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2017年09月12日14:31

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9月5日 新宿末廣亭上席夜の部

 見た「新感染」。走るゾンビに違和感感じるのは自分が年寄りだからなのか。コン・ユの体形はホントに浮世離れしている。登場シーンのスーツより、ゾンビに追われて血まみれシャツ姿になったときの頭の小ささ、手足の長さ半端ない。ゾンビ映画としては特に新味はないし、走行中の列車という狭い空間で展開するストーリーはポン・ジュノの「スノーピアサー」も記憶に新しいが、今の日本の映画界に、この作品に並ぶほどの力強い映画が作れるかと考えたら、とても無理だと思う。本作や、「コクソン」「アジョシ」「トガニ」での子役俳優の演技力の高さにも目を見張るものがある。リアリティの追求とはいえ相当非道い設定(悪魔憑き、児童虐待、拉致監禁等々)での演技を求められながら、それに完璧に応えている彼らの存在があってこその映画の成功でもあるのだろう。

 秋の末廣亭遊雀主任5日目。5時ごろ新宿に着き食事の後に靴を見るが、なかなか欲しいサイズがみつからない。そうこうしているうちに7時を回り、お値引きタイムの中トリ入場に少し遅れた。松鯉「水戸黄門漫遊記 雁風呂由来」を終えて中入り。

●夢丸「六尺棒」
 中入り前は客席30人弱ほどだったか。7時以降の客が入って50人強ほどになった。「つまりこれからのお客様はトリの遊雀師匠目当てのお客様ですから、もうこれ以上は減らないということですね」。新宿の前に出ていた池袋が相当に客入りが悪かったらしい。まあ今日の新宿もほどほどの入りではあるが。くいつき若手の明るく楽しい一席。

●コント 青年団
 人事部長とリストラ対象社員のコント。ゆーとぴあ・ホープのお弟子さんと聞いて納得。

●夢花「反対俥」
 今日の怪演。座布団の上でくるっと反転、さらに一回転、宇宙空間まで飛んでいくというSF「反対俥」。後の遊雀によると「誰が教えたんだ」と楽屋で話題になり、「スミマセン、あたしが夢花さんに稽古をつけました。でもあんな風に演じろとは教えてない」「最もあたしもいろんな師匠に教わったが、(自分の好いように変えて演じているから)習った師匠方に怖くて聞かせられない」 おちゃらけはともかく、夢花は寄席の出番に合わせていろいろな噺をかける勉強家ではないか。ずいぶん以前、浅草の浅い出番でマクラもなしに「武助馬」をはじめたことがあった。

●米福「時そば」
 もうそんな季節になったか・・・と思うが、まだ少し早い。それにしてもこの人、落ち着いているが、まだそれほどの年ではない。フラやにぎやかさはないが、確かな地力で間違いがない。ダメな蕎麦屋の屋号があたりやでもはずれやでもなくて、何って云っていたかしら?

●太神楽 正二郎

●遊雀「宿屋の富」
 先月末の喬太郎と桃太郎との会、11月は歌丸の推薦で若手ホープとして小痴楽と共に関内ホール、清澄白河の独演会、年が明ければ小金井で喬太郎、文蔵、彦いちとの会・・・と、中々目立つ仕事が増えてきたんじゃないか。寄席ももちろん良いけれど、もっとホール落語会に出て何とか浮揚して欲しいもの。ここにきてやっとのシブラク効果なのか知らんが、この日の末廣亭には若い女性グループが目立った。
 昨年の清澄白河での独演会で聞いたのが「富久」。ネタおろしだったそうだが、これが今まで持ってなかったのかと驚かされるほど結構な出来に思えた。「どうせ当たらない」とうそぶきながら買う者にも、心の奥には「ひょっとしたら」というスケベ心がある。湯島天神の境内で「もしも当たったら」の妄想を披露するのは「六尺棒」の勘当された若旦那。「反対俥」「時そば」も入れ込んでの、お馴染み遊雀ならではの寄席ヴァージョンでサービス。

 小痴楽のツイッターを何気に見ていたら、シブラクを寝坊で穴をあけたというのにびっくり。
よりによって小痴楽を若手の看板として大プッシュしているシブラク、しかも扇辰との二人会とは。もともと自分で自分をマネジメントする気もないようだし、お母さんで無理なら早く結婚するか(まだだよね)管理がちゃんとしてる事務所にでも入った方が良いのでは。

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