評価には理由がある

１．シン・ゴジラ
特撮好きの監督らしく、見せ方が巧みな作品。のみならず、シーン毎に印象に残る
台詞を散りばめてあるので飽きることがない。

２．トップをねらえ！
浦島効果を演出に採り入れることで、人生が凝縮されるどころか人類の歴史を
間近に感じることになった。子供時分に遭難した父親とニアミスし、同級生の娘から
おばさんと呼ばれ、生き延びた人類と１万５千年後に再会するという経験を
ティーンエイジャーにさせた。このスケール感は他にはない。

３．ニューシネマパラダイス
この作品は２つのヴァージョンがあり、私が最初に劇場で観たのはアルフレートとの
交流が中心になっているほうだった。世代を超えた交流に初めて接し、大いに
刺激された。昔日の記憶と共に積層する時間を強く意識することを、この作品から
学んだような気がする。以後は時間の使い方を重視するような傾向が自分の
好みに表れた。