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2019年09月22日23:02

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『聖徳太子信仰―鎌倉仏教の基層と尾道浄土寺の名宝―』に行って来た。

かなり久しぶりに丸一日のお休みだったので、プチ遠出してミュージアムm(__)m

神奈川県立金沢文庫「聖徳太子1400年遠忌特別展 聖徳太子信仰―鎌倉仏教の基層と尾道浄土寺の名宝―」
【展覧会HP】https://www.planet.pref.kanagawa.jp/city/bunko/tenji.html
フォト
広島は尾道にある名刹・浄土寺から、滅多に見れない仏像(聖徳太子象)が3躯もお見えになると云うので、伺ってみました。
間もなく没後1400年を迎える聖徳太子にまつわる信仰、また伝承を、金沢文庫お得意の所蔵国宝《称名寺聖教》を駆使しながら読み解き、紹介する。みたいな内容の展示でした。
そんな中、浄土寺以外(何故か茨城県のお寺が多かった)からも、ステキな太子像が何躯かお出ましでしたし、逆に浄土寺からは、仏像だけではなく、仏画・文書なども重文級のお宝が出陳されていて、とても楽しめました♪
まあでもやはりいちばん目を引かれたのは、仏像たちの展示だったので、特に気に入った像5躯について、以下に軽く紹介を書いておきますm(__)m


○重文/茨城・善重寺蔵/聖徳太子立像(十六歳孝養像)/鎌倉時代
厳しい顔つきの美少年。《盛り上げ彩色》という技法で表された衣の文様が、とても好い保存状態で、キレイだった♪

○重文/奈良・元興寺蔵/聖徳太子立像(十六歳孝養像)/文永5(1268)年/仏師=善春
叡尊関係の造仏を多く手がけた善春の作。おちょぼ口に、左右がつながった眉、印象の強い顔立ちは、どこか別な展覧会でも、お目にかかった記憶がある。。

○重文/広島・浄土寺蔵/聖徳太子立像(摂政像)/仏師=幸春(康俊か?)作/暦応2(1339)年。
量感がとてもあり、貫禄がある。これまで見た太子像の中では、最大級のインパクトだと思った。これまた《盛り上げ彩色》の衣の文様がキレイに残る。

○重文/広島・浄土寺蔵/聖徳太子立像(十六歳孝養像)/乾元2(1303)年/仏師=院憲。
叡尊の弟子で、浄土寺を再興した定証の発願による造像。小顔で、衣文などがシャープな印象。

○重文/広島・浄土寺蔵/聖徳太子立像(二歳像)/建武5(1338)年/仏師=院勢。
太子が二歳の春、東方を向いて合掌し、「南無仏」と称えたという説話上の姿を表した像。そんな二歳児、あり得ないと思うが、ルックス的にもこんな二歳児は絶対ないと思える。風格が漂う。玉眼が入っているのだが、それが全体に黒ずんでいるがため、瞑想的な表情に見えた。
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