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2024年03月17日09:21

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30ミニッツミッションズ(30MM)の魅力

おはようございます、月影TAKAです。
今回は「30ミニッツミッションズ(30MM)の魅力」になります。

現在、ガンプラのガンダムベースと中国のガンプラ工場の問題事情でガンプラブームが大分下火になっていると思います(まあ、メタバースとかアプリのガンプラのビルダーズノートとかやっているけど3日天下みたいな気がする)。

で、今回はその横で生産され続けている30MM(30ミニッツミッションズ)と30MS(30ミッツシスターズ)というプラモデルシリーズがバンダイにはあります。

で、この30MMや30MSについて簡単に書くとこんな感じです。

〇30MM
・このシリーズの始祖はガンプラの「HGACリーオー」である(リーオーで採用された「ポリキャップを採用しないプラモ構造」がモデラーに受けたので、この構造を流用した新シリーズをスタートしたのが30MMとされる)。
・30MMには簡単な世界観設定やプラモの説明書に簡単な話は文章で載っているが、明確な漫画やゲーム作品などのビジュアルアイテムは存在しない。ようは「モデラーが勝手に想像して作ってください」という、良い意味で言えば「フリーなプラモ」で悪い言い方をすれば「いい加減なプラモ」とされている。
・30MMシリーズと表記されている為シリーズ的にはガンプラとは別シリーズとされている。そのため、ガンダムベースでも普及していなければ他店でも十分このプラモキットは入手できる。
・コンセプトが「30分で作れる量産機を題材としたプラモデル」であるため、プレバン販売品以外は特に価値はそんなに高くない(それこそ、モデラーがプラモを改造してオリジナリティーを出した段階ではじめて価値が出てくるような物)。
そのため、テンバイヤーに狙われることは早々無い(やったとしても、何も知らない中国クソテンバイヤーを罠にかけるためにペテンを仕掛けるレベルの物です。ただし、プレバン品の専用部品は価格高騰しやすいため価値がある部品があるといえばある。まあ、嘘は言ってないが、お店においてあるプラモは量産プラモとしてモデラーの支えになっている感じ)。
・作中の主役ロボ(というより人型ロボ)である「エグザマクス」には機体構造の規格が存在しており、関節の構造はほぼ統一されている(それでも、マクシオン系は独特なオリジナル関節を採用されている)。ある意味「ガンプラバトル」を主張する電子上の世界でガンプラを戦わせるジャンルが絵空事と思えるくらい30MMなら可能と思わせてくる構造だった(これは機体構造に起因する。そもそも「プラモデルをスキャンしただけで精巧にプラモデルを再現してゲームができる」というのは現段階では完全に不可能である。理由は「ゲームプログラム側の関節や武器、装備の認識とプラモデルを作るモデラー側の設定認識が完全に合わない為です。例えば「これは防具だよ」とモデラーが考えても、どこぞのワンコロキャラみたいなプログラムは「これは武器です(エッヘン、ドヤ顔)」と大間違いを繰り返したらモデラーが望んだガンプラデータと異なった物が出来上がってしまうためですね。そのためゲーム側で変えようのない関節プログラムの設定と武器の認識の種類をちゃんと設定してやる必要がある。これを考えたらプラモの形状規格に拘る30MMはまさに「ゲームにしたら面白いプラモデルシリーズである」と言える部類の作品なんだよな)。

〇30MS
※過半数は30MMと同じ(オリジナル作品だったり、量産機をイメージしたりした作品だったり等)なので一部説明は省きます。
・本則はコトブキヤの「フレームアームズガール」と形状が非常に酷似したキットである(これはデザイナーのフミカネ氏がフレームアームズガールのデザインもされている為です。なお、どっちがオリジナル?と言われたら「フレームアームズガール」の方です。よくにいう「他社プラモ流用作品」と思われるバンダイの盗作プラモっぽい奴ですね。なお、30MSにもちゃんと意味と価値があります。それは「作りやすいこと」と「自由にカスタマイズできること」ですね。コトブキヤはそのプラモの設計思想から「多様性が低い堅物メーカー」としても有名であり、「プラモの組み立てが難しい&派生部品が少ない」ことから改造したり弄ったりするにはあまり向いていない問題がありました(ほぼ、ジオラマプラモみたいな扱いです)。
30MSはそのフレームアームズガールの弱点を徹底的に突いた「30MMの組みやすさを流用した美少女プラモ」という位置づけであり、このプラモ構造が受けたのか後年ではガンプラバトル作品の女子キャラやうま娘、アイマス系の美少女プラモもこの30MSの構造を参考にした物が多数登場しています。
・30MSは基本的に30MMの世界戦では「異世界人?(異世界キャラ)」として扱われていることが多い(一例であり絶対とは限らない)。PVを見る限り「バーチャロン世界戦のキャラ」みたいな感じで本体は電脳空間に存在する人物で、異世界となる30MMの世界に転移で召喚方式で現れるらしい。なので、荒野で30MSが戦っているシチュエーションがあるが明らかに30MMの戦争技術とはことなる戦い方(エネルギーフィールドや異常な高速化等)が存在する。まあ「考えるな、感じろ」のジャンルなのであくまで一例でしかない。
・上記の通り「フレームアームズガールに非常によく似ている」というだけあって腕や脚の構造はかなり似ている。ただし、胴体の付け根の部品や肩の部品は30MS専用の構造であり、ここに差がある感じ。本来なら「盗作疑惑」として散々叩かれても文句言えないプラモだが「シリーズ展開とアピールが非常に少ない」ため「プラモは販売されているがメディア的な攻撃行為が無いため放置されている」くらいの扱いである。

