正月は風邪で寝正月でした。映画も見ずにおとなしくしていました。
遅まきながら今年もよろしくお願いいたします。
さて年末から年始にかけて読んだ本。
「町山智浩・春日太一の日本映画講義 時代劇編」河出新書
春日太一さんの本には注目しています。
若いのに昔の日本映画への思い入れが半端でないです。
春日さんと町山智浩さんの対談集の1冊目。
1冊目の「時代劇編」よりこちらを先に入手しました。
wowowの番組の対談が元だそうです。
取り上げた作品が楽しいですね。
『七人の侍』『宮本武蔵』(内田吐夢監督版)『剣』三部作、『子連れ狼』
『竜馬暗殺』『浪人街RONINGAI』『御用金』『人斬り』とどれも面白そう
に語られています。
筒井康隆「老人の美学」新潮新書
85歳になった筒井康隆が老人について書いた新書です。
60になっても全く老人という意識がないのですが、筒井さんの語る
老人論を読むと色々参考になります。
佐藤優「友情について 僕と豊島昭彦君の44年」講談社
佐藤優さんは浦和高校の同級生の豊島さんと40年ぶりの再会をします。
しばらくして豊島さんがガンである事が分かり、その事を連絡された
佐藤さんは豊島さんと本を作る事にします。
その結果が本書。豊島さんと佐藤さんの生い立ちを描きます。
特に日本債券信用銀行に入った豊島さんの銀行の破綻前後の話は興味
深いです。豊島さんは本書刊行後昨年の6月に亡くなりました。
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