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2021年12月26日23:52

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ヒビノキ752(12月19日〜12月25日までの1週間/週後半)

2021/12/19〜12/25までの木曜日〜土曜日の週後半の日記です。

■2021/12/23/木
ここ2年か3年の年末の風物詩は爆発的にふえるソシャゲのCMだな。実際、業務関連の資料でみると、年末・年始はソシャゲのクライアントのDLの数が跳ね上るんだけれど、CMをうつだけの効果はあるわけだ。

『王様ランキング』 第11話 「王子の剣」
https://osama-ranking.com/
なんて心が洗われるアニメなんだ。まぶしてくてみれねえぜ。免許皆伝したボッジたちが国に戻る視点を中心に、内乱状態のボッスの国へ登場人物が集う展開を描く。この物語に悪人はいない。ほぼ人形とおなじのミランジョをふくめ「登場人物の現在の行動理由の背景には悲劇が存在する」って現在のトレンドよな。童話的・寓話的な本作にはふさわしいんでしょうけれど。

すこしひねくれてしまっただけで本来はやさしいダイダの現在があるのは、教師としても優秀なベビンとソーリの存在があるんだな。本作はコンプレックスを“肯定”して前に進む力へと変える作品。なら「たとえば障害ある人物は弱者か?」「困難を乗り越える強者ではないのか?」と真っ向からはずかしげもなくいってしまう。かつただしく我々に教示する作品ってなかなかない。すがすがしいぜ。

■2021/12/24/金
部署単位で集合して職場の掃除。今年の業務終了。おつかれさまでした。5月中旬から週3出勤/週2在宅が基本だったけれど、この勤務体系は管理者側だけ。役職以外のヒトは本当1年の半分しか職場にきとらんだろうな。

■2021/12/25/土
午後から都内でTRPGのセッション。『新クトゥルフ神話TRPG』のキーパーをやらせてもらいました。参加したメンバーは感染対策ともどもありがとうございました。また今年1年お世話になりました。感謝しております。

●新クトゥルフ神話TRPG
リーギクスの住人/ルキハグスの住人が、蝙蝠神ルログを信仰・召喚する音波を人間が建設した放送鉄塔から発信する。ところが音波「ザ・ハム」は人間の暴力衝動を煽り、一帯の人体に致命的な悪影響をもたらす音域を作り出す。

音域の中へと閉じ込められたPCは、約52年前、この音波を停止して生還した大学OBの手記をたより脱出する。だが先行して現場へと向った大学の先輩は負傷しており、一定時間で脱出しないと死亡する。

サパハイバルホラー。実際PCは手元のリソースと時間を管理しながら状況を生き残った。絶対だれかが「一時的狂気になるだろ」と想像したけれどならなかった。自身が想定していたようにこれは「1日で終るシナリオ」

ですからPC全員が1日で1/5の「正気度」を喪失してしまった。 シナリオが終了したあと全員が「不定の狂気」に。所要時間をキーパーが“作為”するなら「不定の狂気」へと落ちる恐怖へ導く事ができる。

そう実験できた感覚はある。「じわじわ真綿でしめる恐怖」もやれるよな。なお「パニック」「恐怖症」「マニア」を誘発したPLは「おかしくない?」「すっきりしないよ生き残ったのに」などと意味不明な供述をしており――。*

※ 「特殊な状況での恐怖の映像を全部見たいと思っちゃう」とか「振り返らんでいいものに振り返ると」とか全部おまえらのせいだぞ。

●シャークインパクト
https://bodoge.hoobby.net/games/shark-impact
相手の手札の中に「サメ」を回し自身だけ生き残るカードゲーム。バカゲー。単純な「ババぬき」だけれど相手に「サメ」を回すカードで適度な戦略性を担保するシステムも良い。一番の「あや」は「サメ」カードが複数枚あること。「このサメをおれが見たサメじゃないんだよなあ」と疑心暗鬼になるところ。

●イチゴリラ
https://bodoge.hoobby.net/games/ichigorilla
神経衰弱の変則的ルール。それ以上でも以下でもないけど、絵柄の似たカード(「どろぼう」と「サンタ」)と、呼び方の似たカード(「ごりら」と「ごくう」)がキモ。「ごりら」と「ごくう」を間違えるとみんなが「ごくうじゃん!」「これごりらかよ!」っていうのがとにかくめちゃくちゃおもしろかった。

『86-エイティシックス-』 第21話 「もうこれしか」
https://anime-86.com/
シンとキリの対決の結末。フレデリカは自決的覚悟で自身の身を差し出し、元・従者の動きを止める。この誇り高き皇女よ。作画と演出のカロリーも高く、画面へみちる「破滅美的」な空気も見事。でもやっぱり放送期間のうちに終了できなかった作品に、自分は「失敗」の評価をします。期間内に作品の幕を引く事は、最低限の条件。この条件が達成できなければ作品の体裁をなさない。

全体の工数と工程のスケジュールをコントロールできなかったプロデューサーと監督は反省すべきだろう。スタッフも演者もよい仕事をしてますし“なおさら”。実質的に最終回。モルフォ討伐の幕引き。対決と闘争の展開はおそらく今回で最後。のこるはいわゆる戦後処理だな。「モルフォの自爆によってシンがどうなったのか?」「今後の戦いの先に何が待つのか?」3月放送の最終2話をたのしみにしてます。

『ルパン三世 PART6』 第11話 「真実とワタリガラス」
http://lupin-pt6.com/
第1クール最終回は連続2話放送。ですから従来のように一話一話ではなく2本一緒にまとめます。最終2話は本編の幕引き。「レイヴンとはどういう組織」で「レイヴンのお宝とはなにか?」そうして「ワトソン殺害の犯人はだれか?」まず全体の印象から。「風呂敷だけが大きくてスケールは小さかった」って印象。きれいにたたんんだし、オチは否定しません。むしろおもしろかった。

組織を細分化/個別化。所属する人間のむすびつきを極度に制限して「レイブン」は秘密主義をつらぬいた。だが組織は中枢が崩壊して自然消滅。ところが極度の秘密主義の弊害か? 末端の人員は組織の“消滅”を把握せず任務を継続した。ないものへと「奉仕」した結果、惨劇を起す人々。この代表がワトソンを殺害した犯人のレストレード。真犯人は消去法でたしかにレストレードしかいないな。12話感想へ続く。

『ルパン三世 PART6』 第12話 「英国の亡霊」
http://lupin-pt6.com/
11話の感想の続き。このあたりの「犯人あて」はシリーズ構成を担当した大倉崇裕らしいな。ただ11話の感想のように竜頭蛇尾。小物であった。もっとも「レイブン」なる組織が消滅へと“縮小”していく経緯をかんがえれば、あわれでさえあった小物のレストレードが犯人にふさわしいのだけれど。結局、母体も二次大戦の不発弾を蒐集・修理してイギリスを脅す小悪党の集団だったわけで――。

この風呂敷だけ大きい本編の原因が、話数としては六話しかなかった影響なのかは不明。最終二話で一気にまとめてしまったのも強引さを感覚する。いずれにしろゲスト脚本回やりすぎでは? 半分が本編以外の展開だと“本筋”の印象はうすくなってしまうし、“本筋”の展開とアイデアも窮屈になってしまう。この予想が正解なら、なかなかシリーズ構成は苦労したでしょうね。第2クール来年8日から。

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