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2017年09月18日23:56

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ヒビノキ537（９月10日～９月16日までの１週間／週後半）

９月10日～９月16日までの１週間分の日記です。
基本的に日々の記録＋エントリするまでもない作品の感想が記されます。
おくののダメな日常が垣間見えるコーナーですが、文量はかなり多いです。
必要な部分だけ、 “斜め読み”するか、 “ちびちび読む”ことをオススメします。
容量用法を正しく守ってお読みください。
この日記は先週の木曜日～土曜日までの週後半の日記です。
先週の月曜日～水曜日の週前半の日記は先週の金曜日にアップしています。

■2017／９／14／Thursday
　今期のテレビアニメもそろそろ終りじゃなあ。

『サクラクエスト』第24話　「悠久のオベリスク」
http://sakura-quest.com/
なるほど姉妹都市か。
合併計画が持ち上り、すっかり意気消沈した会長（丑松）。
だが木春らは、みずちまつりの準備をすすめる。
そんななかで以前、人気バンドと「放熱山脈」のコラボを企画。
結果、失敗の引き金となった、
「北陸きときとテレビ」のアナウンサー、久米が、
龍の巫女のステージに新人アイドルを捻じ込む企画を持ち込み……。
その久米を丑松は一蹴。というか、以前、「放熱山脈」の企画を持ち込み、
真実をつたえられなかった雨宮は、やっぱり後悔していたんですね。
雨宮が久米の計画を事前にしらせ「間野山」は「間野山」のための祭を執り行う。
いずれは合併するとしても――。
そのみずちまつりの当日。桜池付近の竜の祠でサンダルさんらは石碑を発見。
石碑には桜池を造成した人々（サンダルさんの曽祖父）の名前が――。
ちょうど、その故郷の市長が来日しているのがわかり会長は現地へ車を飛ばす。
ここまで現実路線で来た地味なお話し。最後ぐらいは都合がよくていいかな。

『アクションヒロインチアフルーツ』第10話　「さよなら絶望戦士」
http://www.tbs.co.jp/anime/cfru/
パワーアップ展開。
ご当地ヒロインランキングでついにトップ10入りを果たすチアフルーツ。
士気があがる一行と陽菜野市。その噂を聞き、
そもそも一行がヒロインをめざすきっかけとなった、
カミダイオー＝神栖真心（まこ）が対談企画に市を訪問。
真心は意識が高く、やさしく、周囲への心配りも十分。
なにより観客を第一にかんがえる本物のプロとヒロインで……。
「さすカミ」――。
一行は彼女のプロ意識と自身らのつたなさに調子を崩しステージは失敗の連続。
10位から25位に順位は急落。ますます落ち込む。
というか10話になってはじめての障害かよ。
ただ、いいこといってるムラムラちゃん――果音をふくめ、
たしかに末那の言う通り「途中であきらめてしまう存在」はヒーローではないよな。
チアフルーツに期待する陽菜野市の住民を見せ障害解決。あらたなコスチュームと、
あらたな志を抱き前進する。ただ、予告だと来週、御前にトラブルがあるのかしら？

■2017／９／15／Friday

　

　『アンチャーテッド古代神の秘宝』はじめました。
　なお無事止め時を見失った模様。
　『ホライゾンゼロドーン』なんかにもあったフォトモードが搭載されてる。
　画像のようにロゴとかいれられます。
　こういう発展ってやっぱりグラフィックが進化したゆえだよなあ。

