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2019年01月06日16:28

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ミラクルエッシャー展

新年4日は実家に一人で挨拶に。

阿倍野経由なので行く前にあべのハルカス美術館でやっている「ミラクルエッシャー展」を観に行く。

去年の11月からやっており来週で終わるので、さほど混んでいないだろうと思っていたが入場に並ぶほどの盛況ぶり。子どもの来場者が多かった。親が子供にだまし絵のからくりを説明していたりもするのだが、実際は子どもが子どもの感覚で科学的にも美術的にもその凄さを体感できるものばかり。たぶん理屈なんかわからない子どもがみても圧倒的な感動を得られるインパクトなのだ。

最初のコーナーにやたら人がたまっているので飛ばして、中間あたりから観ていった。
エッシャー展はそれこそ30年くらい前の初めての出会いから、2、3回くらい観ていると思う。
あまりにも有名なだまし絵の数々や代表作「昼と夜」「メタモルフォーゼ」など何度見ても素晴らしいが、第二次大戦前彼が滞在して描いたイタリアのアマルフィー海岸など自然の景観の絵(版画)は珍しいと思った。しかもあらゆる作品でスーパーテクニックが全開。表現方法も木版、メゾチント、ドライポイント、リトグラフ・・と多彩。

生誕120年ということだが、エッシャーはいわゆる美術史の影響を受けていない孤立した存在だ。だから彼の作品は時空を超えている。
今の時代はPCにプログラム入れればどのような緻密な作品も容易に作れる。2Dから3Dへ、写真から絵をおこすことも、静止画をアニメーションにすることもできる。がそのようなものがない時代にこれらの作品を生み出したエッシャーのアイデアとテクニックは、もう「神」としか言いようがない。
机の上のパズルからトカゲが徐々に立体になって命が宿り這いまわる絵は何度みても魅力的。
モットザフープルのLPジャケットに使われてたとは知らなかった。



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