ヒビノキ759（2月6日〜2月12日までの１週間／週後半）

2022/２/６〜2022/２/12までの木曜日〜土曜日の週後半の日記です。

■2022/02/10/木


https://www.dicebreaker.com/games/call-of-cthulhu-rpg/news/chaosium-call-of-cthulhu-nfts

https://www.enworld.org/threads/ttrpgs-blockchains-and-nfts.686028/

デジタルゲーマーもアナログゲーマーもNFTへの嫌悪感は一緒か。ただ、広い目で見た場合、現在流通しているpdfのルールブックも将来はNFTになってしまうだろう。セキュリティと複製防止のために回避できんだろうし。

現在あるルールブックのコレクターズエディションの売り方も単純化すれば一緒。問題は、そこに偏在化してる拝金主義 ＋ ゲーマーが持つ“実体”所有へのこだわりで、このイデオロギーはなかなか解決しないかもな。

『王様ランキング』 第17話　「不死の呪い」
https://osama-ranking.com/
デスハー兄弟の父親（サトゥン）は神の１人。サトゥンは国民を犠牲に不老不死の研究を行い、人間の妻と３人の子をもうけた。そうして３男オウケンが不老不死の力を得る。なるほど。この背景ならデスハーが父親を討伐したのは納得だな。すくなくともサトゥンは父親の感情を持ち合わせていなければ人間の感情があったかもあやしい。というか作中の「王様ランキング」って本当に基準が曖昧なんだな。

以前「王様ランキング１位」と１位が入室可能な宝物庫に関る狂気と失踪の話題があった。そもそも「王様ランキング」にはなにか裏側の“事情”がありそうだ。今回の話はオウケンが望むことなく得てしまった不老不死の背景と、ボッジたちが黒幕――ミランジョと出会う。やっぱりミランジョの目的は王国を滅亡させ、ボッスを王の立場と責任から解放。自由になった愛しい人と一緒に旅をして回ることか。

■2021/02/11/金
２度めの降雪。だが積もるのが遅かったし前回より雪掻きはラクだな。

『からかい上手の高木さん３』 第６話　「文化祭」
https://takagi3.me/
パートわけは存在せずまるまる１本が文化祭。今回でクール前半が終了。ですからクール後半直前の節目に当る。西片と高木さんの関係性を文化祭という触媒で深化をさせるにふさわしい展開。日本の学園が舞台の作品のステロタイプにもれず、いかにもアニメらしい典型的な青春の風景。教師も生徒も一緒になってたのしむ。文化祭も体育祭も日本独自の文化だもんな。

前回の予想はおおむねあたり。木村が演劇の最後で腹痛をもよおし退場。西片に強引に代役をバトンタッチ。高木さん、西片、ユカリちゃん、そして視聴者が真実望んだ王子さまとお姫様が対面。舞台にあがる。２人が死んで終わる悲恋の話は西片と高木さんがいわく「愛の奇跡」――脅威のアドリブ力でオールハッピー／ハッピーエンド。特殊仕様のEDの楽曲はフィンガー５の「学園天国」。完璧だな。

■2022/02/12/土
『コーダ あいのうた』――。

2014年のフランス映画のリメイク作品。主人公ルビー以外の家族全員が聾唖者（コーダ）の設定。各国でも問題視されるヤングケアラーに踏み込み今風。今年のオスカー候補も納得だ。万人が共感できるし感動もできる。

実際、手話をまじえ、家族へ送る主人公ルビーの歌は胸を打つ。ただ同時展開していく漁業組合の問題や、家族の“通訳”であるルビーが不在となったあとの未来は深く掘り下げない、ほいほい解決していく浅さもある。

『その着せ替え人形は恋をする』 第６話 「マ！？」
https://bisquedoll-anime.com/
まさしく流れ変わったな。自身を「きれいだった――」と語る五条の言葉に不意打ちされる格好で海夢は五条へ恋を抱く。「ごじょーくんしゅきしゅき」の恋愛ポンコツへ彼女は変身。黒江　雫の衣裳の出来に、五条へコス衣裳製作を依頼してきた乾紗寿叶 ＝ ジュジュの登場をふくめ作品のベクトルを転換。「オタク趣味の私も理解をしてくれる素敵なかれぴっぴ」のお話しへ変わる。

五条くんって高身長で塩顔イケメン → 態度も丁寧 → 感情もフラット → やさしい → 彼女の趣味へとたいする理解力と包容力 → 料理上手 → 裁縫をふくめ家事全般も完璧……って女子の理想やな。じーちゃんと五条がまゆをしかめて海夢を心配する日々の「男飯」のような彼女の食生活を代表に女子のルーズさすら許容する理想の彼氏。その男子の理想と女子の理想が上手く噛み合ってるんだろう。

『明日ちゃんのセーラー服』 第６話　「明日、お休みじゃないですか」
https://akebi-chan.jp/
スローループかな？　「雨漏りするいえかー。なおすべきよ。ぬれたらいやだし」の当り前の感想に友達 ＝ 木崎ちゃんを自宅に呼ぶ計画を断念した小路が、結局、なんやかんやで彼女と釣りで遊び、泳いで遊び、自宅に呼ぶたわいもない展開。両者が最後に名前で呼び合う通過儀礼。同時に当初からもっともそばにいた小路と木崎の関係をあらためて掘り下げる。百合百合してんな。

構成としてはベタベタ。都会の美少女の「はじめて」を田舎な美少女がなかば強引な手法で破壊して距離を縮め“同化”していく。「かっこいい」ではなく２人の「かわいい」ところを大盤振る舞い。メインは２人が共同してイワナを吊り上げる場面。なんというか主題が釣りの作品より釣り描写に説得力があるのがずるいと思うんだよな。ロッドとリールはＣＧで起し手描きとあわせてあんのかな？