『メイドインアビス』第11話　「ナナチ」
http://miabyss.com/
ミーティーの“最後”がテレビアニメの最後か。
でも全体としては中途半端だよなあ。
瀕死のリコと一緒にレグを導くナナチ。
毒へと犯され壊死寸前の右腕ごとリコを救う、と、レグへと約束するナナチは、
治療のために必要（？）な品々――「なるべく大きいガンキマス」
「オニツチバシの卵」「黄色く光る草」「ミズキノコが寄生したタケグマ」
を採集してくるよう依頼し……。
わかった！　おつかいだぜ！　そのままビデオゲームになりそうな！
ただ、この作品の作り込み要素で、ユーザーを吸引するのは、
アビスの生態系とキャラクターの関係だよなあ。
タケグマに寄生。自身の栄養を注入し蘇生させ、
生息範囲を拡大するミズキノコの性質をふくめ。
そのミズキノコを壊死が進行しているリコの右腕に移植し治療は終了。
リコの血尿でよごれた衣類を洗濯しに行ったレグは幻覚を見る。
ただ、このレグの幻視も１期以降がないとなあ。あんまり意味がないな。

■2017／９／16／Saturday
　午後から王子神谷でTRPGのセッション――。
　『歯車の塔の探空士（スカイノーツ）』のGMをやらせてもらいました。

　

　http://phantasmspace.web.fc2.com/skynauts/skynauts.html

　参加したメンバーはお疲れ様でした。

　今回はルールブック掲載のシナリオ「彷徨える城」をプレイしました。
　そのため以下はいくぶんネタバレになります。注意してください。

●登場キャラクター（50音順）

▼PC①　アン／女／コッペリア
１マスしかすすめない自動機械人形。燃素を窯に放り込む、検問の空軍の相手と、まさしくシュトルムドライのメイドらしい活躍だったな。

▼PC②　シュヴァイン／男／ファーリィー
４マスもすすめちゃう猪型獣人。日本風国家アキツシマの商人。ただ、帯剣しているため「サムライ」「サムライ」といわれる。操舵担当。

▼PC③　ローランド・ウィンド／男／モダンタイムス
１マスしかすすめないわれらが船長。ステロタイプな空賊風情。飛空艇の建造費で借金あり。操舵はてんてダメだが砲撃の腕は大変よろしい。

●プレイの内容

（１）
巨大な歯車の上に乗るヴィクトリア・シティ――。*1
その中層チクタク・ヒルズの航空組合でPC３人は仕事にあぶれくだをまいていた。
無骨なファーリィー２人を引き連れる借金とりから、われらが船長ローランドが、
取り立てをうける。*2 そんななかで一人の紳士がPC３人へと近づく。
紳士はPCの素性を確認したあと、自身の幼少時代の英雄ジョニー *3 の話を語り出す。
ジョニーが発見した空飛ぶ城の話と、その空飛ぶ城を背に乗せ、
空中を泳ぐ巨大なソラクジラ *4 の話を――。
紳士の目的は１つ。「彷徨える城」の名を持つソラクジラを探し出し、
土産話と冒険譚をPCが持ち帰り帰還すること。*5 できれば、用意した一本の旗を、
発見した城に突き刺して欲しい。PCは紳士の夢の旗を手に出航準備をはじめた。

（２）
われら飛空艇シュトルムドライ *6 は、後方に機関室と操舵室を集め、
砲塔はクルップ（二連装砲）を装備。見張り台と各所に設置した装甲が特徴の一隻だ。
ちなみに操舵室が豪華な船長室の仕様は艦長の趣味だが、のちのちかんがえると、
PCの体力回復に有効であった。*7 ところが、この艦艇には最大の弱点が誕生する。
そう。「シュヴァイン以外１マス（０マス）しかすすめない問題」だ。*8
本作はフライトフェイズ *9 とクエストフェイズ *10 の２種のフェイズが存在する。
フライトフェイズはGMが作成した空路図（マップ）をすごろくのように移動させ、
クエストフェイズ（Goal）まで到着する空の旅をあらわす。
フライトフェイズでPCは「航行チェック」を行い、1d６のサイコロの出目の半分だけ、
コマを移動させることができるシステムだ。*11

