mixiユーザー(id:2142867)

2018年02月24日18:50

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上越高田

ここに行くのは2度目。
それ以前は、高田ごぜしか知らなかったのだが、
行ってみると、そこの文化度の高さを感ずる。
明治になって第13師団を誘致したことで
町全体が豊かになったと言うが、
師団長官舎に行ってみると、
遊び心のある豊かな造りになっていて、
これはこの地そのものが豊かだったからではないかと思われた。

最初に行ったときの会場は、高田世界館と言う映画館。
現存する映画館で、世界で最も古いものだと言う。
味のある舞台だった。

そして今回は、宇喜世と言う料亭。
築140年になるのだそうだ。
つまり軍隊が来るのに合わせて作られた料亭で、
将校のために特別の部屋が最上階の3階に造られていて、
それが実に贅沢な造りになっている。
そこに丸卓があるのだが、
それが黒柿で作られていて、美しい。
黒柿は、もう今では手に入らない材料だそうだ。

その他水車の部品をうまく利用した部屋を見せてもらった。
そう書くとつまらないものになってしまうが、
趣向の凝らされた実に贅沢な部屋で、
カメラを持ってこなかったことが悔やまれたが、
私が撮っても、つまらない写真になっていただろう。

そのころの将校は、元は武士だっただろう。
武士の教養、哲学、文化度の高さが知れる建物だった。

そこの舞台で人形を遣った。
背景は、六曲二双の松が書かれた屏風が張り付けてあり、
丁度松羽目のようだった。
ちょっと照明を工夫して、
演目によって際立たせるようにしたが、
私たちの目にはとても美しかった。

ここで人形が遣えたこと、
それだけで充分幸せだった。
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