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2017年01月26日10:37

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1月25日 座・高円寺「文蔵よ永遠に 白鳥・遊雀の忘れたくない襲名裏話」

 文蔵襲名披露目には行かずに替りにこの会へ。去年8月披露目直前にも同じメンバー、同じ会場で「さらば橘家文左衛門」と銘打った会があった。宇宙戦艦ヤマトパロディのポスターも同じく。今回は50日に渡る披露目興行裏話編。

●遊雀「十徳」
 元旦吞んだくれてテレビを見ていたら千葉テレビの浅草演芸ホール収録がこの「十徳」。放送では前も聞いた二つ目の着物は溶けるが真打の着物は燃えるというマクラ、今日は自分の着物が良いものだという話からご隠居の説明へ。途中で「つる」に話が逸れかかるところもテレビ同様。浅草でもたいへん受けていた。テレビではそのあとに流れたのが喬太郎の「ハンバーグができるまで」で、思いもよらず遊雀、喬太郎の二人会を聞いた気分になり正月からいい気持ちに。


●白鳥「新あたま山」
 本日高座返しの弟子・かな文が制するのも聞かず、深夜に及ぶ打ち上げの後にラーメンを食べ缶ビールを飲む三代目文蔵。その体の中では内臓と脳が人知れず死闘を繰り広げていた・・・・というお馴染み白鳥の新作落語文蔵バージョン。

●文蔵「寝床」
 開演が夜7時半とえらく遅かったのだが、後に出た白鳥が「時間押してるのに長すぎ!」と突っ込みを入れたほどここで長引く。最初からデレデレに照れながらの登場で、お馴染みの観客を前にして、おそらく普段のお仕事とは違う可愛いキャラクター全開なんでしょうね。噺の導入や、へそを曲げた主人に店子一同が手拍子で義太夫をねだるところなど、喬太郎からかと思った。長屋の店子の断り文句の中に遊雀、白鳥、喬太郎、白酒を入れてのサービス版。

<中入り>

●「忘れたくない襲名裏話」
 通常一門の披露目を手伝うのはその門下の若手の仕事で、今回の文蔵襲名では一朝門下朝也がつとめるはずだったが、朝也自身が翌年に真打昇進を控える身であり、また通常の先輩二つ目の真打昇進と違って、朝也にとって文左衛門は大先輩・・・そこで協会事務方から「あなたなら文左衛門に好きなように言えるからクッションになって」と、世話係を頼まれた柳家の喬之介が登場。ベストテン形式に順を追って、披露目の裏話を紹介。「宮戸川」のおじさん並みの市馬会長のはやとちり、一朝師匠の有難さ、帝国ホテルのパーティーメニューに並んだ林家の牛めしなど、披露目イイ話が続々。「SNSとかで書かないように!」と厳命が下ったので詳細は書かないが、さほど都合の悪い話は出なかったように思う。大雑把な文蔵が祝儀を出していない人にも令状を出してしまい、それがもとで(不仲だったという)同期真打の一琴らが祝儀を持って楽屋を訪れた件を、白鳥が「歴史的和解」と云ってたのが可笑しかった。よかったね!
ところでタイトルの「とわ」って何ですか?

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