ヒビノキ538（９月17日〜９月23日までの１週間／週前半）

９月17日〜９月23日までの１週間分の日記です。
基本的に日々の記録＋エントリするまでもない作品の感想が記されます。
おくののダメな日常が垣間見えるコーナーですが、文量はかなり多いです。
必要な部分だけ、 “斜め読み”するか、 “ちびちび読む”ことをオススメします。
容量用法を正しく守ってお読みください。
この日記は今週の日曜日〜水曜日までの週前半の日記です。
今週の木曜日〜土曜日の週後半の日記は来週の日曜日にアップします。

■2017／９／17／Sunday
　

　http://www.boxofficemojo.com/movies/?id=it.htm

　『It』すげえな。２億ドル突破かよ。
　たしかにテレビドラマの放送が1990年ですから、
　子供時代に見たフィクションの恐怖の再来に興味が、で、説明はつく。
　ただ、それ以上にクラウン、ペニーワイズは、アメリカの恐怖の雛形なんだろうな。

『ナイツ＆マジック』 第12話　「Knight & Dragon」
http://knights-magic.com/
なんでや！　半身ロボットを砲塔がわりに戦艦へ埋め込むのええやろ！
飛竜戦艦（ヴィーヴィル）とイカルガが空で、
地上ではグウェールとソードマンが激突するなか、
クシェペルカとジャロウデクの戦争は最終局面に突入し……。
オレがやってほしかったのは、やっぱり苦戦なんだよなあ。
苦戦あるからこそ下げて上がる展開が成立するわけだし。
飛竜戦艦の脅威の能力。また、イカルガの飛翔機構（マギウスジェットスラスタ）の、
動作を妨害する煙幕作成。戦局としては痛み分けですけど、
技術 VS 技術としては今回はオラシオに軍配。
ともあれ苦境のクシェペルカはエレオノーラを連れ全軍出撃。王都奪還をめざす。
いや、正直、これ作戦（戦略）じゃねえよな。
敗北を想定してない時点で――。
おそらく、この戦場がエルとオラシオ、イカルガとヴィーヴイル、
クシェペルカとジャロウデクの最後の対決の舞台になりそう。
同時に「いままでこれぐらいの密度でやってくれたらなあ」と思う。

『プリンセス・プリンシパル』 第11話　「case23 Humble Double」
http://www.pripri-anime.jp/
なるほど。『カサブランカ』の白い家ね。
エルが失脚し軍部が実権を握るコントロール。
アンジェとドロシーは姫様暗殺計画を知り逡巡する。
ドロシーが消え、ちせが消え、監視役のゼルダが派遣されるなかで、
アンジェはシャーロットと一緒に逃げ出す計画を準備し……。
「入れ替り」って単純ですけど、すくなくとも「入れ替り」を、
昨今ここまで上手に物語に取り入り、ウソをつき続けたテレビアニメってないよな。
現在のアンジェがプリンセスなのか？　プリンセスがアンジェなのか？
はっきりした確証がなくてワクワクする。
来週で最後。自分はだれか犠牲がでてもいいけど、作風から判断するなら、
全員生存が最善で、でないと悪手かもなあ。
意外にも今期一番の予約セールスですけど、
これってキャラクターのかわいさと物語がうまく融合しているから。
その物語には５人全員が必須ですしね。分割２期の話は半信半疑。
いや、２期に25話と26話があるでしょ？　なら上手いウソのつきかたですけどね。

『ボールルームへようこそ』 第12話　「評価」
http://www.ballroom-official.jp/
実力は負け。でも、勝負は勝ち。いよいよ７組が競う決勝ステージは最終局面。
多々良たちは全身全霊で踊る。仙谷が２人へと教えたバリエーションは、
現在の実力において２人へはが重い。
だが、その構成のすごさを知ってほしい、と、多々良たちは失敗覚悟で踊る。
その誠実で、かつ熱意あふれるパフォーマンスの「たのしさ」に、
会場はやがて共鳴をはじめ……。
賀寿でさえも多々良たちの「たのしさ」に共鳴し、笑顔を自然とうかべてしまう。
まあ、原作でもそうですけど、
多々良の持ち味は全員を巻き込む共感力と共鳴力なんだろうな。
作画としては前回のと「花と額縁」が最大の見せ場。今回の作画は控え目
……っていうけど、あいかわらずシワとかしなりとか、すげえんだよなあ。
その「花と額縁」の結果、真子はボール・ルーム・クイーンに。兄と妹のペアは復活。
雫は敗北の涙を呑み、多々良たちはそろって高校へ進学する。
２期からちーちゃんが登場でちら見せあり。
おそらく中の人は小松未可子でしょうね。

