mixiユーザー(id:871510)

2016年06月29日10:58

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「自信がある」と「不安が無い」

Twitterに上げた内容を、少し丁寧にまとめてみました。


以前は、「自信がある」と「不安が無い」を同じように捉えていたのですが、実際は、結構大きな違いがあるように感じます。

不安無く行動出来る時は、ある種の全能感がありますし、それは「自信がある」のイメージに近いので、以前はあまり区別せず感じていました。


しかし、「一時的に不安は無いけれど、自信が持てている訳でもない」と言う経験をするようになり、少しずつ考え方を見直す事にしました。


例えば、他人の考えを鵜呑みにして従ったり、有利な集団について行動する場合、不安は無くなるかもしれません。

しかし、この時は、自分の不完全さから目を逸らし、自分で理解して決めていない状態です。

だから、不安は無くても、自分で考えて納得して決めていないので、どこかで「でも、自分の能力でも決断でもないよな」と言う事が判っています。

だから、不安は無いとしても、本音の部分では自信も無いわけです。


そのため、今の自分にとっての「自信」の定義は、「間違いや失敗の可能性があるとしても、その不完全さを認めて、自分で納得して決められる事」に変わりました。

自分の決定を誰かに全面的に委ねたり、諦めたりせず、自分の責任で決断する、と言う事です。


そう言う意味では「自信」は、結果の良し悪しだけに関わらず納得できると言う意味で、自己肯定感に近いかもしれません。


もちろん、「納得はしているけれど、失敗するかも」のような不安になる事はあるでしょう。

しかし、納得は考えや行動の在り方、不安は感情の反応なので、相反するものではありません。
そのため、自信と不安は両立します。

「不安だからダメだ」と言う事は無く、不安の有無に関わらず、あるべき考え方と行動の在り方が出来ているかどうかで「これでいいのだ」と思えれば、それが自信なのだと思います。



ただ、「では、自分では理解しきれない物事については、どう自信を持てば良いのか?」と言う疑問も浮かぶでしょう。
そこは「〇〇に決まってる」や「一度〇〇だと決めたから変えない」と言う姿勢ではなく、納得の行く考えがあればその都度自分の考えも更新する、と言うスタンスが、ひとつの答えだと思います。


「自信を持つ」と言う事は、「不安を無くしたい」、「自信を持ちたい」と言う目先の欲求に負けずに、その都度判断してきたと言い切れる事。

それは、考えと行動を変えるべき時に変え、変えないべき時には変えない、の積み重ねではないかと思います。

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