mixiユーザー(id:3986894)

2020年03月15日06:53

133 view

オオイヌノフグリ

オオイヌノフグリ(大犬の陰嚢)の花が地面を覆うやうになりました。オオイヌノフグリとは「大犬の”ふぐり”」ではなくて「大”イヌノフグリ”」なのです。この草が明治の初期にヨーロッパから渡来したとき、すでに日本には在来種の「イヌノフグリ」がありました。

在来種のイヌノフグリの果実が丸っこく「犬の陰嚢」に似ているので、花のそっくりな外来種のオオイヌノフグリにもフグリの名が継承されました。オオイヌノフグリの果実は扁平のハート形で「犬の陰嚢」には似てゐません。3枚目上段がオオイヌノフグリ、下段がイヌノフグリの果実です。確かに似てゐます。

其の外にもよく似た花に近縁種のタチイヌノフグリ、フラサバソウなどがあります。いずれもオオイヌノフグリより小型で、花ははるかに小さいので目立たないのですが、よく似てゐてちょっと目には区別がつきません。在来種のイヌノフグリは絶滅危惧植物に指定されてゐます。



0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する