サンディエゴでは、二人のメリーさんに大いにお世話になった。
その一人メリー・デッカーさんは、
途中から私たちのツアー責任者になって、
ともかく入国審査の厳しさに対して心配していた。
だから空港で私たちの姿を見た時の欣喜雀躍ぶりに
私たちは、あっけにとられていた。
演技ではないかと思えるくらいのオーバーなジェスチャーで、
神に感謝していた。
いつもはそんなに信仰心が強いという感じではなかったのだが。
その夜3人で食事をとっているとき、旦那さんのことを尋ねたら
「私、結婚していないの」
私たちは慌てて愚問を詫びたら
「気にしないで、アメリカ人は何でも話すから、何でも聞いて」
それから彼女は、1度だけ日本に行ったことがあって
横須賀が好きだ
と言った。
東京・京都・奈良・広島・日光と回って
横須賀が好きとは、なぜ?
なんと彼女の祖父は、ベントン・W・デッカー司令官で
1946年から4年間横須賀の進駐軍司令官として
横須賀の復興に尽力した人とのこと。
その功績をたたえられて、横須賀の中央公園に胸像があるそうだ。
ネットで検索すると、彼女は彼そっくり!
心配性の人と思い込んでいたら、
思いの外さばけていて、そしてチャーミング。
そして彼女は、
日本庭園公演で、大いに活躍するのだ。
そう、力強く
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