■2017／９／18／Monday
　10月か？　11月か？　やんわり決定されない出張予定。
　会議のたびに「もうちょっと待っておくのくん」「おくのくんもうちょっと待って」
　と、いわれるこっちが心苦しいんですが――（笑）

■2017／９／19／Tuesday

　『Numenera 2』 Kickstarter――。

　
　https://www.kickstarter.com/projects/montecookgames/numenera-2-discovery-and-destiny

　
　旧版が13年発売ですから、はや４年。
　2018年で５年。たしかにそろそろ新版を出す頃合か。
　そのほかcypher systmの発売で、cypher systm自体が整理・洗練されてきたし。
　
　ソースブックといった資産は旧版と併用を保証し、システムはリビルド。
　そのためコアルールブックとキャラクター・オプションは利用不可。
　プレッジするなら＄40と＄１00が妥当かしらね？
　
『ナナマルサンバツ』 第12話　「Ａ．そこにクイズがあるから！」
http://7o3x.com/
最終回。
「1722年4月5日、1905年1月22日、1932年5月15日。
ズバリ、これらはすべて何曜日？」の問題に、それぞれの方法で正答を導き出す面々。
識、明良、御来屋の解答は「日曜日」で……。
最後は明良の懐柔をふくめ綺麗にまとまった感覚。
女性作者の視点を考慮し、うがった見方をすれば、
たとえば識 × 御来屋。新名 × 明良のカップリングを意識している展開。
そう見ると「なるほど」って思うな。ゆえ人気がありそうなのも事実。
テレビアニメとして評価するなら、いまいち地味。
たとえば、今回の曜日問題で識の想像にあわせ５・15事件の当時の映像を再現する。
なら１話〜11話でも「もそういう演出」をやればよかったのに。
基本、どうしたってほとんど場面移動が発生せず、
キャラクターの行動も引き出せない作風ですし（クイズだしね）。
映像にするならば工夫が必要。ちょっとその部分は不足していたかな。
あと作品の本領としては「ここからだ」よなあ。

『NEW GAME!!』 第11話　「心になにか抱えてるのか」
http://newgame-anime.com/
さすねね。「PECO」のマスターまで20日。
連日徹夜の作業で完成（ゴールド）は間近。
だが、ここにいたりツバメが作成していたミニゲームでエラーが頻発し……。
ツバメの実家の稼業は旅館。次期女将候補。
だけれど彼女はゲームデザイナーになりたく反対を押し切り東京に出た。
その目標と意志を聞き、ねねっちは嫌味な態度で、
かつ、めんどくさいツバメのバグ解決に力を貸す。
とにかくストレス展開を嫌う現在の深夜テレビアニメユーザー。
同時に最大の魅力はキャラクターのかわいさの本作。
ですからしょうがないんだけど、ちょっと落して／上げる展開の実感としては薄味。
つどネチネチと嫌味を言うツバメのシーンがあればまったくことなる。
でも、それだとツバメがユーザーに嫌悪されてしまう。ギリギリだよなあ。
ともあれ２人は今回の一件で絆を生み出し。
あはごんは２人を正式採用・契約更新。
最後の山場は会社を去るコウの話か――。

■2017／９／20／Wednesday
　
　まあ、細身だけれど、アリシア・ヴィキャンデルのララもいいよな。
　設定自体は2015年にリブートしたスクエニの『トゥームレイダー』準拠ですから、
　敵対組織の「トリニティ」が登場する模様。ただ、そのビデオゲームで、
　「トリニティ」ってほとんど情報がないんだよな。来年新作発表されそうですど。

『サクラクエスト』 第25話　「桜の王国」
http://sakura-quest.com/
最終回。
みずちまつりが無事終了し、木春は国王を退任。
その退任と同時に会長はチュパカブラ王国の解体を決定。そうして……。
終始“はねない”物語でしたけれど、全体を見たいま判断するならよかった。
そもそも町興し／村興し、地域活性など一朝一夕にいくものではない。
また、高齢人口の増加やインフラの減少、地域収入の減少、と、現実の問題は山積み。
いってみれば現代の日本社会の縮図を意識しつつも、
フィクションとしてソフトに見せ切る展開は好感（地味だけれど）。
たとえば、なにからなにまでうまくいけば完全なフィクションになってしまう。
では、現在、ほとんどにおいて問題解決できていない、
あるいは、地方で困難に挑戦する現実と人々の不敬になってしまう。
小春は次の町興し／村興しへ向い、璃々子は間野山から旅立って世界へ向う。
早苗は間野山のコンサルに。真希は地方劇団の創立。
そうして、しおりは変わらない郷土愛と地元愛を持ち続ける。
その結末のオチもきれいでしたね。