（３）
このシナリオのサイクルは「５」。PCはクエストフェイズをのぞき、
フライトフェイズで15回判定ができる。反対にいえば15回の判定で、
目的地へ行って、出発点に帰ってこないとならない。*12
だが「航行フェイズ」でコマを４つ移動させることができたPCはシュヴァインだけ。
船長とアンの判定は全部「１」マス移動。シュトルムドライ「ぽんこつ認定」に、
船長のPLとシュヴァインのPLが罵り合う。*13 なんとかPCはGoalのマスに到着。
雲海を突き抜け姿を現す「彷徨える城」と遭遇した。
ちなみに帰宅して確認したのだけれど、どうやら「航行チェック」について自分は、
ただしいゲームルールを採用していないらしい。詳細は脚注にて。*14
PCは「彷徨える城」の頂上付近に紳士の夢の旗を突き刺す準備へとりかかる。

（４）
「彷徨える城」の周囲の生態系（生存圏）に発生したPCの飛空艇という変化に、
共生していた小型／中型の飛行生物がいっせいに襲いかかる。
だがPCは、なんとかそれらを撃退し、旗を「彷徨える城」の頂上へ突き刺した。*15
旗を突き刺すローランドは、その途中、古代の遺物の城から姿を現した老人が、
PCを「城を奪いに現れた空賊だ」と言い激怒する様子を目撃する。
その老人こそ「彷徨える城」を発見した人物、紳士の憧れの人ジョニーであった。
ヴィクトリア・シティ到着直前、PCを追跡しシュトルムドライを発見。
攻撃を行うジョニー。砲撃開始！　だが一転、戦闘だと強力なシュトルムドライ。*16
PCはジョニーの船を轟沈・曳航し、紳士へ英雄本人と空の冒険を持ち帰る――。
最後にまとめとして作品の良い（Pros）と悪い（Cons）で５つほど。

（５）
・良い（Pros）。
１）　飛空艇を使う空の冒険というメインテーマは十分表現でき、
なおかつ、システムは、そのゲームプレイを十分担保している。*17
２）　フライトフェイズでは道中の空路を再現し、クエストフェイズではイベント、
敵飛空艇との戦闘を行う、場面と役割をうまく分割して整理した切り分け。*18
３）　イベントと戦闘で一隻の自飛空艇の中心に、全員がインタラクトするシステム。
燃料供給、破損修理、敵船への砲撃と１人の行動が全体の貢献に昇華する。*19
４）　個人の能力追及を第一とせずにPCの能力を均質化し、全体へ貢献する特技構成。
反面キャラクターの能力／性質の差はほぼなくなってしまう。*20
５）　全員で相談して自飛空艇を組み上げるたのしさ。*21

（６）
・悪い（Cons）
１）　ゲームタームのわかりづらさ。たとえば機関室の「燃費」。
これは最大燃素容量ことだ。なら「燃費」ではなく「燃素容量」とするべきなど。*22
２）　文章の煩雑さ。<跳躍>の解説が典型。「キミは即座にキミの～」など、以後、
キミが文中に４つ続く。なら「キミは即座に“自身”の～」などとするべきなど。*23
３）　飛空艇パーツの記述の曖昧さ。たとえば圧延装甲。装甲はPCが通過可能か？
直感としてはわかりづらく「移動可能」とも記述がどこにもないなど。*24
４）　現在だと飛空艇とPCは不可分で、たとえばPCが飛空艇を降り冒険を行う、
システムのサポートがないところ。ただ、この選択は一長一短ありそうだが。*25
５）　浮遊生物などワールド特有の生物や文物の数値や設定、特殊能力など。*26

