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2008年02月03日10:01

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旅行記(23:小笠原<8> 日の出桟橋到着)

朝起きた時は、激しく船が揺れていた。
立ち上がって歩く事もままならないほどの横揺れであった。
そのため目覚めても二等船室の座敷に横たわったまま何も出来なかった。
それでもトイレのために立ち上がらなければならないのだが、
何かに掴まらなければ歩けなかったのだが、掴まるものもないため四つん這いで歩くのがやっとであった。
(トイレ内は我慢して立ってはいたが…)
 
船内アナウンスでは、
「高波のため八丈島の東側の沖で待機します」と悪夢のアナウンスが流れていた。
待機といっても島影で激しい波の中、待つだけである。
 
激しい船酔いのため時が経つのが凄く長かった。
ようやく船酔いが収まった時には15:00を過ぎていた。
確か日の出桟橋に着くのは15:30だったはずだが…。
船外へ出て見ると、まだ大島の脇で伊豆半島と富士山がうっすらと見えていたのである。
いつの間にか、八丈島から進んでいたのである。
 
ようやく東京湾に入った頃には無情にも陽が沈んでいった。
「遅れたときには横須賀か横浜に入港するらしい」と噂話があったが、
着く気配は全くなかった。
 
船内アナウンスでは、
「東京港到着は20:00頃を予定しています」と無情にアナウンスが流された。
 
定刻は15:30な所が、大幅に遅れている。
私自身は関東圏の人間なので問題なかったが、他地域から来ている人に取っては大問題が発生していた。
明日は月曜日である。そのため今日中に家に戻らなければならない人が多数いたのである。
 ・飛行機の振替またはキャンセル
 ・東京での宿手配
船内は緊急事態のため、大変なことになっていた。
父島ペンションで一緒だった一人は、
今日中に富山へ戻らなければならなかったのに、飛行機をキャンセルしてしまったそうである。
夜行急行の「能登」で帰る事にしたとのこと。
 
高波の影響で東京湾内も大混雑しており、羽田空港の沖で20分くらい待機させられた。
(東京湾内の航路は片側1車線のような感じであり、大型船でも小型船でも同一航路厳守である。
 また湾内を横切る船舶のため、待機もさせられる)
東京湾内を意図していなかったナイトクルージングをしていた。
レインボーブリッジもイルミネーションが華やかだった。
 
日の出桟橋に到着したのは20:30であった。
今まで5日間一緒だった人たちとJR浜松町駅で分かれたのである。
 
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旅行記:1999/2/28
写真: 横須賀沖(うっすらと富士山も見える)
 
翌日は、収まらない船酔いの中で仕事をしたのは言うまでもないことである。
また、島にいる時は結構TVを見ていたのに一言も話されていなかった、
「だんご3兄弟」ブームが突如、日本中に到来していたのである。
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