mixiユーザー(id:5755958)

2017年09月14日22:41

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「ハイドリヒを撃て!」

第二次世界大戦中の史実をもとにしたチェコ・イギリス・フランス合作映画です。
1942年、ナチスドイツは占拠地域をヨーロッパのほぼ全土に広げていました。
ロンドンに亡命しているチェコスロバキア政府とイギリス政府はヨゼフ、ヤンらをパラシュートによってナチス支配下のチェコ領内に送り込みました。

プラハでの暗殺が彼らの使命で、ターゲットはヒトラー、ヒムラーに次ぐ、ナチス第3の男、ラインハルト・ハイドリヒ。
彼はユダヤ人絶滅計画の最高責任者で、その冷酷さから「金髪の野獣」と渾名されていました。

綿密な計画により、不可能に思われたハイドリヒ暗殺は成功しますが・・・。
レジスタンス仲間の裏切りと、ナチスの執拗な拷問。
7人が匿われていた教会での銃撃戦もすさまじいですが、彼らを匿っていた家族に対するナチスのやり方が何とも残虐で、描写がリアル過ぎて見るのが辛かったです。

報復でリディツェ村の人々は虐殺され、村は完全に破壊されました。
報復で虐殺された5000人もの人々のことをを思うと、命がけで暗殺したことに意味があるのかとも思えますが、村の破壊が世界に 知れ渡り、連合軍が本気になったとも言われ、一丸となりナチスを敗北に追いやったと言えるのです。

プラハに行く前は、ソ連侵攻のことは知っていても、この事件のことは知らなかったので、知ることができてよかったです。
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