●脚注
※１　本作の「地球」にはほとんど大地が存在してはいない。過去、魔法文明の崩壊とともに大地は崩壊し消え去り、巨大な歯車の塔の<エクスマキナ>のみ残った。人類と人類以外は、その巨大な歯車の上に蒸気文明都市（国家）をきずき、飛空艇を利用し生活している。PCの生業は飛空艇を持ち操る探空士（スカイノーツ）だ。
※２　飛空艇建造時の借金の設定。
※３　キャプテン・ジョニー。探空士の言葉が誕生する以前の冒険家。「彷徨える城」を発見した人物。だが人々は発見を信用せずキャプテン・ジョニーは「彷徨える城」の発見に再度旅立つ。以後２度と帰還をしなかった。
※４　ソラクジラ。我々の世界のクジラたちに似た生き物。現実世界同様、身体すべてが貴重な資材だが、巨大ゆえ周囲に独特の生物群系を作り危険でもある。本作の世界の人々はソラクジラの捕鯨を行う。
※５　いってみれば適当に空を回り、適当に土産話と冒険譚を披露すればいいわけだ。だが、PCは探空士（スカイノーツ）。そうはしない。
※６　ちなみに船体名は、検討した結果、ある大戦時の日本の駆逐艦を選び出し、独語に直し改三としておいた。
※７　【快適度】の数値を持つ飛空艇パーツで【休憩】の行動を選択した場合、PCの耐久度は【快適度】の数値だけ回復する。
※８　船長とアン出目わるすぎやろ（笑）
※９　フライトフェイズ。出発地（Start）から目的地（Goal）まで移動を行うフェイズ。GMはゲームルールに乗っ取りフライトマップを作成。フライトマップにイベントを配置する。ちなみにイベントはルールブックのものを採用してもよいし、自作をしてもよい。
※10　クエストフェイズ。クエストフェイズではGMが指定した【対処判定】を段階で行い目的を達成する各種イベント、敵飛空艇や浮遊生物と戦闘を行う。今回の場合「城の頂上に旗を突き刺す」と「ジョニーが操る敵飛空艇との戦闘」がクエストフェイズ。
※11　最低が１で最大が３。ちなみに【航行フェイズ】のときにだれかが操舵室に居た場合、移動＋１。
※12　行って帰るが冒険だ。
※13　「この船には問題があるのでは？」「そんなことないよ！　いい船だよ！」　というか単純な話でサイコロの出目がわるすぎる。
※14　【航行フェイズ】のときに<操舵判定>は必要ない（おそらく）。つまりは【航行フェイズ】において自飛空艇はサイコロの出目の半分だけかならずマスをすすむ。
※15　船長を飛空艇の真下にロープで吊る荒業で。ちなみにこれ自体（この描写自体）はクエストフェイズの段階処理の文脈で指定をされている。
※16　「航行は苦手。だけれど戦闘は得意でしてね」
※17　作者のやりたいことが表現できているし、その「やりたいこと」のゲームとして不足がない。これはたしかに「スチームパンク飛空艇ゲーム」だ。
※18　飛空艇を運用するマクロなフライトフェイズ。ミクロなクエストフェイズへ区分を分け、メリハリをつけてゲームプレイの運用範囲と時間短縮に成功している。
※19　クエストフェイズでは基本的に飛空艇においてなにかが発生する。その対処において、なにも行動しないキャラクターがいなくなる部分はよくできている。
※20　※25も参照。本作の特技、あるいは、飛空艇パーツの効果は、すべてPCが飛空艇に関与する格好で能力を発揮する。反対にいえばPC個人に関与する特技は存在をしない。これらを「不足」とするか、「割り切り」とするか個人の判断だ。ただ、個人の特技を追及した場合、個人の行動が全体へと貢献する本作の特徴は崩れ、ゲームプレイへ、より大量の時間が必要になるかもしれない。
※21　飛空艇の建造はメインプレイの一部を担う。
※22　そのほかでは船体の「外周」部分や「底面」部分のゲームタームに、より詳細な説明がほしい。たとえば「外周」部分の概念だ。これらは各飛空艇のサンプルの見張り台の設置位置を把握しない理解しづらい。
※23　たとえばｐ10<跳躍>は「(前略)～キミは即座にキミの【移動力】分だけ移動する。キミを対象としている処理がこの効果によってキミを対象と出来なくなった場合～」　これなら「(前略)～即座に自身の【移動力】分だけ移動すること。キミを対象にした処理が<跳躍>の効果でキミを対象にできなくなったとき～」としたほうがスマートだ。こういう多少わかりにくい文章でちょっと“ソン”をしている。
※24　たとえば「スプリンクラー」と「バラスト」は文中に「配置」とあるが、パーツに併設（重ね合せ）配置ができるのか？　特記がないためにわかりづらい（結果から書けば「できない」。別々にパーツとして配置する必要があるのだろう）。また圧延装甲の場合、装甲を通り抜け隣接したユニットに移動可能か？　文脈から判断できない。
※25　おそらく、その「飛空艇から降りた冒険けはクエストフェイズの段階処理でやれということなのだろう。ただ、それにたいし「味気ない」「冒険とゲームプレイの幅が拡大する」の意見もまたわかる。
※26　たとえばPCの持つ道具によってPCに個性と能力を付加できるし、世界の文物がわかるなら、より本作のロールプレイや描写を豊穣にできる。

