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2020年12月30日16:39

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「燃ゆる女の肖像」

今とは比較のならないほど女性の人権や自由が無かった18世紀のフランスを舞台に、望まぬ結婚を控えた貴族の娘と彼女の肖像を描く女性画家の鮮烈な恋を描き、2019年・第72回カンヌ国際映画祭で脚本賞とクィアパルム賞を受賞したフランス映画で、セリーヌ・シアマ監督作品です。

写真が発明される前、娘の結婚には肖像画が必要でした。肖像画家のマリアンヌは伯爵夫人に娘エロイーズに内緒で描いてくれと依頼され、肖像画を描きに孤島の屋敷を訪れます。散歩友だちとして盗み見しながら描いた絵は娘に否定され、娘は絵のモデルになると言い出します。視線がぶつかり合い、絵を描き、描かれるうちに二人は惹かれ合っていきます。
舞台は、ほぼ荒々しい波が打ち付けるブルターニュの孤島で、ほとんど女性しか登場しません。
数年後の邂逅も美しくてせつない物語です。抑圧され、運命に従うしかなかった女性たちの熱い思い、数年後の邂逅も美しくてせつない物語で、衣装や風景など、映像が美しいです。
そして、異性でも同性でも関係なく、数日間の愛の思い出で、人はその後の人生を生きていけることもあるのだと思わせ
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