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2021年08月01日10:14

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愚か者の島/我々は、みな孤独である/希望の糸/ツボちゃんの話

本の感想。ためてしまったので短縮版です。

乾緑郎「愚か者(フリムン)の島」祥伝社

乾緑郎さんの新作長編小説です。
南の島で繰り広げられる男女の生き残りを描いた話です。
ハラハラさせますが、ラストはあまり救いのない終わり方でした。
まあそれも乾さんらしいかも。

貴志祐介「我々は、みな孤独である」角川春樹事務所

昨年出た貴志祐介さんの新作長編小説です。
主人公の探偵は前世で自分を殺した犯人を捜して欲しいという依頼を受けます。
物語は奇妙なミステリとして始まります。
色々あって後半はちょっとネタバレですがSF的展開となりそのあたりは好みが分かれるかも。

東野圭吾「希望の糸」講談社

読むまでは全く知らなかったのですが、本作は加賀恭一郎シリーズの1作でした。
ただ、加賀は登場しますが、本作の主人公は加賀の従弟、松宮脩平です。
事件を捜査する上で松宮自身の過去も明らかになっていきます。
さすがは東野さん一気に読ませました。

佐久間文子「ツボちゃんの話: 夫・坪内祐三」新潮社

昨年の1月に急死した坪内祐三さんの事を奥さんの佐久間文子さんが書いた本です。
自宅で亡くなって司法解剖もされたそうですが、結局死因は不明だったとか。
編集者だけあって佐久間さんの坪内さんを書く筆致は冷静ですが、色々と複雑な思いがあると思いました。
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