『活撃/刀剣乱舞』第12話　「鉄の掟」
http://katsugeki-touken.com/
ほらみろ斬られない。というか「ですよね」。
今回の最後に登場した堀川は函館に現在、土方と一緒に身を置く。
つまりは和泉守と陸奥守から別れて、堀川は３年その時代ですごし土方と合流。
幕軍へ参加したってことですよね。
「土方を救う」と和泉守たちに宣言し姿を消す堀川。直後、審神者が現れ、
審神者は和泉守の想いを聞く。和泉守の胸中を確認した審神者は、
箱館戦争の時間へ飛び……。
来週が最後。なおかつ時間遡行軍は百体と千体。
なら第一部隊が加勢に登場するよな。
前回ふれたようにあと１話。この展開で堀川が闇落ち……で続く、はできんでしょう。
説得して時間遡行軍と戦い、土方が歴史どおりに死亡して終了かな？
堀川の真意はまだ読めない。ただ、和泉守が“生前”っていえばヘンになるけど、
できなかった「土方を死を看取る幕引き」が一番うつくしいよなあ。
堀川の時間移動の方法は、おそらく上記の想像どおりだけど、
ひねっていておもしろい。

『THE REFLECTION』第９話　「ダウンタウン L.A.」
http://thereflection-anime.net/
光側と煙側――。
エレノアは自身を囮にスティール・ルーラーと接触。
対リフレクティッド機関のデボラは状況を見てエレノアを追う。
だがフレイミング・フューリーは追っ手の存在に気付き……。
能力者を追う一般人がまかれるのは当然。
デボラは負傷。ヴォルトが彼女を殺害する寸前、
エクスオンたちに救出をされる。
だが、エクスオンたちを対リフレクティッド機関が拘束・連行する。
来週レイスたちの最終目標が判明しそうですが、
煙側のリフレクティッドの反応が消失したのが“謎”だよなあ。
あと、光側のリフレクティッドは組織だっての行動はしてないのかな？
クラレンスはエクスオンの存在を以前から把握している模様。
というか、このヒーロー本当に何者なんだよ？
どうやら煙側の「リフ」はなにかへとひきつけられているらしい。
その煙側のリフレクティッド（そういえばそうだ）、ヴィーを追い次回へ続く。

『Re:CREATORS』第22話　「Re:CREATORS」
http://recreators.tv/
最終回。
予定調和でしたな。創造主に別れを告げて被造物は元の世界へ還る。
唯一、（作者がお気に入りの）メテオラは帰還がかなわずに、
被造物から創造主へ至る道を選ぶ。全員が今回の一件を想い創作の道を邁進する。
作品が主張する標榜（ひょうぼう）に乗っ取り評価するなら、
本作は現実で“承認”を獲得できなかった。そういったんだから、
作者（座長の広江礼威と監督）は“それ”を受け止めなければならない。
あれだけきびしい視点を「創作は至高の行為です」とむけたわけですしね
（ただ、そのわりには休載うんぬんなど自己弁護も多い）。
アイデア自体はおもしろかった。
けどユーザーの気持ちはすくえず終盤は難色ばかりだった。これがすべだよね。
終了したあと自身のTwitterで作品を補完してますけど、
作中に落し込めなければ意味がないし。
創作はつきつめれば究極の“自慰”
――その“自慰”を醜くも美しくあらわす物語だったと自分は納得してます。

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