「今日食べるお金がない。」
「明日行くところもない、泊まるところがない。」
そう友人に言われたら、誰でもいくばくかのお金を貸すことだろう。
いつか相手が立ち直って、素晴らしい未来を手にいれてくれるとしたら、こんなにうれしいことは無い。
しかし相手が何かの依存症である場合などは、この種のお金はほぼドブに捨てる行為だと考えたほうがよい。
相手がアル中の場合は、そこらへんの安い酒場でそのお金は酒に消えるだろう。
相手がギャンブル狂だったらその金はそこらへんのパチンコ、もしくはロトに消える。
相手が薬物依存の場合は、一発のLSDで吹っ飛んでしまうだろう。
相手が女にだらしない場合だったら、そのお金はそこらへんのたちんぼに消えてしまうだろう。
この種の人物がやっかいなところは、努力することがあっても、その努力は仕事に向けられない。
「次はどうやって理由をつくり金をせびってやろうか。」
多くの場合は、こういう方面に向けられる。
しかもほとんどの場合、まったく罪悪感が無い。
あなたが注意しても、ほぼ無駄だろう。
それどころか、自分を守る理屈だけは豊富だから、あなたに逆ねじを喰らわせてくる可能性が高い。
要するに、距離を置くしか無いのだ。
金を貸すことも、借りることも人生様々な局面であることだろう。
しかしこの種の人間に絶対金を貸してはいけない。
こういう人は嗅覚が聞く。
やがてあなたのまわりのやさしい人まで巻き込まれることになるだろうから、金を貸してはいけないのだ。
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