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2022年01月30日23:19

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決定版日本の喜劇人/大江戸科学捜査八丁堀のおゆう8/皇室、小説、ふらふら鉄道のこと。

小林信彦「決定版日本の喜劇人」新潮社

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エノケンから志村けんまで――。圧倒的影響力を持つ伝説の名著、愈々完結!
芸のみならず、喜劇人の人間性にまで肉薄し、〈笑い〉を批評の対象に高めた初版刊行から半世紀。
加筆・改稿の上、BIG3・志村けん・大泉洋までに言及した新稿と著者インタビューを収録。
戦前のロッパ、エノケンから森繁、渥美、植木、伊東四朗らを経て現在に至る系譜を明らかにする。
喜劇を見続けて80余年、国宝級集大成がここに!
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小林信彦のファンなので「日本の喜劇人」はその前に出た「世界の喜劇人」と同じく何回も読んで影響を受けました。
本作は「日本の喜劇人」とその後に出た「喜劇人に花束を」を合わせて加筆修正したもの。
「日本の喜劇人」は完本など色々出ていますが、やはり面白いなあ。
あまりにも面白いので日本の喜劇に関してはもはや小林信彦目線からしか見れないのはちょっとまずいかも。
でもこれを超える本は出ていないんだよなあ。
あまり取り上げていなかったドリフターズや志村けんを加筆しているのが面白いですね。


山本巧次「大江戸科学捜査八丁堀のおゆう8 ステイホームは江戸で」宝島社文庫

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ドラマ化もされた「大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう」シリーズの最新作!
新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言が発出される東京を離れ、関口優佳は自宅から200年前の江戸時代へと避難することに決めた。
自主隔離をしたのち向かった江戸で、十手持ちの女親分として活躍する優佳=おゆうは、早速、南町奉行所の同心・伝三郎からとある調査を頼まれる。
このひと月の間、子どもが攫われ、数日後に何事もなく戻ってくるという事件が続いているらしい。
一方、跡目争いで世間の耳目を集めている材木商・信濃屋の周りでは、ついに殺人事件が発生して――。
おゆうは現代科学を駆使し、二つの事件の謎に迫る!
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山本巧次さんのシリーズ8作目です。
江戸と現代の東京に抜け穴がある設定は半村良の「およね平吉時穴道行」みたいですが、ヒロインが現代と江戸を行き来しながら捜査するというのが面白い。
今回はコロナ感染で主人公は江戸に避難しますが、、
大丈夫かいなと思っていましたが、ラストはなるほど!
相変わらず面白いです。続巻も楽しみ。


原武史、三浦しをん「皇室、小説、ふらふら鉄道のこと。」 KADOKAWA

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鉄学者と作家、平成の終わりに皇室、小説をアツーく語り合う。
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原武史、三浦しをんさんの対談集です。
原さんは鉄道ファンという印象が強かったのですが、日本政治思想史が専門だそうです。
なので前半は天皇退位の時期という事で皇室の話が多いのはちょっと意外でした。
色々とうんちくを語る原さんを三浦さんがフォローしていて読みやすかったです。
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