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2017年07月14日03:34

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『子供の事情』 by シス・カンパニー

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7/13(木) @ 新国立劇場 中劇場(初台)
18:30〜21:10(含休憩15分)

作・演出 三谷幸喜ぴかぴか(新しい) で、
10人の超一流役者が、10歳の子供たちを演って、
舞台は世田谷の小学校の4年生の教室だという。
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これが面白く無いワケがナイ!!

情報が出ると同時にチケットを獲って、
何カ月もこの日を心待ちにして出掛けて行った。

結果!
思い切り大きく膨らんだ期待をか〜〜んたんに上回ってくれた。
やっぱり三谷幸喜!



物語を語るのは、小学4年生の三谷幸喜くん(林遣都)
彼は皆に「ホジョリン」と呼ばれている。 クラスの傍観者。

彼のクラスに、スペード転校生「ジョー」(大泉洋)がやってきた。
放課後、いつもなんだか教室に残って居る8人
スペードホジョリンと、
ハートアニキ(天海祐希):
みんなのリーダー。 少年のような女子。
スペードリピート(浅野和之):
他人の意見をリピートするだけの男子 だったが…
ハートゴータマ(小池栄子):
ワルぶってるけれど、実は純な女子。
スペードジゾウ(春海四方):
いつもゴータマとツルんでいる妙に老成した(笑) 男子。
スペードドテ(小手伸也):恐竜の世界に棲む男子。
ハートホリさん(吉田 羊):
いつもガンバるんだけど、全く成果の出ない女子。実はこの子ワケアリ…
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ハートヒメ(伊藤 蘭):
人気子役。日頃学校に来られず、放課後、特別授業を受けている。小さな悪女。

と、優等生で学級委員のハートソウリ(青木さやか) は、
転校生ジョーを歓迎し、仲間に迎える。

彼らは、その小さい世界の中に、
大人顔負けの社会と人間関係を繰り広げる。
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そう… 
「子供」と呼ばれるが、彼らは、10年という“時”を生きて、
10年の人生経験を積んできたのだ。
ジョーは、そんなクラスメイトの
表に出さない隠された想いに、巧妙に寄り添って、近付いて…

いつのまにか、アニキに代わって
クラスの頼りになるリーダーになってしまったジョー。
そんな彼の正体に気付いているのはホジョリンだけだった。

そして! とうとう、
ホジョリンが傍観者を止めて、仲間に関わる時がきた!

…と、
こういう作品って、
過去を語って、そして今は… と終結させることが多いが、
さすが三谷さん!
後日、転校してしまった自分はその後の彼らを知らない。

  僕が彼らを思い出す時はいつも、
             彼らは小学生なんだ、 と終わる。

そして教室全体が、グゥワァ〜〜〜ッ!と舞台の斜め右奥に引かれていく。
(この会場、こ〜〜〜んなに、奥行き、あったのねぇ?!目あせあせ(飛び散る汗))
その様が、本当に追憶のかなたに去っていくようで、
とてもイイ!!

登場人物は10人。 
場面は放課後の教室のみで一切の場面転換なし!
それほど大きな出来事が起こるわけではない145分!!
それなのに、一瞬もダレることなくグイグイ惹き込まれていく。
凄い!
これ、下手な役者が1人も居なかったから、だね。
ソ〜ユ〜事、めったに無いのよねぇ〜

天下一品の脚本と天下一品の役者とイ〜〜イ会場が出逢うと、
芝居ってこ〜〜〜んなに面白くなるんだ!!!と
しみじみ、心底、思わされた。

やっぱり、三谷さんって… 凄い!!
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