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2021年11月21日23:58

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ヒビノキ747(11月14日〜11月20日までの1週間/週後半)

2021/11/14〜11/20までの木曜日〜土曜日の週後半の日記です。

■2021/11/18/木
メディアと専門家たちの全体へただよう第6波きてほしい……みたいな空気がまったく気に入らねえぜ。こないほうがいいだろ。

『白い砂のアクアトープ』 第20話 「迷子のプランクトン」
https://aquatope-anime.com/
壁に当る。激務に次ぐ激務の中で奮闘するくくるは「ティンガーラ」が新設する区画で行うウェディングプランのプレゼンへ失敗する。「失敗したプレゼンは社内の技術として蓄積できる」「打席に立ち成功率と達成率をあげる」この視点を用意しないとプレゼン失敗ってへこむよなあ。たしかに。ただウェディング会社の担当が言う様に結婚は「魚」ではなく「人」が主役。

水族館内で「あれもできない」「これもできない」なら“そこで結婚式”をあげる意味はないわけで「じゃあどうするの?」って展開。おそらく今回の話は、副館長である諏訪の掘り下げ + くくるの成長をセットで描くパート。だったら「諏訪がどうするのか?」かが次回のキーポイント。本作では悪人がいない/だせない設定・事情をくめば「副館長はいい人でした」になるんでしょうけどね。

『王様ランキング』 第6話 「冥府の王」
https://osama-ranking.com/
半濁点ちがい。「冥府の大穴」で王様ランキング2位のデスハーと出会うボッジたちは稽古をつけてくれと実力をしめす。訓えを乞う相手が「デスハー」と「デスパー」で人違いだったオチ。とはいえドーマスがボッジへと感覚した致命的な弱点――非力をデスハーも感じボッジを見放す。「たしかにどう相手をたおすのか?」はボッジと同時に物語的に克服しないとならない問題で伸び代。

ですから「デスハーの弟のデスパーがボッジの弱点をどう克服するか?」期待だな。同時に物語の向う先に「弱味」を「強味」へかえる普遍的なテーマがよこたわる。ボッジと手合わせした結果、ボッジの圧倒的な回避能力を見た冥府騎士団長。王子の成長がみたいといってくれるた団長の言葉にすくわれる。ダイダはもうダメそう。強引に秘薬をのまされる。ダイダもボッジのためにがんばってるのか。

■2021/11/19/金
机の上に「かりていったペンちゃんとノックしてかえしてください……!」(原文ママ)と付箋があった。ごめんよ。ちゃんと今度からペン先終うよ。

『ブルーピリオド』 第8話 「脳汁プシャー」
https://blue-period.jp/
原作のおもしろさに救われているけど、ここまでトータルで見た場合、作画・演出ともに“凡庸”である感覚はぬぐえない。今回は前半のキャラクター作画あれてますし。藝大1次試験開始。課題である自画像に八虎は悩む。この作品のキモって悶々と悩む八虎の思考の過程で、今回はもはや究極。あーでもないこーでもない。八虎は一緒に試験をうけた三木きねみが引き起こすトラブルから発想を得る。

彼女が八虎の顔を映す鏡を割る。 → 割れた鏡の中の顔。 → 自身の心の中の様々な顔をモチーフに脳汁ドバドバ。絵を描き上げる。ここまで前半。後半は東京大学総合研究博物館の骨格展示を息抜きに描き上げた絵が抱く「選択のパラドックス」。八虎は自身がいまだ凡人だと認識をあらたにする。藝大1次試験を突破したのは桑名、橋田、そうして八虎。やったぜとばかりの八虎の不敵な表情が良い。

■2021/11/20/土
『マリグナント/狂暴な悪夢』――。

そもそもジェームズ・ワンの作品って「ソウ」シリーズから好き嫌いあると思うけれど、やっぱりこの監督ってアイデア先行で、かつアイデアを実現して落し込むワザは天才かもしれんな。最初の時点でオチの予想はついた。

でもオチの表現の仕方はまったく想像がつかなかった。この真実をシュールとかコミカルすぎると批判するヒトもいそう。でも自分はまるで予想がつかなかった展開に満足。劇場と自宅をふくめ今年観たホラーとしては一番ぶっ飛んでる。

『86-エイティシックス-』 第18話 「本当は」
https://anime-86.com/
まさしく片道切符。電磁加速砲型レギオン「モルフォ」を破壊する決死部隊となったシンたち「86」。ノルトリヒト戦隊を監督するグレーテは地面スレスレで滑空する地面効果翼機「ナハツェーラー」を利用してレギンレイヴを送り込む。行きはよいよい帰りはこわい。「ナハツェーラー」投入で「モルフォ」の近辺まで戦隊は移動可能に。だけれど地面効果翼機に帰りは乗れない。

自身の推進能力はもたず、慣性飛行する機体ですから、いずれにしろ片道切符。ノルトリヒト戦隊は死を覚悟する。フレデリカも、エルンストも、グレーテも、ただただシンたち「86」に死んでほしくない。だけれどその当り前の感情が「86」にはわからんのだよな。この物語の最後ってシンたち「86」が戦い以外の生き方を発見することなのかも。先週は特別編で来週は総集編。制作キツそう。

『ルパン三世 PART6』 第6話 「帝都は泥棒の夢を見る/後編」
http://lupin-pt6.com/
ルパン、黒蜥蜴、波越、明智に続き、剣道5段、柔道6段、我が日東の剣侠児で、軍事探偵・本郷義昭登場。役満も役満。本郷が日本帝国に反発して大陸に協力するのは、本郷義昭シリーズの作者・山中峯太郎が中国革命軍に身を投じた事実の反映だな。いずれにしろ芦辺 拓の昭和探偵シェアード/オマージュの集大成ですね。今回の一話。オチ自体はベタベタでいわゆる仮想世界ネタ。

仮想体験のなかのお嬢様 = 重富瑠璃子の記憶がもとの帝都の夢をルパンと五エ門は体験していた。VRにルパンたちを閉じ込めた理由がない時点で脚本としてはダメ。でも日本の歴代探偵小説の競演って意味なら買える。この仮想現実の正体も「若かりし頃のあの日をもう一度回想できたら?」っていう重富瑠璃子のノスタルジーそのものですし。ゲスト脚本回は今回で終了。来週から本編。
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