俳優・渡瀬恒彦(享年72)氏追悼の思いを込めて、彼の主演作『 天城越え 』(1983年松竹)をAmazonプライムで観た。私は熱心なファンではないが、渡瀬恒彦氏といえば、彼が『 天城越え 』で演じた静岡県警下田署の刑事と、井上靖原作の『 敦煌 』で演じた西夏の王(李元昊)を思い出す。私にとっては、どちらの作品も忘れることができない強烈な存在である。
『 天城越え 』は公開当時、劇場で観ている。事前情報なく観たおかげで、先の読めない見事な展開に引き込まれてしまった。閉ざされた事件の謎に迫る物語なので、内容は書かないが、未見の方は何の情報もなくご覧になられることをお勧めする。
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