匿名掲示板で相手の住所や実名を晒して、誹謗中傷するのは一般には名誉毀損にあたりますが、この名誉毀損の裁判、大きく分けて二つあります。
弁護士などに依頼し個人レベルで争う一般民事裁判か、もしくは警察が動いて検事に裁いてもらう刑事裁判かです。
民事ではなく警察と検事が動くのはよっぽどのことです。
警察が動く場合は、相手の家族や仕事、その生命にまで危機が及んでいる場合のみで、所轄警察が
「これはほっておくと大変なことになる。」
と考えてくれた場合のみです。
いったん被害届を受理してくれた警察はほんとうに頼りになります。
何しろ膨大な資料から起訴まで進むことが前提ですから、警察にとっては不起訴やら無罪だけで済むと面目が潰れます。
ですので時間はかかりますが受理してくれたケースではほとんどの場合、起訴まで持って行ってくれます。
ただし、警察が協力してくれるまで、ここでいうのは被害届を受理してくれるのには、自分で集める証拠、客観的証拠が必要です。
これが非常に大変な作業になります。
具体的には匿名掲示板などのトレース画面になりますが、匿名掲示板で日がな一日書き込みを続けている人間はたいていが時間が有り余っている人種です。
それをトレースするのはほんとうに大変です。
たいがいの人は
「気にするな」
と言ってくれるでしょうが、今は職場や学校でヒソヒソ話しで悪口を言われる時代と違って、デジタルで永遠に残る時代です。
住所や職場まで晒されたら生活まで脅かされます。
怒って当然なんです。
泣き寝入りせずにどんどん被害届を出しに行きましょう。
1度でだめなら2度、2度でだめなら3度。
トレースの方法ですが、いつ、どこで、何を言われたかが客観的な証拠となります。
携帯などで画面を記録し、必ず記録をとっておきましょう。
これが後で生きてきます。
そして精神科や弁護士の所見など、そういう第三者の意見書などがあれば最強です。警察官は資料と信用できる第三者の意見で、なるほどと話を聞いてくれるようになります。
一方、自分の誹謗中傷を追っていくのは吐き気がするような作業ですが、相手はストーカーです。
昼寝て夜起きる生活に慣れ、時間はありあまるほどあるのです。
こういう相手はいつか誰かが罰を与えないと、あなたの大事な人や家族まで巻き込んで被害を与えるようになるでしょう。
ですのであきらめてはいけないのです。
証拠と第三者を交えてどんどん訴えていきましょう。
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