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2017年12月06日00:35

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たかが干し柿

干し柿を作るようになって、今年で13年目になった。
震災以降は、福島の柿を取り寄せている。

11月15日、前日届いた柿約200個を剥いて干す。(左の写真)
今年は立派な大きさで期待できるし、
剥いたばかりのこのキラキラした感じが
いつみても美しいと思う。
ただ、アンポ柿の出荷が昨年から始まり、
渋柿の値段が倍に上がってしまった。
まだ送料を入れても東京で購入するより安いのだが、
いやいやこれは福島復興支援の一つなのだ、
そう思っている。

1週間たって多少柔らかくなってきた。
翌日から揉み始めるのだが、
数が多過ぎて、一気に揉みきることができない。
揉んでみるとわかるのだが、
種のあるあたりが固まっているので、
それをほぐしてやると、
柿の肩が落ちて芯の水気も抜けていくのだ。(中の写真)

4年前、柿を剥いてから2週間の海外公演に行き、
帰ってきたら丁度食べ頃、
と期待していたら、
まだ食べられる状態ではなかった。
揉んでなかったからだった。

先週福島で用事があり、
柿を送ってくれた人に会ったら、
彼は私より早く干したのだそうだが、
私の方が先にできていた。
いくつか分けて下さったのだが、
帰京して見ると、まだ干し方が足りない。
干し直してみると、
悔しいかな私のより美味しい。
外皮が美味いのだ。
ざるの左の4つがそれで、右の2つが私の、
上の柿は富士柿で、大きさの参照に。(右の写真)
結局採れたところで作るのが、
一番おいしいということかと思った。

柿越しに富士山が見える。
昨年まで大木があって見づらかったのだが、
ここのところの建築ラッシュで、見えるようになってしまった。
景色はどんどん変わっていくが、
干し柿だけは変わらず作り続けたいと思う。
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