利き目

自己診断で（人差し指を立てて遠くを見るやつ）右が利き目と判断して数十年、
他者のジャッジで初めて左が利き目と出た。先日の眼鏡買い替えの際の検査で
告げられたものである。大変意外だった。裸眼の視力は生涯を通じて右のほうが
良く、矯正しても左が先に低下する。片目で見る機会では必ず右目を使用し、
極力左だけで見ることがないように無意識に行動していた。なのに突然、左が
利き目であると判定されたのだ。試しに今、新型の眼鏡のまま人差し指を立ててみると
右で見ているように思える。別にどちらでも構わないのだが、光学的な測定と
人間の意識とで齟齬が生じているようで興味深い。