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2024年05月02日22:54

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感情の怪獣


感情って、子供のまま。

感情のままに生きる人を見る。
社会から見ればまあまあな年齢でもその言動によって、
好き勝手に子供が暴れる様に、
周りを滅茶苦茶にしていた。

感情の怪獣。

社会でやって行く為に、
大人は大人の自我を持つ。
子供の様な感情の怒号や泣き叫ぶ声は、
人の目なんか気にしない剥き出しの自分を教えてくれる。
押し殺し過ぎれば、それが分からなくなる。
だから大人の自我は、
泣いて訴える感情の言い分を聴き、分かってやり、
あたまを撫でてやり、その上で、
求められる大人の言動を選んで行く。

偶々大人の自我でどうにかしているから、
表向きには感情の怪獣になっていないものの、
自分の内に密かに生じて来る感情の、
何とも醜い事よ。みっともない事よ。
弱く、ズルく、虫が良すぎる。
愚かしく、幼稚で、恥ずかしく、情け無い。
それが剥き出しの自分なのだから、
ありのままの垂れ流しの感情の怪獣の事を、
そんなに言えたものだろうか。

そして時に、
「大人の自我よ、何故止めた?」と感じるシーンもあったりするのだ。

脳内の闇に、
年老いた自分が縮こまっている。
最早人体丸ごと、感情の塊になっている。
「こわい、さびしい、いたい、つらい」と震えながら、
幼児の様な目つきで、時々ふと暴れる。

そう遠くはない・・・
自分の中で当たり前だった大人の自我が、揺らいだ。
消えゆく青春の様に。








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