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2022年06月16日02:12

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"怒れるオッサン銀次郎"

銀次郎のフレンドのなかには

「銀次郎はなんでいつも何かの悪口言っているんだろう。」

と思われる人がいるかも知れませんが、自分はいつも社会の中の自分を考えています。

銀次郎は大人になるまで、最下層にいるような子供でした。

大人になっても身寄りがほぼなく、ダンボールの机と猫一匹が全財産。徒手空拳で生きてきたので、弱いもの、貧しいものの気持ちがよくわかります。

今は幸いにして、貧乏暮らしとは言え、ふつうに生活させてもらっていますが、自分の会社を持って独立するまでは、社会の理不尽さや、不合理を、そのつど嫌というほど見せられていました。

貧乏で死にそうな子供なのに無視する学校

住宅難で住む場所が見つからないのに無視する行政

残業毎月120時間を超えるのにまったく残業代を支払わない会社

すべて自分が味わったことです。
しかし、こんなのは氷山の一角です。

ただそういうものを見てきて、世の中で一番悲劇を生み出す根源とは何かを考えた時、弱いものを食いつぶす人間というよりも、それを見て見ぬふりをする人たちだと思い至るようになりました。

というのは、世の中の矛盾に見て見ぬふりを続けていると、無関心であり続けていると、それはどんどん肥大化してくるからです。

例えば今、日本社会で深刻な問題となっている外国人技能実習生問題。

これには自分、満腔の怒りを感じていますが、日本で奴隷のように働かせられているタイ人、ベトナム人、ミャンマー人、この人達を放っておくとどうなるでしょう。

日本で奴隷のように働いて、鬼のような管理者のもと、とうとう病気になって辞めざるをえない。かといってコロナになって帰ることができない、悪循環が重なって食べ物も買うお金さえない。

犯罪に走るしかありません。

関係ないと思っていても、いつかは身辺にふりかかってくるんです。

もちろん、自分の知り合いの中には

「SNSは楽しいこと、面白いこと、美しいもの、趣味だけを買いた方がいい。」

という方もいらっしゃいます。

一面では正しいとはいえ、一面では間違っていると思います。

世の中の悲劇や間違ったことは、いつか回り回って自分にふりかかってくると自分は申し上げました。

自分自身に現れなくても、それは一番自分の愛するもの、か弱いものに現れる。

今、いわゆる「無敵の人」が増えて、無差別連続殺人事件とか起こしていますが、こういう人たちが増えていく社会になるんですよ。

例えば自分が過去タイの国家を巻き込んで起こしたタクシー騒動、これについては様々なご意見あるかと思いますが、自分はこれに対する怒りは私怨だけではありませんでした。

タイのタクシーでは、何もしらない外国人、女性、老人がターゲットになります。

強盗やレイプ被害もたびたび起こります。

自分には関係ないことであっても、同じ日本人、隣町に住んでいる友人やその家族が被害に遭ったらどうなりますか。

現在の国内技能実習生制度もそうなんです。

自分たちの子供や親がタイやベトナムに旅行して、タクシーや食堂を利用する時、その従業員が日本でいじめ抜かれた人だったらどうですか。

またそこまでとはなくても、日本で行き場を失った技能実習生たちが犯罪グループを結成したら、どうなるでしょう。

あなたの家族が強盗に遭い、もしかしたらそれ以上になるかもしれない。

人の悲劇や不幸にも我々はもっと敏感になるべきなんです。

もし、自分が子供の時代、

「・・・あの銀次郎に住むところを与え、勉強させてやれ。」

と言ってくれる人がいたとしたら、ずいぶん助かっていたと思います。

「・・・銀次郎は親がいないんだから、行政が職場や住む場所を手配するべきだ。」

と言ってくれる人が多かったら、余計な借金をせずに、スムースに生活できたと思います。

幸いにして自分は、近くの友人に助けられ、色々な人達のご厚意で最悪のケースは回避できましたが、だからこそこの銀次郎にとっては他人事じゃないんです。

SNSは人によって使われ方がずいぶん違うと思いますが、自分は自分の体験によって、これ以上”無敵の人”を増やさない利用のしかたがあると信じています。

銀次郎の投稿を見て、中には気分が悪くなる人がいると思いますが、「怒れるオッサン銀次郎」ということで、生暖かく見守っていただけたらと思います。
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