7/13(木) @ 新国立劇場 中劇場(初台)
18:30〜21:10(含休憩15分)
作・演出 三谷幸喜
で、
10人の超一流役者が、10歳の子供たちを演って、
舞台は世田谷の小学校の4年生の教室だという。
これが面白く無いワケがナイ!!
情報が出ると同時にチケットを獲って、
何カ月もこの日を心待ちにして出掛けて行った。
結果!
思い切り大きく膨らんだ期待をか〜〜んたんに上回ってくれた。
やっぱり三谷幸喜!
物語を語るのは、小学4年生の三谷幸喜くん(林遣都)
彼は皆に「ホジョリン」と呼ばれている。 クラスの傍観者。
彼のクラスに、
転校生「ジョー」(大泉洋)がやってきた。
放課後、いつもなんだか教室に残って居る8人
ホジョリンと、
アニキ(天海祐希):
みんなのリーダー。 少年のような女子。
リピート(浅野和之):
他人の意見をリピートするだけの男子 だったが…
ゴータマ(小池栄子):
ワルぶってるけれど、実は純な女子。
ジゾウ(春海四方):
いつもゴータマとツルんでいる妙に老成した(笑) 男子。
ドテ(小手伸也):恐竜の世界に棲む男子。
ホリさん(吉田 羊):
いつもガンバるんだけど、全く成果の出ない女子。実はこの子ワケアリ…
ヒメ(伊藤 蘭):
人気子役。日頃学校に来られず、放課後、特別授業を受けている。小さな悪女。
と、優等生で学級委員の
ソウリ(青木さやか) は、
転校生ジョーを歓迎し、仲間に迎える。
彼らは、その小さい世界の中に、
大人顔負けの社会と人間関係を繰り広げる。
そう…
「子供」と呼ばれるが、彼らは、10年という“時”を生きて、
10年の人生経験を積んできたのだ。
ジョーは、そんなクラスメイトの
表に出さない隠された想いに、巧妙に寄り添って、近付いて…
いつのまにか、アニキに代わって
クラスの頼りになるリーダーになってしまったジョー。
そんな彼の正体に気付いているのはホジョリンだけだった。
そして! とうとう、
ホジョリンが傍観者を止めて、仲間に関わる時がきた!
…と、
こういう作品って、
過去を語って、そして今は… と終結させることが多いが、
さすが三谷さん!
後日、転校してしまった自分はその後の彼らを知らない。
僕が彼らを思い出す時はいつも、
彼らは小学生なんだ、 と終わる。
そして教室全体が、グゥワァ〜〜〜ッ!と舞台の斜め右奥に引かれていく。
(この会場、こ〜〜〜んなに、奥行き、あったのねぇ?!
)
その様が、本当に追憶のかなたに去っていくようで、
とてもイイ!!
登場人物は10人。
場面は放課後の教室のみで一切の場面転換なし!
それほど大きな出来事が起こるわけではない145分!!
それなのに、一瞬もダレることなくグイグイ惹き込まれていく。
凄い!
これ、下手な役者が1人も居なかったから、だね。
ソ〜ユ〜事、めったに無いのよねぇ〜
天下一品の脚本と天下一品の役者とイ〜〜イ会場が出逢うと、
芝居ってこ〜〜〜んなに面白くなるんだ!!!と
しみじみ、心底、思わされた。
やっぱり、三谷さんって… 凄い!!
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