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2023年05月12日13:32

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カバヤ文庫

「本当のピノッキオ」という映画があった。アニメではなく映画だった。始めから見たのではなく、終わりのほうだった。
この映画を見たとき、はるか昔(小学校1,2年位のころ)”カバヤ文庫”でこれを読んだことを思い出した。

母親の実家はかなり大きなお菓子屋でお菓子工場もあったし、菓子問屋もしていたので倉庫や配達用の車などもあった。
たぶんカバヤ製菓代理店などもしていたようだ。そこに”カバヤ文庫”がおいてあり、たまに母親に連れられて実家に遊びに行ったときなどにカバヤ文庫の本をもらって読んでいた。
マンガではなく童話集でいろんなものがあった。いま覚えていいるのはピーターパン、孫悟空、ピノキオ、アリババと40人のどろぼう、などで、私は本を読むのが好きだが、それはここから始まったように思う。

ところが突然カバヤ文庫はなくなってしまった。子供心にもっといろんなものを読みたいなと思った。
そこで思い出したついでにカバヤ文庫について調べてみた。突然無くなったのはカバヤ製菓が倒産したのかと思ったがそうではなくカバヤ食品はかなりのメーカーとして現在もある。
カバヤ文庫はカバヤキャラメルの箱の中に”文庫券”が1枚入っていて50点集めると”カバヤ文庫”1冊と引き換えることができたらしい。文庫券1枚あたりの点数はいろいろだったらしい。非常に人気になりたくさんの童話がだされたが、ついでにマンガ本を出そうとして批判を受け、カバヤ文庫の出版そのものをやめてしまった、ということらしい。
私は親戚が代理店という特権で文庫券が無くてもカバヤ文庫をもらっていたというわけだ。

今の子供にはテレビやアニメ、ゲーム、マンガ、などが洪水のようにおしよせてくるので、このような本には見向きもしないだろうが、テレビもなくラジオしかなかった私の子供のころの”知りたい””読みたい”という気持ちを満足させるものだっただけに今考えても残念に思う。

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