mixiユーザー(id:5755958)

2020年07月29日09:54

99 view

「はちどり」

自身の少女時代の体験をもとにしたキム・ボラ監督の長編デビュ―作で、思春期の少女の揺れ動く思いや家族との関わりを繊細に描いた韓国映画です。世界各地の映画祭で50冠、韓国で、「パラサイト」に次ぐヒット作だそうで、是非見たいと思いました。

舞台は1994年、民主化されてから間もない頃で、4年後のソウルオリンピックを控え、空前の経済成長を迎えた韓国ソウル。両親や姉、兄と団地で暮らす中学2年生の少女ウニは、学校にも家にも居場所がありません。そんなウニにもボーイフレンドや他校に通う親友や憧れてくれる後輩がいて、楽しい時間を過ごしていました。しかし、裏切りやら心変わりやら、この年頃の人間関係はあっけなく壊れやすいのです。
ある日、ウニが通う漢文塾に、不思議な雰囲気の女性教師ヨンジがやって来ます。自分の話に耳を傾けてくれる彼女に、ウニは心を開いていきますが……。

はちどりは、世界で一番小さい鳥の一つでありながら、一秒に80回も羽ばたかせ、密を求めて長く飛び続けるそうで、絶望の世界に希望を運ぶ愛の鳥、脆さはかなさの象徴の鳥。はちどりのように、様々な感情を抱えながら成長していくウニ。私的な物語でありながら、普遍性があり、多くの人の心をとらえたのでしょう。

主演のパク・ジフは透明感のある、きれいな子で、将来性がありそうです。
1 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する