旭山動物園のペンギン館の次は、あざらし館である。
◎水中から円柱水筒を通って浮上
ここも、地下の展示場に入って、びっくり、そして感動した。
目の前の強化プラスチックの水槽の向こうで、ゴマフアザラシが高速で泳いでいるのである（写真）。中には体長が１．５メートルはありそうな大型の個体もいる。
圧巻は、マリンウェイ（円柱水槽）を上昇する場面だ。ここを下から泳いで水面に上昇する（写真）。上昇した後のプール上の姿（写真）は、通常の動物園で見るものだろう。
野生での彼らは、海中にもぐって魚を捕り、暮らしている。海氷のある冬は、氷の上で休憩したり眠ったりし、無い夏は岩礁の上などで休む。
僕たちがふだん動物園で観るのは、最後者の「岩礁の上」の変哲もない姿である。
この行動展示は、その生態を、できるだけ忠実に再現し、来館者に見せるものだ。
◎市内に観光資源の乏しい旭川市の大ヒット
旭山動物園が、こうした行動展示を始めてリオープンした時は、日本中の動物ファンに驚きをもって迎えられたものだ。全国に、旭山動物園の名が広がり、これを観るために旭川にたくさんの人が訪れたものだ。
ちなみに内陸部に位置する旭川には、大雪山と層雲峡が有名だが、市内にはさほど観るものがない。せいぜいが名作『氷点』で有名な三浦綾子記念文学館がある程度だ。
旭川を活性化させた旭山動物園は、最大のヒットと言える。
◎ホッキョクグマの泳ぎは見られず
次のほっきょくぐま館も、水槽内に入って泳ぐホッキョクグマを観られるようになっていたが、残念ながら僕が入った時は、ホッキョクグマは水の上の岩でノタノタとしていた時だ（写真）。
外に出て、上から見下ろすと、その仕組みがよく分かる。僕たち来館者たちは、画面右側のプラスチックの向こうから観ていたのだ（写真）。
注 容量制限をオーバーしているため、読者の皆様方にまことに申し訳ありませんが、本日記に写真を掲載できません。
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昨年の今日の日記：「解散総選挙でも自民は勝つ？ 都議会議員補欠選挙が暗示する予測」
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