○File#480 八坂神社
○所在地…茨城県牛久市牛久町2525
○社格など…不明
○訪問日…令和元年9月7日
○歴史・由緒など…詳細不明m(__)m
○社殿前の1対(通算729号)
見事な尾立ちである♪
四肢が太く、どっしりとした体型で、重心が低いし尻尾は立っている。
形状的に、江戸時代生まれの狛犬であるのは、ほぼ間違いないだろう。
ただ、残念なことに、紀年銘が見当たらない。。
台座は全体的に土を被っていたので、一生懸命、やぶ蚊を追い払いながら、手でこすって土を落とし調べてみたのだが、、やはり銘文らしきは見つからなかった。
同じような顔つきの狛犬が、都内にも数件現存しており、それらの生年を参考に推察すると、18世紀後半の生まれではないかという気がする。
とにかく、貴重なペアである!
○参道途中の1対(通算730号)
上記、社殿前のペアを、ひと回り小さくしたような造形のペアだ。
やはり見事な尾立ちである♪
小さいながら、尻尾やタテガミの流線など、保存状態も大変よい!
このペアもまた紀年銘が見当たらず、生年は不明だが、このすぐ目の前に立つ石灯籠に、「文化十二(1815)乙亥二月初午」と銘があり、ひょっとすると、燈籠と同じくらいの時期に奉納された? と、想像させられた。
○参考資料
両像とも、頭部が完全に失われてしまっているため、一見すると、狛犬かも? と思いがちだが、社殿に向かって右手の像をよく見ると、、
連れている子どもの顔が、完全に狐である。
タテガミもなく、尻尾の形状も狛犬のそれとは違うので、これはおそらく、古い神狐のペアであろう。
それにしても、このペア、置き方が逆じゃないか?
両像とも、社殿の方を向くようにして安置されているのだが?
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