米澤穂信「米澤屋書店」文藝春秋
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いま最も次回作が待ち望まれるミステリ作家・米澤穂信。
次々と魅力的な謎を生み出す作家の頭の中はどうなっているのか?
米澤さんの頭の中を満たしてきたのはどんな本たちなのか。
作家生活20年の節目に、米澤さんの心を捉え、人気ミステリ作家を形作ってきた本を一気見せ。
米澤さんが20年にわたって、様々な媒体に書きためてきた書評やお勧め本、対談を一冊にまとめました。
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米澤穂信さんの本に関する文章をまとめた本です。
これは面白かったです。
やはりミステリに関する文章が多いのですが、泡坂妻夫や山田風太郎についてや、書店員時代の話など盛りだくさんです。
朝井リョウさん、有栖川有栖さんらとの対談も楽しい。
北村薫「中野のお父さんの快刀乱麻」文藝春秋
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出版界で起きる「日常の謎」に挑むのは、体育会系文芸編集者の田川美希と、抜群の知的推理力を誇る高校教師の父親――。
実家の掘り炬燵で繰り広げられる父娘の会話から、大岡昇平、古今亭志ん生、小津安二郎、菊池寛ら各界のレジェンドをめぐる「謎」を解き明かす……人気シリーズ第3弾。
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北村薫さんの中野のお父さんシリーズ3作目。
相変わらず面白いです。
父娘が解く謎は大岡昇平、古今亭志ん生、小津安二郎、菊池寛らにまつわるもの。
北村さんのワセダミステリクラブでの先輩だった瀬戸川猛資が取り上げられているのも興味深かったです。
落語好きにもおすすめ。
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