れます。)
エンチャント2の時でも、26"ＳＳ(ギヤ比1.7)で一緒に走れるくらい。
それなら、ギヤ比の幅は0.6〜2.2くらいで十分ではないのか。
そうなると、手持ちの９速でもフロント１枚で事足りるのではないか。
で、24Ｔ×11−34Ｔなら、0.71〜2.18と良い感じ。なんなら22Ｔにすれば、0.65〜2.00にもできます。
これなら、シフトも煩雑ではなくなるし、少し軽くなる。

９速のドライブトレインはＸＴとＳＬＸの混成です。シャドウだけど、スタビ無し。
24Ｔチェーンリングは、あったはずが見つからない。
ＦＢで尋ねたら、知人に譲ってもらえて助かりました。

アウター位置に付けるバッシュリングだとチェーン外れを抑えられないので、ミドルリングを一枚潰してバッシュリング風に加工して取り付けました。
歯を３２回、倍力ニッパで切ってから、ヤスリ掛けして整えました。
それでも、リアディレーラにスタビが無いので、チェーンの暴れと外れが心配。
そこで、ＣＸ用？の直付けＦＤ台座対応のチェーンガイドを一部使って取り付けました。
これで、アウター側、インナー側、上側、全ての方向でガイドができました。安心です。

しかし、９速の調整は楽です。１２速の余裕の無さは厳しいですからね。

ブレーキはＶブレーキを継続です。
引きと重量が軽いし、娘には性能が必要にして十分。
タイヤはパナのＣＧ。昔のダーブロタイヤのフロントみたいで、転がり良くて丁度良いです。
フォークも付いていたロックショックス(ジュディ？)を継続。

24"から26"に変わるも、エンチャント2から採寸して違和感を感じさせないようにポジションを作りました。
娘は跨っただけですが、感触は悪くないようです。
実走はいつになるのかなぁ。(笑)


あぁ、よく働いた。
しかし、やっと昔の資産が使えるようになって、とても助かります。
今回の出費は2台で合わせても、たぶん7〜8千円じゃないかな？

そして、ついでなので、在庫整理です。
部品を探すのに難儀したので、思い立ったが吉日です。
あちこちの箱に入り込んでいた部品を、一旦床に並べてからまとめ直します。

古くてほとんど消えている規格の部品など、もう捨てて良いでしょう？とは自分でも思うものの、もう一人の自分がそれを引き留める。

でもこうしてみると、欲しいものは割と使われていて、ダブついていて取っておいても仕方の無い物があったりします。
フロントディレーラとシフタは頑張って捨てました。
ヘイズのスペアパーツは、もう本体が無かった(笑)ので捨てました。

古いカンチブレーキは捨てられませんでした。
ステムやシートポスト、サドルは捨てられませんでした。でも、サドルは何個か捨てても良さそうな気もする。
よく分からない小物は捨てました。分からないから。(笑)
ねじ類は、分類してねじ箱に足しました。
結果として、少し箱が減りました。
それよりも、部品のまとまりが整理できたのが成果です。

さて、次はついに寝かせていたバイクを組む時が来ました。
たぶん、ジャンル的にはグラベルロードになるのでしょうか？
クロモリパイプで構成されている、色々ダボが用意されたフレームです。
ボトル台座が３、エンドにタブ、フォークにはキャリアダボが付いています。

https://www.towersbike.com/

しかしだ。ウロッカ/ＧＤとの色分けをどうしようか。
軽いウロッカのタイヤを、３８スペシャル/パナから空いたグラベルキング28Cに変更して、スポルティーフにしよう。
タイヤを替えて、ドロヨケのクリアランスを詰めて「センパイ、指一本しか入らないッスよ！」にして、見栄えを良くしてみました。
そう考えると、ウロッカは世に出るのが早過ぎたフレームだったと思う。
今なら、質の良いグラベルロードやブルベ仕様として使われただろうに。

では、こちらのクロモリは…
フレームからして軽くないし、ウロッカの経験から太いタイヤを入れたら、ロードバイクのギヤ比は重くて、ツライ乗り物になるはず。

手元にある700Cブレーキディスク対応ホイールは、リム幅が広くしっかりしたもので、しかも36H！とてもしっかり目の構成で、これまた軽くない。
友人のご厚意で使わせてもらうもので、タフなクロスバイクで使われていたのではと思われる。

これらから見えた方向性は、昔乗っていたカリフォルニアロード/宮田の現代版。

クランクセットは、退役させていたサンツアーのＭＤで44x32です。
細身なので、見た目も合います。
ギヤ比もロードのコンパクトより落とせます。

ハンドルバーは、カーボンのドロップ、コンパクトシャロー。サンエスのワンバイエスシリーズ。
振動吸収とダートでの操作性が狙いです。
今時なセミドロップは持ってないし、何か違う気がする。
バーテープは、なんかずーっと在庫してたシルヴァ。(笑)

シートポストは、カーボンのストレート。ＧＤＲです。振動吸収を期待。
サドルはアリオネ/フィジーク。ベースのしなやかさに期待。

レバーとドライブトレインは１０５/シマノ。１０速でＲＤのゲージは少し長いヤツ。
それに12-30のカセットを用います。
これらは、昨年だったかな？友人から破格で譲ってもらったのです。
ロードやＣＸに熱心な人はもう使わない仕様だけど、僕には十分です。

ブレーキはフレームに付けてもらってあったメカニカル式。
フレームの方はＦ160/Ｒ140のディスクを想定しているそうだけど、前後160としました。
メカニカル式でタイヤが太くなる予定ですし。
こちらのディスクも、友人から中古を200円(笑)で譲ってもらいました。

先の在庫整理のおかげで、部品の拾い出しはスムース。
ワイヤー類も在庫で賄いきれました。
新品購入はチェーンのみ。ティアグラグレードで全然問題無いです。

全て揃っているから、組立作業は順調でした。
ステムだけは、組み途中でポジションを探りながら在庫から選定。コナの完車外し品だと思っていたら、コアだった。(笑)
ダートも想定したサイクリング車だけど、ほとんどロード寄りです。

タイヤは前後に38スペシャル/パナを入れたかったけど、リアでクリアランスが厳しい。
なので、リアだけ35Ｃのマキシス製ＣＸタイヤにしました。
このタイヤは舗装路のハンドリングにクセがあるので、フロントには使いません。
いずれは、３２Ｃのヤスリ目タイヤとかにしたいかも。

久し振りのバーテープ巻きは、やはり不得意です。
まぁ、いいけど。
ペダルはとりあえずＳＰＤにしておきました。

で、完成です。

いやはや、この手のバイクを眺めていると、輪行サイクリングとか行きたくなっちゃいます。
早く、落ち着いた世の中になってほしいものです。