といった感じ。
30MSは美プラ枠なのでそれほどジャンルとしては広がっていない。
30MMを想定した改造をしても大半が「ヴァルシオーネ(スパロボ)的な機体になる」パターンが大半である。
で、昨日大阪ヨドバシカメラで購入した「アチェルビーb(ベータ)」について説明します。
bとあるようにa(アルファ)とγ(ガンマ)が存在します。
アチェルビーは30MMのマクシオン軍のエグザマクスになります。
マクシオン軍には男性型の「スピナティオ」と。、女性型の「スピナティア」が主力機となっており、スピナティアの構造を更に進化させた機体が「アチェルビー」とされている。
なお、スピナティアはマクシオン軍の完全オリジナルデザインであり、おそらくアチェルビーは「30MSの技術を一部導入した新型機」という感じと思う。
なお、アチェルビーのプラモ説明書を見ればわかるが「頭部の構造が完全に30MSの頭部構造と同じ」ということがわかる。

しかし、アチェルビーは完全に30MMの世界の機体であり、コックピットが存在する事情がある。
つまり、30MMのアルトやポルタノヴァの横にアチェルビーがいても全然おかしくない。むしろそういう要素を狙って販売された機体とも言える。

で、この30MMや30MSは「買う価値のあるプラモなのか?」と言われらたこんな感じです。
「買う価値はある。しかし、YOUTUBEでバズりたいとかネットでちやほやされたいという目的なら相当な覚悟が必要である(そういう人気者になれる類のキットではない)」

買う価値はまさに「ガンプラ市場が壊滅的に低迷して作るプラモに困っているモデラーの救済処置としての価値がある」という事であり、テンバイヤーが儲かる商品でもなければ、かなり人気のコンテンツでYOUTUBEやツイッターやゲーム作品でバズる作品でもないという作品になる。

ただし「現在の低迷したSDガンダムプラモと比べたらオプションパーツや武器パーツが充実しているため30MMや30MSはまだ優遇されている」という感じ。
むしろ武器セットやオプションパーツが凄く充実している為ガンプラバトルのルールが本当にクソと思えるくらいの差がある(ガンプラバトル系はクソ小川プロデュースでかなり偏ったオプションパーツしか売ってないけど、30MMは汎用性と30MMプラモと組み合わせることを丁寧に考えて作られているのでかなり豊富である)。
むしろ「30MMのマシンガンやライフルをガンプラに逆輸入してやれよ(怒)」というレベルである(しかも、バックパックを取り付ける3mm穴のピッチこと幅規格もHGUCリバイブ系と合わしているのでビルド系のバックパックもある程度は取り付け可能となっている)。

という感じで「ガンプラの不満を栄養分にするようにちゃんと評価されている名作」が30MMとされる。
つまり「中国事情で日本のガンプラ供給事情が低迷している状態こそ、日本でしか普及していない30MMが成り上がるチャンス」と言えるくらいの状態である。
なお、30MMはガンプラ人気と比べるとそれほど売れていない(多分、売れてるんだろうけど文字通り量産機しかいない大量生産品であるため色違いがいっぱいいるような世界。つまり補充率はおそらくガンプラも5倍は上回っているであろう状態であり「30MMが手に入らない状態がむしろ考えられない」くらいの充実っぷりである。

しかし、スパロボにもプラモバトルにも30MMは参加していないし、本シリーズである30MMの漫画やアニメ、雑誌もほぼ無いに等しい(ホビージャパン系の改造本は過去に1冊あったくらい)。

つまり「メディア的なアピールが一切ない作品」であるため壊滅的に認知度が低い作品とも言えるんだよな(それこそ、30MMや30MSが出た当初は多少はプラモ情報系で認識されたくらいで、しばらくすると簡単に情報の墓場に埋もれたくらいである。当時は「本当にこのシリーズを売る気はあるのか?」とバンダイでも「ガンプラでミスを犯した失敗社員の会社内のゴミ捨て場とか墓場」と言われるくらい音沙汰無い部署の様な存在である)。
本当にシリーズの売り込みはオプションパーツを除いて「やる気を感じないシリーズ」と言われるかもしれない。
もっぱら新商品の売り方が「色違い」であり、一例を言えば「ミニ四駆のGUPの色違い商法」と全く同じである。
元の金型が同じで塗装嫌い勢の為にカラーバリエーションを揃えて商法にしている感はある。
しかし、プラモその物の出来は良いためとりあえず欲しいプラモだけ買ってオプションパーツや仕上げをして組み上げる感じである。
で、2次創作をラノベみたいに書き連ねられるモデラーなら救われるが「作ったら終わり」というモデラーは物足りなさを感じてしまう。
これが「メディア効果」と呼ばれる物で「プラモデルだけでは売れない。プラモデルの形状に漫画やアニメなどのメディア情報で印象を与えて人気を定着される」必要があることを思い知らされる。
しかし「メディア作品は充実しているが、中国びいきと一部の日本地域に冷遇を与えるバンダイのガンプラ商法に怒りを覚える」問題に30MMが「癒しと救い」となっているのが今のプラモ事情とされている。

正直言うと「30MM=スパロボのオリジナル枠」といってもそん色ないレベルなので本当に「スパロボに30MMを導入すると作品の魅力がガラッと変わる」と信じられるレベルのジャンルと思います。

今日はこんな感じです。

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